スタンド・バイ・ミー / Stand by Me

スタンド・バイ・ミー / Stand by Me

『スタンド・バイ・ミー』とは、モダン・ホラーの巨匠スティーブン・キング原作の非ホラー系作品。彼の少年時代の出来事を題材にしたアメリカ映画。監督は『最高の人生の見つけ方』など数々の有名作品を世に送り出したロブ・ライナー。ノスタルジックな世界観で描かれた本作は、作家として大成した主人公が、劣悪な環境、閉塞的な町に育った少年時代のひと夏の出来事を振り返る形で展開していく。絶望しかない未来、死体探しの旅というひと夏の冒険を通して、少年たちが心の葛藤を描きながら大人へと成長していく友情物語である。

スタンド・バイ・ミー / Stand by Meのレビュー・評価・感想

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スタンド・バイ・ミー / Stand by Me
9

青春映画の傑作、少年たちが少しずつ大人になる夏を描く

1986年アメリカで公開されたヒューマン映画で、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞にもノミネートされた人気作品です。中学生に上がる直前の夏休み、4人の少年たちが不安やコンプレックスを抱えながらも、友からの信頼や助言を受けて成長していく青春物語。ある日、4人は列車に轢かれた少年の遺体が放置されているという噂を耳にします。遺体を見つけて英雄になろう、という目的を掲げ夏休みを利用して旅に出ることを決意します。勤勉で物語を書くことが好きな一方、亡くなった兄といつも比べられ自分が死んだ方が良かったとコンプレックスを抱えているゴーディ。アルコール中毒の父、ギャングの兄と暮らし自分には大した未来がないと諦めながらも、正義感が強くもがき苦しんでいるクリス。父から虐待を受けながらも父を尊敬し、同じように軍隊に入りたいと願っているテディ。不良の兄と正反対で臆病な性格のバーン。4人はそれぞれお互いを否定し、時に認め合い、物語は少しずつ前へ進んでいきます。途中、列車に轢かれそうになったり、クリスやバーンの兄のグループに邪魔されたり、次から次へと問題が浮上します。しかし、1つずつ問題を解決し、喧嘩をしつつも協力しながら旅は続きます。最後、彼らは遺体を見つけられるのか、そして見つけた時に何を思うのか、少年たちの心の動きが繊細に描かれた作品です。素朴な映像と70-80年代の軽快な音楽も魅力の1つです。

スタンド・バイ・ミー / Stand by Me
8

2度は見てほしい名作スタンド・バイ・ミー

男性に2度は見て欲しい名作『スタンド・バイ・ミー』を紹介したいと思う。
1986年に公開されたアメリカ映画。
原作はホラー小説で有名なスティーブン・キングの短編小説「死体」を監督ロブ・ライナーが映画化した青春ドラマ。
時代は1959年、オレゴン州の小さな田舎町で家庭環境に問題を抱える4人の少年。
コーディ(性格は内向的で真面目)テディ(大きな眼鏡をかけ軍隊に憧れている)
バーン(性格は臆病で少しノロマな太った少年)そしてクリス(賢い少年で、リーダー的存在)
そんな4人に町から30キロばかり離れたところに列車にはねられた死体があると噂が流れてきた。
「死体をを見つければ有名になり英雄になれる」と言う動機で、死体探しの4人の冒険が始まる。
■キャスト
コーディ(少年)ウィル・ウィートン コーディ(大人)リチャード・ドレイファス
クリス リバー・フェニックス テディ コリー・フェルドマン
バーン ジェリー・オコンネル エース キーファー・サザーランド
■感想
私がこの映画を始めて見たのは、小学校中学年の頃だったか、正直あまり覚えていない。
ただ、ツリーハウス・死体を探しに線路を歩く・パイを口から吐き出す・ジャックバウアー(若いキーファーサザーランド)が不良少年たちとオープンカーに乗り郵便ポストをバットで壊している、それぐらいの感想しかなかった。
だが20代に見た時は見方が変わった。
少年たちの心の底にある不安や、冒険が終われば4人はバラバラになる寂しさ、そんな彼らの葛藤を上手く描いた作品だと思う。
私も40代になり息子がいる。そんな私が今この作品を見たら20代の頃に見た時と見方が変わっているだろう。
だから是非みなさん、特に男性の方には2度見て欲しい名作、それが『スタンド・バイ・ミー』

スタンド・バイ・ミー / Stand by Me
8

子ども時代の友達

大人になった語り手である少年が、あんな友達はもうできないだろうというのが、とても印象深い作品です。たしかに大人になっても友達はできるけど、幼友達ってなんか違うってのは真理かもしれません。あの冒険は、大人になってから考えると、大した距離じゃなかったのかもしれませんが、あの時は大冒険だったんだろうなと思います。あの冒険で4人は少し大人になって、そして日々の生活に戻っていったけど、あのときのことはいつまでも覚えてるっていうそんな冒険だったんだろうなと思いました。4人の少年、みんなそれぞれの個性があり、互いに文句言ったりするけど、ほんと仲良かったんだなって感じでしたし、冒険をしているぞっていうワクワク感も感じました。リヴァー・フェニックスはほんとにかっこよかったです。とても優しい男だというのもわかったし、生い立ちも切なくて泣いている場面など、こちらも泣けてきます。あと、キーファー・サザーランドも出ていましたね。若かったです。また、主題歌もすごく良くて、線路を歩くといえばあの曲が思い浮かびます。今、ある線路に入ってはいけないけど、観光用の廃線に行った時にはスタンド・バイ・ミーごっこをしてしまいます。それくらい、何かと印象深い作品でした。

スタンド・バイ・ミー / Stand by Me
10

ワクワク・ドキドキ、まさに青春!

スタンド・バイ・ミー、これはまさに「青春」を代表する映画ではないでしょうか。この映画は1986年に公開されたアメリカ映画で、私が洋画、洋楽を好きになったきっかけを作ってくれた作品です。
大人になった主役のゴードンが、12歳だった頃を振り返る物語です。
ゴードン、クリス、テディ、バーンの4人はオレゴンのあまり治安の良くない所で暮らす仲良し4人組です。木の上に作った秘密小屋では、トランプをしたりタバコを吸ったりいつも楽しく過ごしてました。
ある日バーンは、森の奥に列車に轢かれた死体がそのままになっているという噂を聞き、「死体を見つけたら有名になれる。」と思い4人で死体探しに出かけます。途中色々な事が起きるのですが、喧嘩をしながら、またお互い協力しながら進んで行きます。線路に沿って歩いていると後ろから列車が!!1番後ろを歩いていたゴードンが必死に走ります。この場面は本当にハラハラドキドキしてとても印象深い場面です。ゴードン達は色んな事を乗り越えやっと死体をみつけます。そこへ不良グループが現れ死体を渡せと言ってきます。クリスがナイフで襲われそうになった時、ゴードンが持っていたピストルを発砲し不良グループは逃げて行きました。それから段々と疎遠になった4人。ゴードンは作家になりクリスは弁護士になったが、正義感が仇となりクリスは刺殺されてしまいました。そのニュースを見たゴードンが12歳の頃を思い出すという物語です。私は最初この映画を見た時、クリス役のリバー・フェニックスが主役だと勘違いしてましたがそれ程彼は存在感があり、私が初めて本気で夢中になった芸能人です。彼は亡くなってしまいましたが、もっと彼の作品を見たかったと思います。