SEKAI NO OWARI / セカオワ / End of the World

SEKAI NO OWARI / セカオワ / End of the World

SEKAI NO OWARIは日本の4人組バンド。略称はセカオワ。
メッセージ性のある歌詞にファンタジー感のある音を合わせる音楽性で、独特の世界観を築き上げている。
他に類を見ないバンドスタイルで、音に対するこだわりと共にファッション性に対する評価も高い。
4人で共同生活を行うなど、その生活スタイルも注目されており、音楽のみならず多角的な影響力を持っている。

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SEKAI NO OWARI / セカオワ / End of the World
10

世界観が最高

SEKAI NO OWARIは「Habit」のダンスの流行、『クレヨンしんちゃん』の映画に「RPG」が起用など様々なところで目にすることがあるアーティストです。曲名やDJがピエロであることから分かるようにファンタジーな世界観の曲が多く、曲の中に物語があるかのような歌詞です。実際、曲名に眠り姫を使ったり、歌詞にシンデレラを使ったりと物語性やファンタジー感を意識したアーティストであると感じられます。そして、歌詞が一つ一つ美しくて、聞いていてその曲の中に引き込まれてしまいます。
例えば「不死鳥」という曲は序盤に最新型ロボットに恋をし、永遠の命であるロボットとの永遠を望むかのような歌詞ですが、終盤になるにあたって永遠を望むのではなく、一緒にいられる今の時間を大切にしたいという歌詞になり、その心情の変化や「僕らの空を花火が飾り夏が終わる」といった綺麗な締め方など、曲をひとつ聞き終わる度に物語をひとつ読み終えたかのような満足感がある所がとても良いポイントです。またそれらの歌詞を活かすことがうまく、ライブでも巨大な樹を使ったセットがあったり、汽車が走る演出だったりとSEKAI NO OWARIのファンタジー世界に入ったかのような演出であるため、曲が気に入ったらライブも見に行ってほしいです。