龍が如く7 光と闇の行方 / Yakuza: Like a Dragon

龍が如く7 光と闇の行方 / Yakuza: Like a Dragon

『龍が如く7 光と闇の行方』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム『龍が如くシリーズ』の第7作目に当たる作品である。キャッチコピーは「ゲームに飽いた人たちへ」。本作は、『龍が如く』の主人公であった桐生一馬に代わり春日一番が主人公となり、彼が刑務所というどん底に突き落とされてから本物の龍になるまでの姿を描いている。重くハードなストーリー展開はそのままに、これまでの喧嘩アクションに新しくライブコマンドRPGバトルが加わり、これまでのシリーズとは全く異なったRPG作品となっている。

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龍が如く7 光と闇の行方 / Yakuza: Like a Dragon
10

シリーズのマンネリ化を打破した究極の最新作!

龍が如くシリーズといえば「ヤ〇ザの世界」を体験できる唯一無二の作品で、ナンバリング作品は6まで発売しておりました。
リアルに再現された街を自由に移動できたり、ダイナミックな乱闘アクションを楽しんだり、本筋とは関係ないミニゲームで盛り上がれたりする事が魅力的なゲームです。

最新作の「7」では、ジャンルをアクションからRPGに変更しました。
発表当初は否定的な意見が目立ちましたが、実際に遊んでみると、これはまさしく「龍が如く」だったのです。
リアルな街を歩く事ができるのは勿論、バトルもコマンド入力になったおかげでアクションが苦手な方でも楽しめるようになり、なおかつ龍が如く特有の「周囲の物を利用して戦う」という要素は残っていたので、龍が如くシリーズを遊んでいる体験はしっかりと味わう事ができます。

また、主人公である春日一番も「地位は一般人に近い」「とある事情で知らない事が多いので周囲に聞く」「陽気な性格で会話を盛り上げてくれる」「仲間と協力して困難を乗り越えていく」など、RPGというジャンルに合ったキャラ設定となっております。
これは前作までの主人公、桐生一馬とは別の魅力を出しています。

正直6まで出ていたのでマンネリ化していましたが、この「龍が如く7」はそういったマンネリ化から脱却した、新しい「龍が如く」としての面白さを定義した良い作品です。