スタンド・バイ・ミー / Stand by Me

スタンド・バイ・ミー / Stand by Me

『スタンド・バイ・ミー』とは、モダン・ホラーの巨匠スティーブン・キング原作の非ホラー系作品。彼の少年時代の出来事を題材にしたアメリカ映画。監督は『最高の人生の見つけ方』など数々の有名作品を世に送り出したロブ・ライナー。ノスタルジックな世界観で描かれた本作は、作家として大成した主人公が、劣悪な環境、閉塞的な町に育った少年時代のひと夏の出来事を振り返る形で展開していく。絶望しかない未来、死体探しの旅というひと夏の冒険を通して、少年たちが心の葛藤を描きながら大人へと成長していく友情物語である。

on_lrsdのレビュー・評価・感想

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スタンド・バイ・ミー / Stand by Me
8

子ども時代の友達

大人になった語り手である少年が、あんな友達はもうできないだろうというのが、とても印象深い作品です。たしかに大人になっても友達はできるけど、幼友達ってなんか違うってのは真理かもしれません。あの冒険は、大人になってから考えると、大した距離じゃなかったのかもしれませんが、あの時は大冒険だったんだろうなと思います。あの冒険で4人は少し大人になって、そして日々の生活に戻っていったけど、あのときのことはいつまでも覚えてるっていうそんな冒険だったんだろうなと思いました。4人の少年、みんなそれぞれの個性があり、互いに文句言ったりするけど、ほんと仲良かったんだなって感じでしたし、冒険をしているぞっていうワクワク感も感じました。リヴァー・フェニックスはほんとにかっこよかったです。とても優しい男だというのもわかったし、生い立ちも切なくて泣いている場面など、こちらも泣けてきます。あと、キーファー・サザーランドも出ていましたね。若かったです。また、主題歌もすごく良くて、線路を歩くといえばあの曲が思い浮かびます。今、ある線路に入ってはいけないけど、観光用の廃線に行った時にはスタンド・バイ・ミーごっこをしてしまいます。それくらい、何かと印象深い作品でした。