アメリ / Amélie

アメリ / Amélie

『アメリ』とは、2001年に公開されたフランス映画。監督は『エイリアン4』のジャン=ピエール・ジュネ。アメリ役は『ダ・ヴィンチコード』出演のオドレイ・トトゥ、相手役のニノは『アサシン』に出演したマチュー・カソヴィッツである。22歳のアメリはアパートで一人暮らししながらカフェで働く。ある日、40年前に自分の部屋に住んでいた男のタイムカプセルを偶然見つけ、男に返してあげるという挑戦に成功。その後、スピード写真の撮影機の前で不思議な青年ニノに出会う。2001年カルロヴィヴァリ国際映画祭グランプリ受賞。

mini_soraのレビュー・評価・感想

レビューを書く
アメリ / Amélie
9

不気味可愛い

パリを舞台に繰り広げられる少女アメリの日常をベースとした、ちょっとダークだけど温かい気持ちになる映画です。
物語の最初はナレーションからで、ちょっと不気味で怖いと感じる人もいるかもしれません。私もそうでした。が、ストーリーが進むにつれ、アメリの可愛いいたずらがメインになっていきます。このいたずらも私たちには思いつかないようないたずらで、アメリの友達をこらしめる店主?がいるんですがそれをアメリは得意のいたずらで解決しちゃいます。このシーンは本当に面白くて、アメリの頭の良さというか「こういう友達がいたらどんなときも頼もしいだろうなぁ」なんて思っちゃうような、アメリ自身のいたずら心ではなく正義の心からきてる優しい1面が観れるシーンでもあります。
そしてアメリは恋愛をしたことがないのですが、青年と出会い一目惚れします。この青年もなかなかアメリにひけをとらないくらいの変わり者で、他人の証明写真を集めるのが好きらしく、偶然にも同じ変わり者のアメリを彼も好きになってしまうんですね。色々あってこの2人は結ばれるわけですが、遊園地でのお化け屋敷の2人のシーンは結構印象に残りました。というのもアメリは今まで恋愛をしたことがない設定なのに妙に色っぽく見えるんです。結ばれるのは想像できたけど、ここまでセクシーな表情になるの?!と思った記憶があります。
優しく心に響く映画なので、疲れた方におすすめです。