凛として時雨 / Ling tosite sigure

凛として時雨 / Ling tosite sigure

男女のツインボーカル、迫力満点のドラミング、個性的な歌詞とサウンドが特徴的な3ピースロックバンド・凛として時雨。
2008年のメジャーデビューからわずか2年でオリコン1位のアルバムを世に送り込み、瞬く間に人気バンドとなった。
メンバー各自のソロ活動も並行して行いつつも、ライブを中心に活動を続けている。

naoki0613のレビュー・評価・感想

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凛として時雨 / Ling tosite sigure
10

これ以上無いスリーピースバンド

最初に知ったのは今から8年程前。Sadistic Summerという曲をYou Tubeで聞いて衝撃を受けました。邦楽といえばありきたりな言葉が並べられているのにも関わらず、このバンドはこんな刺激的な言葉を使うのか、と。「ナイフで刺してぐちゃぐちゃにして」なんて歌詞、言葉、どちらも思いつきません。
またハイトーンのツインボーカル、高度なギター、ドラム。そこから彼らの世界にぐっと惹き込まれました。彼らのメンバーの名前を使用した曲があるのも、またこのバンドの面白さだと思っています。
曲のタイトルもまた斬新で、こういうタイトルを付けるのはすごいな…けど曲と合っているな…と絶句しています。
少し前にボーカルのTKがソロ活動を行いましたが、そこでアニメとタイアップを行い一気に知名度が上がりました。それでも彼らの前進は止まりません、彼らのスタイルは崩れません。
2月14日に#5というアルバムを発売され、聞いていますがどこにも誰にも流されず、凛として時雨という道を歩んでいると思っています。
TKがソロ活動することによって音楽の方向性が変わるのではないか、アニメとタイアップしたから万人受けする曲を作るようになってしまうのではないか、という危惧をしていましたが一蹴してくれました。
彼らは彼らの音楽を、その時その時奏でたいものを奏でてくれます。また歌詞やハイトーンツインボーカルも曲の一部として聞いています。それらが噛み合って、凛として時雨というバンドであると思っています。
決して万人受けするバンドとは思ってはいません。ですが、私の中ではずっとずっと好きなバンドです。