ファイナルファンタジーVIII / FINAL FANTASY VIII / FFVIII / FF8

ファイナルファンタジーVIII / FINAL FANTASY VIII / FFVIII / FF8

『ファイナルファンタジーVIII』は、スクウェア(後のスクウェアエニックス)が1999年に発売したゲーム。人気作品『ファイナルファンタジー』シリーズの第8作品目。プレイステーションにおいてはシリーズ2作品目となり、『VII』が成功したことから映像やストーリーなど本格的に作りこんだ作品になっている。特に映像においては人物、情景共に前作をはるかに凌駕する出来となっていて、リアル感が味わえる。
バトルシステムはコマンド入力は変わりないが、カスタムには「ジャンクション」というシステムが導入。また、敵キャラクターは味方キャラクターに合わせてレベルが変化するため、低いレベルでのクリアが可能となっている。
主人公のスコールは兵士養成学校バラムガーデンに所属する生徒であり、この学園の話からストーリーが始まる。ゼルやセルフィ、キスティス、アーバインといった学園の仲間たち、リノアであり、ライバルのサイファーの存在など個性豊かなキャラクターが登場。途中より、魔女の存在やスコールの生い立ちなど様々な角度から話が構成されていく。最初は自らの考えを発信しないスコールが自分の過去や守るべきものと向き合うことで変わっていく様子が今作の最大の見どころとなっている。

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ファイナルファンタジーVIII / FINAL FANTASY VIII / FFVIII / FF8
9

学園ものストーリーと思いきや…

ドラゴンクエストとならぶRPGの定番、ファイナルファンタジーシリーズの第8作。
ゲームの合間に流れるムービーシーンは前作のファイナルファンタジー7のグラフィックを超えた人間のしぐさなどもリアルに表現するものになっている。
こちらは製作する際にモーションキャプチャーを使い、アクターに実際に動いてもらいそれをデータ化するという手法を使っており、より人間の動きに近い表現が可能になった。
ストーリーも学園が舞台で、試験に合格するため悪戦苦闘したり、学園祭なども開催される…と一見普通の学園もののようなのだが、
途中から主人公の夢の中で別の誰かになっていて(その間プレイヤーはその人物を操作する)、
それがどうもただの夢ではない…などファンタジーの一面が出てくるのでなかなか奥の深いゲームだ。
ファイナルファンタジー恒例のミニゲームはこの8作目ではカードゲームになっている。
旅の途中で出会う人それぞれに(重要人物ではないただの通行人でも)カードバトルを申し込むことができ、勝てばカードを獲得しどんどんと強くなっていくという。
さながら本格カードゲームのようなボリューミーなものだ。
本筋のストーリーはそこそこにして、カードゲームを極めるというやり方もありなのではと思う。