テニスの王子様 / テニプリ / The Prince of Tennis / 新テニスの王子様

テニスの王子様 / テニプリ / The Prince of Tennis / 新テニスの王子様

許斐剛によって1999年から2008年まで週刊少年ジャンプにて連載された漫画及びアニメ、映画、ゲーム作品。ミュージカル化もされている。さらに2009年から第2シリーズとして『新テニスの王子様』としてジャンプスクエアにて連載再開された。中学校の部活動テニスを題材にした作品。テニスの名門校に入学した越前リョーマはテニス部に入部し様々なタイプの選手と対戦しながら団体戦での全国大会優勝を目指す。

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テニスの王子様 / テニプリ / The Prince of Tennis / 新テニスの王子様
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テニスの王子様の魅力について

テニスの王子様は、普段アニメに興味のない方でも1度は耳にしたことのある作品だと思います。
正直、スポーツ漫画としてはまったく現実味がなく、むしろネタにまでされているので、テニスの能力はファンタジーとしてとらえたほうがいいでしょう。
それに、壮絶な伏線が張り巡らされているわけでもありません。

この作品の素晴らしいところはスポーツの描写ではなく、なんといってもキャラクターの個性の強さです。
無印テニスの王子様と、新テニスの王子様を合わせて、130人以上のキャラクターがいるのに全員に強烈な個性があり、細かい設定があるのです。
技のひとつひとつに他のキャラと被らないようなキャラの特徴が出ているので、技とキャラを結び付ければ、案外簡単に覚えることができてしまうんです。
また、キャラクター本人たちは、いたって真面目に学生生活や部活動をしているのですが、時々くすっと笑えるようなネタが入っているのもこの作品のポイントだと思っています。
キャラが濃いからこその笑いがあり、知れば知るほど笑う箇所が増えてくるので、どんどんはまっていってしまいます。

1999年から始まった作品ですが、どの世代からも愛されているのがよくわかります。
多彩で魅力的なキャラと、それにあった技でのバトルは、その当時のアニメの基礎をつくったといってもいいのではないかと思っています。
ここまで女性の支持が高く、愛されているアニメは他にはないのではないでしょうか。
今までアニメを見たことがない人より、ある程度アニメが好きな方、二次元に推しがいる方におすすめしたいです。
古い作品だからと毛嫌いせずに、1度見て頂ければと思います。