クトゥルフ神話に登場する魔道書まとめ

ここではアメリカの小説家H.P.ラヴクラフトから始まった物語体系『クトゥルフ神話』に登場する魔導書を紹介する。クトゥルフ神話には様々な魔導書が登場し、旧支配者・旧き神々に関する知識や召喚方法などが記されている。

▼妖蛆の秘密

著者のプリンはフランドル出身の錬金術師、降霊術師、魔術師で、第九回十字軍の唯一の生き残りを自称していた。十字軍参加時に、捕虜として拘留されていたシリアで魔術を学び、異端審問によりブリュッセルで焚刑に処せられる直前に、獄中で本書を執筆した。

特に中東地域の異端的信仰に詳しい。古代エジプトにおける秘密の伝説・伝承、サラセン人に伝わる占術や儀式・呪文、父なるイグ、暗きハン、蛇の髪持つバイアティスなどの蛇神たちについて記されている。

出典: ja.wikipedia.org

出典: plagueface.com

▼ルルイエ異本

アーカムの研究家エイモス・タトルがアジア内陸部(おそらく清王朝領東トルキスタン)で10万ドルで購入した漢文で書かれた写本で、人皮で装丁されている。元本は夏王朝時代の“螺湮城本伝(教本)”という文書だといわれる。

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原本は紀元前3000年頃、人類以前の言語で記されていたとされる。甲骨に書かれたオリジナルがあるといわれるが、すでに破壊され、上述の漢文で書かれた人皮巻物と、英語訳、ドイツ語訳、イタリア語訳が存在する。イタリア語訳は14世紀にマルコポーロが中国から持ち帰ったものを15世紀に魔術師フランソワ・プレラーティが部分的にイタリア語へと翻訳し、それをナポレオン・ボナパルトが所持していたという説がある。

内容は大いなる九頭龍(クトゥルフ)を主に、その眷属と海の関わり、異界のものを召喚する呪文、崑崙大陸(ムー)と螺湮城(ルルイエ)の沈没について記述されている。

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