SEKAI NO OWARI / セカオワ / End of the World

SEKAI NO OWARI / セカオワ / End of the World

SEKAI NO OWARIは日本の4人組バンド。略称はセカオワ。
メッセージ性のある歌詞にファンタジー感のある音を合わせる音楽性で、独特の世界観を築き上げている。
他に類を見ないバンドスタイルで、音に対するこだわりと共にファッション性に対する評価も高い。
4人で共同生活を行うなど、その生活スタイルも注目されており、音楽のみならず多角的な影響力を持っている。

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SEKAI NO OWARI / セカオワ / End of the World
10

「SEKAI NO OWARI」の魅力

SEKAI NO OWARIは活動を始めて10年が経過する。最新曲はTikTokなどで話題となっている「Habit」だ。そのなかでも特に話題となっているのが歌詞の部分である。「大人の俺が言っちゃいけない事言っちゃうけど説教するってぶっちゃけ快楽」という部分。SEKAI NO OWARI(以下セカオワと略す)といえば「RPG」など明るい曲で有名であるが、本来のセカオワはより人間の心に深く踏み込んだような曲や歌詞が多い。
「銀河街の悪夢」という曲を聞いてみてほしい。この曲はVoの深瀬がアメリカに留学へ行ってすぐにパニック障害となり、帰国して、精神病院に入院した時の苦しみが曲として表現されている。歌詞として描かれている精神病を治すための治療を魔術として表現し、それは苦しみというものを消すだけでなく、楽しみまで消してしまう。それによって、「僕の身体が壊れていく」と表現している。「RPG」のときの明るい表現だけではなく、深い悲しみや苦しみに寄り添ってあげられるような曲を生み出していることがセカオワの魅力だといえる。
ここでセカオワについて少しでも興味が湧いたのならライブを見に行くことをオススメする。ライブではより一層ファンタジーな世界観を感じながらも、どこか現実や身の回りで起こる儚さについて楽しんだり、感動するような体験を得ることができる。