ずっと真夜中でいいのに。（ずとまよ）とは【徹底解説まとめ】

7作目のデジタル配信限定シングルであり、3rdミニアルバム『朗らかな皮膚とて不服』、2ndフルアルバム『ぐされ』に収録されている楽曲。
他の楽曲と比べてテクノポップ感が強い楽曲。曲の中で耳に残る、焼き焼きだ、乾かないやと言った不思議な韻の踏み方がすごく特徴的に感じる。ミュージックビデオにも、事象があって、それに気づき、あらがうという一連の物語性が見え隠れしている。1番と2番で同じシーンが繰り返されており、主人公がそれが繰り返されている事に気づきその連鎖から抜け出すすべを探しあらがう描写は圧巻であり、感情移入してしまう、と言った声が後をたたない。
この楽曲についてACAねは「螺旋的な感覚をループ感のある構成や無機質な素材で遊んだ」と配信開始時にコメントで語っている。

暗く黒く

勘ぐれい

一曲のなかで物語が完結しっかり完結しているところに力量を感じる。一本の映画を見ているような現代と過去を繋ぐ物語性や展開、SF映画のような世界観の中で描かれているミュージックビデオは楽曲と非常にマッチしており見ていて面白いと感じるファンも多い。落ち着いた描写からダンスミュージックのように盛り上がる瞬間の上がり下がりはライブでも盛り上がる楽曲の1つとなっている。

正しくなれない

2020年12月17日より音楽配信サービスにてリリースされ、2021年2月リリースの2ndフルアルバム『ぐされ』に収録されている楽曲である。
「正しくなれない」は映画『約束のネバーランド』の主題歌として起用されている楽曲で、聴き始めに耳に入ってくる壮大なシンフォニックのバックミュージックが印象的となっている。映画の主題歌でもミュージックビデオ内の残酷で殺伐とした世界の中で希望を見つけると言った共通の物語性があり、どちらの作品の良さを活かしきれているところに称賛の声が上がっている。

ずっと真夜中でいいのに。の名言・発言

ACAね「はじめまして、ずっと真夜中でいいのに。って呼んでいただき、すごい言いづらい名前ですみません」

NHKの番組「SONGS」に出演した際にACAねの冒頭の挨拶は「はじめまして、ずっと真夜中でいいのに。って呼んでいただき、すごい言いづらい名前ですみません」であった。
顔を明かしておらずミステリアスな部分が多いずっと真夜中でいいのに。であるが、ACAねのお茶目な性格が垣間見える挨拶である。
また同番組進行の大泉洋の「僕のことを知ってますか？」という質問にも「『ハケンの品格』も大好きで、役で大泉洋さんがくるくるパーマって呼ばれているんですけど、あれは天然のものなのか、養殖のものなのか、よく夜考えていました。なので勝手ながら知ってます。よろしくお願いします」と答え、笑いを誘っていた。

ずっと真夜中でいいのに。の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

ACAねは台湾料理屋でバイト経験有り

ずっと真夜中がNHK番組「SONGS」に出演した際、視聴者から趣味や特技について質問されたことがあった。
その回答としてACAねは「すごい指が開く、あとはもともと台湾料理屋でバイトしてて割り箸を割り箸ケースに入れるのが結構早いです」と答えている。

「ずっと真夜中でいいのに。」の由来は歌詞

「ずっと真夜中でいいのに。」というインパクトのある、一度聞いただけではアーティストの名前とは分からないようなアーティスト名は、ボーカルACAね氏が1番最初に作った曲に「ずっと真夜中でいいのに。」という歌詞が入っていたから、とか、ただ単純にACAね氏が夜が好きだと言うようなコメントがあったと色々な推測があったようなのだが、その深い理由については謎が多い。ただ、ミュージックビデオやオフィシャルサイトで宇宙をモチーフにされた絵が多用させる事から本人が宇宙や夜が好きなのかと考察されている。