サザンオールスターズ / Southern All Stars

サザンオールスターズとは、タイシタレーベル所属の五人組ロックバンドである。1977年から活動しており、楽曲は夏、海をテーマとした楽曲が多い。これはバンドのボーカルで大半の楽曲の作詞作曲を手掛ける桑田佳祐が神奈川県の海水浴スポットとして有名な茅ヶ崎出身ということが関係している。夏や海をテーマとした楽曲が多いが、その曲調はロック、バラード、ヒップホップ、ジャズと幅広い。また楽曲にラブソングや男女のエロティックを題材としたものが多いのも特徴の一つである。活動初期は桑田が洋楽から影響を受けていたことから、和洋折衷の楽曲を数多く発表しており、桑田自身も「邦楽と洋楽の融合を目指していた」と発言している。しかし活動後期になるに従って、桑田曰く「日本人ミュージシャンとしての意識が強くなった」日本の邦楽的な歌謡曲的テイストの曲が多くなっている。数多くの楽曲で様々な賞を獲得しており、日本国内でも影響力の非常に強いバンドのひとつである。

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サザンオールスターズ / Southern All Stars
10

伝説のバンド サザンオールスターズ

1978年に「勝手にシンドバッド」でデビューし40年以上も第一線で活躍し続けるまさに伝説のバンドです。誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
サザンオールスターズのいくつかの伝説を挙げてみましょう。一つ目の伝説は、すべての年代でヒット曲を発表していることです。70年代には「いとしのエリー」、90年代には「真夏の果実」「涙のキッス」、2000年には「TSUNAMI」、2015年には「東京VICTORY」などです。およそ40年にも渡ってヒット曲を発表し続けるという伝説です。
二つ目は、曲のジャンルの多さです。これまでに挙げた「真夏の果実」や「TSUNAMI」のような心切なくなるバラードから、「勝手にシンドバッド」のようなラテンチックな曲、さらには「マンピーのG★SPOT」のようなロックまで、幅広い音楽ジャンルの曲を生み出しています。
三つ目は、日本語のロックを作ったといわれる作詞です。それまでの日本の曲は1音符に1音を載せて歌うことが当たり前でした。しかし、サザンオールスターズは洋楽のように日本語のアクセントを上手に使うことで、1音符に複数の音を詰め込むことを可能にしたのです。つまり、彼らがいなければ現在のJ-POPは無かったのです。まだまだ、現役で活躍するサザンオールスターズ。これからの活躍が楽しみです。