吉田まゆみの傑作「アイドルを探せ」がラグビーブームで再評価!往年の名作を徹底解説!

ラグビー日本代表の活躍により、日本ラグビー界が活気づいている。ラグビーを題材にした作品も取り沙汰されるようになり、“少女漫画でラグビーが取り上げられた”レアケースとして吉田まゆみの『アイドルを探せ』も再注目。80年代を代表する少女漫画として好評を博し、実写映画にもなった本作について紹介する。

■ラグビーブーム再び 『アイドルを探せ』を思い出す人も

「アイドルを探せ」登場の 漫画家を目指す甘露寺さんの彼は ラガーマン、この浜ちゃん ラグビーブームで思い出したり。

出典: pitake.com

出典: www.amazon.co.jp

作品の随所で見られる80年代のエッセンスがぎっしりつまった作品に仕上がっています。

ワンレン、太眉毛、小林麻美風美女、伊達眼鏡、合コン、居酒屋、セーラーズ、ラグビー、ユーミン、女子大生DJ、スポーツジム通い、業界人。。

出典: blog.livedoor.jp

■実写化もされた『アイドルを探せ』 人気絶頂期の菊池桃子が主演

『アイドルを探せ』(1984-1987)

知香子はひとり暮らしを始めたばかりの花の女子大生。同じアパートのカンロちゃん(同じ短大で漫画家志望)、千明さん(バスガイドをしてるんだけど、女子大生といつわって彼を物色中)と、楽しく青春中! とっておきの女子大ライフ、教えます!!

出典: kc.kodansha.co.jp

出典: cc.bookwalker.jp

『アイドルを探せ』(1987)

出典: www.amazon.co.jp

■80年代少女マンガの頂点に立った吉田まゆみ

恋愛のゲーム化の頂点に位置付くのが、吉田まゆみ『アイドルを探せ』とされている。

出典: www.tinami.com

現在、少女マンガ界の女王は吉田まゆみである。誤解を恐れずに言えば、吉田まゆみのマンガの中心は全て「初体験」なのである。「少女から大人への」わななきを吉田まゆみは完全に手中にしているように見える。

■代表作品

『年下のあンちくしょう』(1976、1977)

出典: www.amazon.co.jp

彩は町で出会ったカッコマンにひとめぼれ。そのカッコマン椙原仁が弟の守の同級生……つまり、仁は彩より二つも年下なのです。でも、なんともニクイあンちくしょうなんだよね! 仁と彩がおくる青春ペーソスロマン!

『れもん白書』(1979)

出典: www.amazon.co.jp

恋に恋したあたしだけれど、おバカな同級生の彰(あきら)と付き合うようになってからは、背伸びなんてしなくてもトキメキがいっぱいの毎日です。だけど、キスを体験した頃から、彼の気持ちが見えなくなってちょっと不安。元気はつらつのハンドボール少女・早苗と彰の、高校生的等身大ラブコメディ、

『エリーDoing!』(1981-1982)

出典: www.amazon.co.jp

主人公は、ロサンゼルスに留学中の女子高生・絵理子(通称:エリー)。アメリカの青春映画に憧れて、金髪碧眼の彼氏を作ることを目指している彼女が、バスケ部のビル・フレミング、テニス部のビンセント・メイヤー(通称:ビンス)などの美男子達と交流しつつ、あくまで自分が一年後に日本へ帰る身であるが故に「本気になってはだめ」と葛藤する過程を描いた物語。

go-1057251903344319518798
go-1057251903344319518798
@go-1057251903344319518798

目次 - Contents