凛として時雨

凛として時雨のレビュー・評価・感想

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凛として時雨
8

危ない感じがいい

アニメのタイアップで最近話題になることが多いアーティストです。
今までタイアップした代表作だと、東京喰種なのですが、非常に作品とマッチしていて、オープニングを聴くだけでテンションが上ります。
男性とは思えないハイトーンボイスで、スピード感もあり、独特の世界観があって、個人的にはすごく気にいっています。
なかなか言葉で表現するのが難しい感覚なのですが、一言でいうなら「危ない感じがする」という感じです。
だからといって、危ない歌詞があるわけではありません。
特に「katharsis」はその名の通り、聴いているだけで悲劇的な情緒になってくるのがたまらない作品です。
歌詞も、主人公の金木の心情を表しているかのようにマッチしていて、作品を盛り上げるのに一役かっていると思います。
終盤のTKの繊細な歌声からのフィードバックするギターソロは圧巻の一言で、そこだけリピートして聴きたくなるほどです。
しかし、人を選ぶ作品だと言える側面もあります。
バンドとしてテレビに出演した際には、放送事故だと言われてしまうような結果になってしまったことがあるからです。
好きな人が聴けばすごく刺さるし、そうでない人が聴くと、なんだこれと言いたくなる。
そんなアーティストだと思います。

凛として時雨
10

これ以上無いスリーピースバンド

最初に知ったのは今から8年程前。Sadistic Summerという曲をYou Tubeで聞いて衝撃を受けました。邦楽といえばありきたりな言葉が並べられているのにも関わらず、このバンドはこんな刺激的な言葉を使うのか、と。「ナイフで刺してぐちゃぐちゃにして」なんて歌詞、言葉、どちらも思いつきません。
またハイトーンのツインボーカル、高度なギター、ドラム。そこから彼らの世界にぐっと惹き込まれました。彼らのメンバーの名前を使用した曲があるのも、またこのバンドの面白さだと思っています。
曲のタイトルもまた斬新で、こういうタイトルを付けるのはすごいな…けど曲と合っているな…と絶句しています。
少し前にボーカルのTKがソロ活動を行いましたが、そこでアニメとタイアップを行い一気に知名度が上がりました。それでも彼らの前進は止まりません、彼らのスタイルは崩れません。
2月14日に#5というアルバムを発売され、聞いていますがどこにも誰にも流されず、凛として時雨という道を歩んでいると思っています。
TKがソロ活動することによって音楽の方向性が変わるのではないか、アニメとタイアップしたから万人受けする曲を作るようになってしまうのではないか、という危惧をしていましたが一蹴してくれました。
彼らは彼らの音楽を、その時その時奏でたいものを奏でてくれます。また歌詞やハイトーンツインボーカルも曲の一部として聞いています。それらが噛み合って、凛として時雨というバンドであると思っています。
決して万人受けするバンドとは思ってはいません。ですが、私の中ではずっとずっと好きなバンドです。

凛として時雨
9

『凛として時雨』の人気は何故衰えないのか

『凛として時雨』は、ギター&ボーカル担当のTK、ベース担当の345(みよこ)、ドラム担当のピエール中野からなる3人組のロックバンド。2008年12月24日にシングル曲『moment a rhythm』でメジャーデビューし、2010年9月22日発売の4thアルバム『still a Sigure virgin?』ではオリコンチャート1位を達成した。また、アニメ作品『PSYCHO-PASS サイコパス』のTV版と劇場版でそれぞれ主題歌を担当したことでも知られている。

金切り声を出すような激しい歌唱に、高速かつテクニカルな演奏。「刺す」だの「殺す」だのといったアクの強い歌詞も相俟って、デビュー当時からロックバンド界を騒がせてきた。そのスタイルは結成後10年以上が経った今でも変わっておらず、00年代からのファンも未だ根強く彼らを支持している。更にメンバーは各々ソロ活動も行っており、新たなファンを獲得すると共に『凛として時雨』本体の楽曲クオリティ向上にも繋げている。

新たなスタイルを求めて迷走する、或いは過去の自分たちを超えられず凋落していくバンドが少なくない中、『凛として時雨』は往年のファンから好評を受けてきた部分を一切曲げず、かつ何年経ってもひたすら進化を続けていく。これこそが、音楽界の中でも特に入れ替わりの激しい「ロック」というジャンルで、彼らが息長く活躍している所以である。