こみっくがーるず(第7話『ここは天国ですか!?』)のあらすじと感想・考察まとめ

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アシスタントをするため怖浦の部屋にきた薫子は、怖浦も自分と同じ東北出身であることを知る。メガネをかけた大人の女性にあこがれる薫子は、メガネを買いに、ひとりで秋葉原を訪れた。しかし、警官に声をかけられ、すっかりおじけづいてしまう。そこへ小夢たちが現われ、立ちなおる薫子。メガネ店に到着した四人は、偶然、編沢と虹野に出会う。
今回は「こみっくがーるず」第7話『ここは天国ですか!?』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「こみっくがーるず」第7話『ここは天国ですか!?』のあらすじ・ストーリー

薫子は、廊下で猫のにゃおす先生を追う怖浦と会う。
怖浦 「猫の手も借りたい」
薫子(かおす) 「もしかして原稿が、ピンチなんですか」
怖浦 「わたし人望ないから、アシスタント頼めなくて。前は琉姫ちゃん手伝ってくれたけど、彼女も忙しくなっちゃったし、小夢ちゃんも連載決まったし」
薫子(かおす) 「みずくさいですよ、フーラ先輩。わたしが、いるじゃないですか」
屋根裏にある怖浦の部屋で、薫子は見覚えのある物を発見する。
薫子(かおす) 「ねぶた、こけしに、赤べこ。フーラ先輩、もしかして東北出身ですか?」

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怖浦の部屋で、東北の置き物を見付ける薫子

怖浦 「うん、青森」
薫子(かおす) 「わたし福島です」
言葉には出さないが、何かを理解しあう二人。
薫子(かおす) 「絵、とっても上手ですよね」
怖浦 「わたしね、前は、すごいヘタだったんだよ。同室だった子に言われて……、コワくて異質なものを描きたかったら、まず正常な世界を描けないとダメだってアドバイスされてね。それでデッサンとかパース(遠近法)とか一生懸命勉強して、おかげでこんなに描けるように」
薫子(かおす) 「そういえば、同室の方って」
同室の子らしい写真の入ったフレームを手にした怖浦は、その裏に貼ってあったメモを見せた。 『旅にでる!』 とある。
怖浦 「ヒドイよね。わたしは親友だと思っていたのに、行き先も連絡先も残さないで、帰ってくるかも分からないし。わたしばっか思いが強くなって結局気付けば、ひとりに戻ってる」
薫子(かおす) 「フーラ先輩は、お友だちです。一生です」
怖浦 「かおすちゃん、そんな嬉しいこと言うと、一生帰さないからあ」
薫子(かおす) 「うぎゃあ」
怖浦に掴みかかられた薫子の悲鳴を聞いて、琉姫が屋根裏部屋にくる。
琉姫 「フーラ先輩、かおすちゃんを泣かせるの、やめてください」
怖浦 「アシスタントしてもらってただけだよ。ほら見て、かおすちゃんが描いてくれたの、上手でしょう」
薫子が描いた原稿を見せる怖浦。
琉姫 「ウソつかないでください。かおすちゃん、こんなにまともに描けません」
怖浦 「琉姫ちゃん、信じてあげて」
傷つく薫子を見て、あわてて取りつくろう琉姫。
琉姫 「ごめんなさい。かおすちゃん、すごいわ」
薫子(かおす) 「いいえ、フーラ先輩のおかげで描けたので」
琉姫 「フーラ先輩、やっぱり教えるの上手ですね。わたしも、たくさん教えてもらったし」
薫子(かおす) 「本当に勉強になりました。なにか、少しだけ道が開けたような。たとえるなら、雪かきを終えたような達成感」
怖浦 「分かる。雪かき、つらいよね。寒いのに汗かく」
薫子(かおす) 「また、すぐ積もりますしね」
盛り上がる二人だった。

