僕等がいた

僕等がいた

『僕等がいた』とは、2002年から「ベツコミ」で連載され、第50回小学館漫画賞少女向け部門を受賞した小畑友紀の漫画であり、2006年にアニメ化され、2012年に完結後、実写映画化もされた大人気漫画である。舞台は北海道釧路市と東京で、高校生活に期待を寄せる少し天然で一途な普通の女の子高橋七美と、運動神経抜群でクラスの大半が好きになるが、心に大きな影を抱える矢野元晴の高校時代~社会人までの青春と純愛を描いたラブストーリー作品である。

naoki0613のレビュー・評価・感想

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僕等がいた
9

年に1回読み返してます。

私は少女漫画が大好きです。沢山の漫画を読んできた私が1番心に残ってる漫画が「僕等がいた」です。
16歳の時に読みはじめました。それから26歳になった今でも年に1回読み返してます。
歳を重ねる度に、読み返すと漫画の内容の深さを感じます。若い子はもちろん、大人の女性にも読んで欲しい漫画です。まず、矢野元晴がカッコいいです。笑顔も可愛く今時の高校生なのですが、彼は大きな闇を背負ってます。
元カノの突然の死。矢野が自分のせいだと思い苦しんでる姿がとても辛いです。
そんな彼にを好きになった高橋七美。好きだけど、矢野の心を開く事ができない。そんな七美が矢野に自分の思いを伝える!その言葉がとても素晴らしいです。高校生から出てくる言葉とは思えない素敵な言葉です。
それを聞いた矢野は、闇から一歩踏み出しはじめます。
大きな闇を、一緒に背負っていく覚悟を決めた七美の姿がかっこいい。付き合う事になった二人、少女漫画らしい胸キュンする内容。ハッピーエンドと思ったのに、2人はここからまさかの展開になります。今までの漫画で読んだ事のないような、次から次に壁が訪れます。
幾度となく深く傷つきながらも、突き進む二人。どんな事も二人なら乗り越えれると思っていたのに。矢野は突然失踪してしまいます。失踪から5年後、再開する二人はどんな決断をするのか、最後の最後まで一巻につき一回泣きながら読みました。
10年間読み続けている、唯一の漫画です。これからも読み返して2人の愛を見届けたいです。