バイきんぐ(小峠英二・西村瑞樹)とは【徹底解説まとめ】

バイきんぐとはソニー・ミュージックアーティスツに所属する、ツッコミ・小峠英二(ことうげえいじ)とボケ・西村瑞樹(にしむらみずき)からなるお笑いコンビ。1996年5月に結成したコンビで、NSC大阪校17期出身である。「キングオブコント2012」で王者に輝き、一躍有名になった。コントは日常的なテーマのものが多く、非常識な振る舞いをする西村のボケに対して小峠が怒り口調でツッコむのが特徴だ。

バイきんぐの概要

バイきんぐは1996年5月に結成された小峠英二(ツッコミ担当)と西村瑞樹(ボケ担当)のコンビ。どちらもNSC大阪校17期出身だが、2人の出会いはNSCではなく自動車教習所である。大分県の自動車教習所における合宿で出会った当時はあまり話さなかったが、その後NSC大阪校での面接の際に再会し、「これは運命だ」と思いコンビを組むことになった。結成当初のコンビ名は全部カタカナの「バイキング」。「ネット検索にて食べ放題の飲食店と間違えられないようにするため」という理由で「バイきんぐ」に改名した。また事務所を転々としていた時期には事務所主催ライブ以外のフリーライブへ出演するためコンビ名を「めすどり同好会」に改名していたこともある。芸名も小峠がクロヒョウ、西村がバードマンに改名していた。
ツッコミ担当は小峠、ボケ担当は西村だが、ボケとツッコミが入れ替わる時がある。ネタ作りは小峠が担当している。コントでは日常的なテーマで、非常識な振る舞いをする西村のボケに対して小峠が怒り口調で突っ込む。「キングオブコント2012」で披露したコント「帰省」における小峠の「なんて日だ!」というツッコミは本人の持ちギャグにもなった。
所属事務所はソニー・ミュージックアーティスツ。吉本興業やワタナベエンターテインメントに所属していたこともある。

バイきんぐの来歴

2人の出会い

小峠英二と西村瑞樹が出会ったのは大分県の自動車教習所における合宿だった。この時は特に会話もなかったが、その後NSC大阪校での面接の際に再会。「これは運命だ」と思い、1996年5月にコンビを結成することになった。NSC大阪校には17期生として入学する。同期にはザ・プラン9のヤナギブソン、青空などがいる。

事務所を転々とする2人

活動のモチベーションを保つのが難しくなった2人は上京を決意。1999年頃はワタナベエンターテインメントに所属していたが、1年ほどで契約解除。2004年頃に東京吉本へ所属するものの、こちらも1年前後で解除となっている。また、コンビ名は「バイキング」としていたが、ネット検索にて食べ放題の飲食店と間違えられないようにするために「バイきんぐ」に改名した。しかしワタナベエンターテインメントや吉本に所属していた低迷期には、事務所主催ライブ以外のフリーライブへ出演するためコンビ名を「めすどり同好会」に、個々の芸名も「クロヒョウ」(小峠)、「バードマン」(西村)に改名していた。

「キングオブコント2012」優勝

中々芽が出ない時期を過ごしていた2人だが、2008年と2011年には「キングオブコント」の準決勝に進出する。そして2012年「キングオブコント」にて決勝へ初進出し、ついに優勝。5代目チャンピオンに輝いた。この時、2ndステージ「帰省」ネタの小峠の「なんて日だ!」というフレーズがうけ、小峠の持ちギャグになった。小峠は害虫駆除でアルバイトをして下積み時代を過ごしており、決勝当日も朝6時までネズミと闘っていたが、「キングオブコント」に優勝したことが大きな転換点となる。優勝したことで多数の番組に呼ばれたバイきんぐはそこで結果を残し、『オンバト+』などのレギュラー番組を獲得する。また『オールスター感謝祭』といった大型特番にも呼ばれるようになり、2014年には『芸能人格付けチェック』初出場した。

