CLANNAD / クラナド

『CLANNAD』(クラナド)とは、株式会社ビジュアルアーツのゲームブランドであるkeyにより制作、2004年発売された恋愛アドベンチャーゲーム。また、これを原作としたアニメ・コミック作品。
私立光坂高等学校に通う主人公・岡崎朋也(おかざき ともや)は怪我によりバスケットボールを断念し不良となっていたが、女子生徒である古河渚(ふるかわ なぎさ)との出会いを機に、多くの生徒達との交流を経て、人間的に成長していく。演劇部の再建に向け奔走する渚の姿に感化され、朋也を始め他ヒロインたちが協力していく様を通して物語が進行していく。
少年少女たちの恋愛・友情・家族愛などを描き、「泣きゲー」というジャンルを確立させた。
2007年には東映アニメーションが劇場版を、京都アニメーションがTVアニメシリーズをそれぞれ制作しており、新たなアニメ作品が続々と現れる中においても、「CLANNADは人生」といわれる程に、色褪せることなく「神アニメ」と称され続けている。

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CLANNAD / クラナド
9

CLANNADは人生

ゲーム会社、Keyレーベルの作品の一つである「CLANNAD」ですが、元のPCゲームにて評判を博し、続編(キャラのアフターストーリー)、アニメ化、コンシューマー化、書籍化と非常に多岐にわたるメディア展開をしております。

その中で今回はアニメ版CLANNADについて書いていきたいと思います。

無印2クール+After Story2クール計4クール+OVAで構成されているアニメ版ですが、特徴としては原作ゲーム内のルート回収を多く再現できている部分にあります。
基本的にこのようなゲーム→アニメの場合はメインキャラのルートのみを描写し、その他のキャラのルートは描かれていないものですが、CLANNADは(もともとのTRUEルートの仕様でもありますが)各キャラのルートを攻略するごとにTRUEエンドへ向かう鍵のようなものを手に入れることができるのです。
そのため、サブキャラについても描写が丁寧にされており4クールという長い中でも中だるみなく楽しむことのできるアニメとなっております。
OVAは本編に入りきらなかった、サブキャラ達のアナザーストーリー+ヒロインが主人公に合う前日壇(アニメオリジナル)となっておりますので、本編をご覧になった後に補完要素としてみるのがいいでしょう。