DRAGON QUEST -ダイの大冒険- / ダイの大冒険 / ダイ大 / Dragon Quest: The Great Adventure of Dai

『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』は、堀井雄二(監修)、三条陸(原作)、稲田浩司(作画)による日本の漫画およびアニメ作品である。
主人公は孤児として流れ着いた孤島でモンスター達に育てられながら勇者にあこがれる少年ダイ、そんなダイの相棒であり未熟な魔法使いから大魔導士へと成長するポップ、二人の師匠で元勇者のアバン、かつてのアバンのかつての仲間の娘でもあるマァム、アバンに師事するも彼を養父の仇と思い込んで魔王軍に加わっていたヒュンケル、一国の王女であり正義の心と広い度量を持ったレオナ。そしてそんな彼らと熱い絆で結ばれた仲間達が大魔王に挑む王道ファンタジーである。
類型発行部数は4700万部を誇る週刊少年ジャンプの王道少年漫画だが、当初はタイトル通り、スクウェア・エニックスの人気RPGゲーム『DRAGON QUEST』のバックアップの為に週刊少年ジャンプで企画された読み切り漫画だった。それが読者の熱い支持で連載に至り、二度のアニメ化、ゲーム化などもはたしている。
スピンオフに『勇者アバンと獄炎の魔王』などがある。

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DRAGON QUEST -ダイの大冒険- / ダイの大冒険 / ダイ大 / Dragon Quest: The Great Adventure of Dai
7

【アニメレビュー|ダイの大冒険】ドラクエ未経験でも楽しめる!チビッ子勇者の大冒険

幅広い年齢層に大人気のゲーム「ドラゴンクエスト」の世界観を元にしたアニメ作品。

勇者アバンの活躍により魔王ハドラーが倒され、ハドラー配下のモンスター達も魔王の支配から解き放たれ、世界に平和が訪れていた。
モンスターだけが住む島デルムリン島。そこに幼いころ流れ着いた主人公ダイは、デルムリン島のモンスター達に育てられ、平和に暮らしていた。
ある日、島のモンスター達が狂暴化してしまう。ダイの育ての親であるブラスは強い支配力から魔王が復活したことを確信する。
大ピンチのダイの前に現れたのは、勇者アバン。彼の活躍で島は平和を取り戻したかに見えたのだが…。

主人公ダイが仲間と共に挫折と成長を繰り返す王道ファンタジー。
ジャンプの三大原則「努力・友情・勝利」を体現した作品となっており、それゆえに原作のドラゴンクエストとは違うテーマとなっている。
(原作のドラクエはシリーズが多く、その数だけテーマがあるので仕方ないのだが)
序盤は主人公の苦手な部分を仲間達がフォローしつつ、強敵へ挑み続ける。
技術的なものだけでなく、それぞれの内面的な弱さを克服しレベルアップしていく様子に共感を覚えるはずだ。
物語の中盤以降はオリジナルの呪文や独自の剣技がメインとなり、原作ファンは違和感を感じるかもしれない。
逆に言えばそれが強み!馴染みのある魔法や武器がアレンジされ、全く違うものが生み出される「ワクワク感」。
誰しも子供のころに想像した「こんなことが出来たら凄いよな」「2つの魔法を組み合わせたら無敵じゃね?」を再現してくれている。
長い間多くのファンを魅了し続ける理由は、見る人の望みを叶えているからかもしれない。