TENET テネット

TENET テネット

『TENET テネット』とはイギリスで公開されたスパイ映画で、時間を逆行する物語。文字通り逆再生で時間が進んでいく。リアルに作り上げていくべく、スタッフや俳優に伝える能力も過去に時系列トリックを駆使した作品を作ってきたノーラン監督ならではの作品。
主人公はCIAの名もなき男。ウクライナのオペラハウスで発生したテロ事件に突入する。任務を終えた後そこで"TENET"というワードを耳にする。テネットというのは謎の組織の名前で主人公は組織の目的を知るために女性科学者のところへ向かうことになる。

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TENET テネット
10

クリストファー・ノーラン監督の新作

クリストファー・ノーラン監督作品。

CIAエージェントの男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、あるミッションに任命される。それは、未来から送られてきた「逆行する銃弾」の出どころを突き止めるというものだった。協力者ニール(ロバート・パティンソン)と共に調査を進めていく内に、二人は第三次世界大戦に繋がる巨大な陰謀を知ることとなる。

クリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」以来、三年ぶりの新作となる本作は、監督の作品史上最も難解な作りになっています。「エントロピー」や「アルゴリズム」など、物理学用語が重要なキーワードとなっており、一度観ただけで全容を理解するのは難しく、二度三度の鑑賞のたびに新たな発見があるのが本作の魅力です。
摩訶不思議な映像世界もおもしろい。ノーラン監督は大のCG嫌いで常にアナログな撮影にこだわることで知られています。本作の「時間の逆光」場面もアクション監督との綿密な打ち合わせの下、CG無しで撮影されています。そのため、CGではできない臨場感のあるスリリングな描写が見どころです。
また、主人公を演じたジョン・デヴィッド・ワシントンは、名優デンゼル・ワシントンの息子でアメフト選手として活躍した後、2015年から俳優活動をスタートさせた異色の経歴の持主で今後の活躍が期待されています。