サクラ大戦 / Sakura Wars / Sakura Taisen

サクラ大戦 / Sakura Wars / Sakura Taisen

サクラ大戦とは1996年9月27日にセガゲームスより発売されたアドベンチャーゲーム。
蒸気機関が普及する「太正」時代を舞台に、主人公(プレイヤー)が特殊部隊「帝国華撃団・花組」を率いて都市に巣食う闇の勢力と対決する。
テレビアニメのほか、OVA、ドラマCD、小説、舞台、マンガ、パチンコ・パチスロなど幅広く展開されている。

wroul8のレビュー・評価・感想

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サクラ大戦 / Sakura Wars / Sakura Taisen
8

原作と違うけれどもハマるアニメ

サクラ大戦って何?という方も「走れ~高速の~帝国華撃団〜♪」という曲のフレーズはCM等でなぜかご存知ではないでしょうか。あの曲はずっと耳に残りますよね。そんな色褪せない曲が主題歌の、恋愛ゲーム原作のアニメ作品です。
主人公・真宮寺さくらが所属する「帝国歌劇団」は、通常は演劇やミュージカル等で人々に感動を与えるのが仕事ですが、帝都・東京に降魔と呼ばれるモンスターが攻め込んできた際には、「帝国華撃団」としてロボット・光武に乗り込み悪を斬る!という裏の顔もあります。
そんな帝国華撃団のメンバーは、ゲーム版では舞台と戦いには絶対に手を抜かない、ケンカをすることがあっても、なんだかんだみんな仲良し!という感じでしたが、アニメ版はとにかく終始雰囲気が暗いです。
ドジっ子属性が仇となってメンバーに馴染めないさくら。高飛車を通り越して常にピリピリした雰囲気のすみれ。帝国華撃団のマスコットのはずが暗い女の子になってしまったアイリス…等、登場人物それぞれに重い過去は設定されていますが、それでもかなりシリアスな展開が続きます。
そんな雰囲気ですが、後半の盛り上がりが凄まじく、ゲーム版では成しえなかったif展開もあり、個人的にはかなり好きなアニメです。