テイルズ オブ ジ アビス / Tales of the Abyss

テイルズ オブ ジ アビス / Tales of the Abyss

RPG『テイルズオブ』シリーズの本編作品8作目で、シリーズ10周年記念作品。
キャラクターデザインは藤島康介。
キムラスカ公爵家の一人息子・ルークが、屋敷に不法侵入してきた謎の刺客・ティアと共に突如、見知らぬ場所に飛ばされてしまう。屋敷に戻るためにティアと行動したルークは、その長い旅路の果てに多くの人々と出会い、様々な経験をし、自分の『生まれた意味』を知ることになる。

4xaのレビュー・評価・感想

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テイルズ オブ ジ アビス / Tales of the Abyss
10

今こそプレイしてほしいPS2の名作

人気ゲームシリーズ「テイルズ」作品のPS2から2005年に発売されたタイトルです。当時BUMP OF CHICKENが主題歌を担当するということで非常に話題になりました。CMで曲の一部とゲームのキャラクターの一部が紹介され、私自身そのCMを何度も見返しました。いざプレイしてみると、ゲーム序盤の主人公ルークに魅力がない!このルークが好きという方もいらっしゃいますが、あまりにもひどい性格のキャラクターで驚きました。しかし物語は、ルークと全く同じ顔をしたキャラクター、アッシュが登場してから大きく動き出します。ルークは師匠と慕っていたヴァンに利用され大きな罪を犯します。その時、自身が生まれた経緯について知ることになります。今まで好感が持てなかったルークでしたが、さすがに不憫でした。そんなルークは仲間に諭されたり、断髪をすることで今までの自分に別れを告げ変わっていきます。自分が犯してしまった罪を償うため、自己犠牲ともとれる行動をしていくようになります。しかし仲間の支えもあり、自分が生まれた意味、存在意義を見付けていきます。ラスボス戦では立派に成長した姿を見ることが出来ます。そしてエンディングまでプレイして、BUMP OF CHICKENの主題歌「カルマ」はこのゲームの物語を非常に忠実に再現した歌詞で出来ていることに気付きます。何もかも緻密に計算された素晴らしい作品です。