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怖浦と薫子と琉姫

メガネをかけて原稿を描く琉姫。それをながめる薫子。
琉姫 「かおすちゃん?」
薫子(かおす) 「ごめんなさい、拝観料払います」
琉姫 「なに言ってるの」
薫子(かおす) 「琉姫さん、メガネかけると、さらに大人っぽくてステキだなって。この前、フーラ先輩に教えてもらったとき思ったんです。大人の女性ってステキだなって」
琉姫 「かおすちゃんも、メガネ作ってみたら? 最近ベタ塗ると隙間できるって言ってたから、眼少し悪くなっているのかもしれないし」
翌日、薫子は小夢に書き置きを残し、メガネを買うため秋葉原を訪れる。ついでに立ち寄ったアニメイト(アニメ関連商品の販売店)を出たとき、通りかかった女の子たちが好きな作品について語っているのを見る。その光景をうらやましく思う薫子の肩を誰かが叩いた。ふり向くと、そこには女性警官がいた。

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薫子を呼びとめる女性警官

警官 「あなたいくつ? 親御さんは? さっきから見ていたけど、様子が」
薫子(かおす) 「ひとりでニヤニヤして気持ち悪いで賞、で逮捕されるう」
逃げ出した薫子は、道路わきにあった箱の中に隠れると 「やっぱり、ひとりでお外はコワイです。帰りたい」と心の中で、つぶやいた。
薫子(かおす) 「みんなに会いたい」
小夢 「かおすちゃん」
顔をあげた薫子の目に、小夢、琉姫、翼の姿がうつる。
小夢 「心配したんだから」
薫子(かおす) 「ごめんなさい。でも、どうしてここが分かったんですか」
小夢 「琉姫ちゃんが、かおすちゃんっぽい、つぶやき(ツイッター)を発見してね」
琉姫が見せた携帯の画面には「るかにゃんのフィギュア買った!! うるわしい!! やばい!! もひょー!!』」とあった。
小夢 「かおすちゃん、ネットだとテンション高いね」

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薫子は、小夢、翼、琉姫によって無事保護された

メガネ店に到着した四人。さまざまなフレームを試していると、編沢と虹野が来店する。
編沢 「美晴先輩、眼悪かったでしたっけ」
虹野 「ううん、両眼1.5」
編沢 「じゃあ、なんで」
虹野 「やっぱメガネかけた方が、先生ぽいかなって」
編沢 「コスプレ感覚でメガネを、かけるんじゃない。視力を矯正してこそメガネ。度なしのメガネなんか買った日には、口ききませんから」
虹野 「わかったよ。メガネ先生デビューしたかったな」

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メガネを選ぶ虹野と編沢

二人の声に気付いた薫子が声をかける。
編沢 「かおす先生、メガネ作りにきたんですか」
薫子(かおす) 「はい、でも迷ってて、わたしメガネっ子好きなもので。メガネって、知的な人や大人っぽい人、ミステリアスな人にかけてほしいというか」
編沢 「すっごい分かりますよ。わたしも高三まで同じような理由でメガネを買えず、眼を細めてすごしてました」
薫子(かおす) 「そうだったんですか。なのに、どうしてメガネを」
編沢 「いろいろ理由はありましたが、好きなアニメを少しでも高解像度で見たいと思って」
薫子(かおす) 「買います」
寮に戻った薫子たち。
薫子(かおす) 「世界が鮮明。こんなにくっきり見えるなんて。フィギュアもくっきり」
小夢 「それにしても、今日はどうして、ひとりで出かけようと思ったの」
薫子(かおす) 「わたし萌えるとテンションがおかしくなってしまうので、ああいうところ行ってひかれたらヤダなって。あと、小夢ちゃんのように連載もまだですし、フーラ先輩やメガネ琉姫さんのようなステキな大人になるには、今のまままではいけないなって思いまして」
翼 「さすが成長期」
琉姫 「その調子で、原稿描いてみたら」
メガネをかけて原稿を描く薫子。
薫子(かおす) 「フーラ先輩のおかげで、本当に背景は良くなった気がします」
ペン入れした線の粗さを目にする。
薫子(かおす) 「線が、よく見える。やっぱり、まだまだ下手くそだあ」

「こみっくがーるず」第7話『ここは天国ですか!?』の感想・考察

「こみっくがーるず」アニメ全話のネタバレ解説まとめ

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