ピンでの活動

「キングオブコント」の優勝以降、小峠のピンでのメディア露出が増加していく。『伊集院光のばらえてぃーばんぐみ』など、小峠だけがレギュラー出演する番組を増えた。2019年には『ヒルナンデス!』の月曜レギュラー、『超人女子戦士 ガリベンガーV』のメインMCに就任。2019年10月には『裸の少年』、2020年7月には『相葉マナブ』、2021年1月には『1億3000万人のSHOWチャンネル』のレギュラーとなる。また純レギュラーとして『水曜日のダウンタウン』にコンスタントに呼ばれるようになっていく。
一方で西村はコンビでのテレビ出演以外はあまりなく、コンビ格差がネタにされることもあった。しかしロケ芸人として着実に結果を残していき、またキャンプ好きが高じて番組に「キャンプ芸人」として呼ばれるようになり、『西村キャンプ場』『キャンプだホイ!ダンス』『いつか、家族とキャンプ飯。』といったレギュラー番組を獲得するに至った。

バイきんぐの芸風

バイきんぐのコントは主に日常的なテーマを扱ったものが多い。ボケを担当する西村の非常識な振る舞いに対し、ツッコミ担当の小峠が怒り口調で鋭いツッコミを入れるのが特徴。奇妙な味の雰囲気や設定のコントや、最終的に西村が小峠を騙す設定のコント、ファミコンを故人に見立てた遺影を持ってのコントなどがある。
ネタ作りを担当するのは小峠。西村がアイデアを出すこともあるが、たいていは没にされるという。結成当初はボケ・ツッコミが逆だった。小峠がツッコミ、西村がボケになった後でも、小峠が途中からボケへ転じたり、ボケを交えてツッコむことがある。

バイきんぐのメンバー

小峠英二(ことうげえいじ)

ツッコミ・ネタ作り担当。福岡県田川郡出身。『アメトーーク』の「福岡芸人会」に出演するなど、福岡企画の番組に度々出演する。
中高生時代はパンク・ロックに傾倒し、アンダー・ザ・チェーンドッグと名付けたパンクバンドを結成。ギターやボーカルを担当していた。当時の写真をいじられることもある。2015年にはサンプラザ中野くんと音楽ユニット「坊坊主(ボーボーズ)」を結成し、アルバム『励ます』をリリースした。

芸能界に友人が多く、特にバナナマンの日村勇紀やスピードワゴンの井戸田潤などと旅行や飲みに行く事が多い。ザブングルの加藤には下積み時代に引っ越しの保証金を工面してもらうなど、芸人からの評価がとても高い。またBLANKEY JET CITYを世界で、一番好きと豪語するなどパンクを愛して止まない。野生爆弾のくっきーとひたすらパンクの話をしたり、OLEDICKFOGGYやニューロティカ、Hi-STANDARDの難波章浩と交流するなど、インタビューの仕事にも多く繋がっている。
元カノは坂口杏里。番組共演を機に付き合うことになったが、後に破局する。以降は坂口杏里のことでいじられることも。
趣味は車やバイクで、趣味がこうじて『アメトーーク』をはじめ車・バイク企画の番組に度々出演している。

西村瑞樹(にしむらみずき)

ボケを担当。広島県広島市出身で、安芸郡府中町および兵庫県尼崎市育ち。芸人を目指したのはバラエティ番組『夢で逢えたら』に影響を受けたから。実はNSCの面接には落ちており、父親のコネで入学している。「キングオブコント2012」優勝以降は小峠とのコンビ格差が広がり、2018年時点で収入格差が「3倍くらい」あったというが、ロケ芸人やキャンプ芸人として仕事を獲得し「じゃない方芸人」を脱却する。
性格は天然ボケで、飄々としたキャラクターが特徴。趣味は映画、テレビゲーム、キャンプ。ヒロシ、うしろシティ阿諏訪、じゅんいちダビッドソン、スパローズ大和と「焚火会」を結成している。

バイきんぐの代表作

テレビ

『ナスD大冒険TV』

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