暗殺教室 / Assassination Classroom

暗殺教室 / Assassination Classroom

『暗殺教室』とは、漫画家松井優征による漫画作品。「週刊少年ジャンプ」にて2012年から2016年まで連載され、2015年にはTVアニメも放映されている。「来年3月までに私を暗殺できなければ地球を破壊する」と宣言する超生物「殺せんせー」と、おちこぼれの中学生クラス「3年E組」が繰り広げるギャグテイスト学園漫画である。

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暗殺教室 / Assassination Classroom
9

アニメ暗殺教室レビュー

アニメ「暗殺教室」は1期が夏休みまでで、全22話。2期は卒業までの全25話の計47話で構成されている。
本作品は各国が秘密裏に暗殺を計画している超生物「殺せんせー」が、有名進学校の落ちこぼれ生徒の担任となり、生徒の成長や、生徒たちとの絆を描いた作品である。アニメ化をする際に原作漫画から省かれたシーンもあるが、ストーリーの進行上大きな影響はない。
タイトルから想像つくように殺せんせーがターゲット、生徒が殺し屋という、異様な関係だ。暗殺を通じて生徒は殺せんせーから多くのことを学び、読者の心にも響く名言も多く生まれる。ここまでの内容からはシリアスでまじめな漫画かと思われるかもしれないが、作品中には多くのネタが含まれており笑いの多い作品となっている。
主人公とその周りの生徒だけでなく、クラス全員の性格や特徴が丁寧に描かれているため、内容がとても濃く、生徒一人一人に多くのファンがいることもこの作品の特徴だ。
ネタの中には時事ネタが含まれていることもあり、年代によっては伝わらないことがあるかもしれない。
(以下ネタバレを含む)
アニメ2期最終話の25話は、殺せんせーが死んだあと、その後の生徒の様子が分かるスピンオフとなっており、生徒の成長が伝わる最終回にふさわしい内容だ。個人的には物語の締め方は数多くある作品の中でもトップクラスだと思う。