2ちゃんねるのオカルトスレ「変なものを見てしまった」の名作を紹介!イラストもあり

本記事ではインターネット上の巨大掲示板サイト「2ちゃんねる」のオカルト板に投稿されていた、「変なものを見てしまった」というスレの名作をまとめて紹介している。愛犬と一緒にキャンプに行ったユーザーが不可思議なものを見てしまった、という話だ。記事中では遭遇したバケモノと思しきイラストも掲載しているので、ぜひ最後まで楽しんでほしい。

先日愛犬と一緒に地元の山にキャンプに行ったんだけど
そこで変なものを見たんだ
文才ないしこうやってスレ立てるのもはじめてだけど
長くなるかもしれないけどよかったら聞いてくれ
質問にはできるだけ答えるよ

場所は石川県のとあるキャンプ場なんだけど
そこで犬と一緒に一晩キャンプしたんだ
まぁ地元だとキャンプ場としては結構有名なところなんだけど
昨日は雨が降っていたせいか俺たち以外キャンプ客はいないって
管理人も集金にきたとき言ってた。

雨っていっても霧雨みたいな感じで
火もUじこうっていうUの形になってる
コンクリートの塊みたいなやつがあるんだけど
それになんとか火をつけることができて夕食とかの準備もできた。
キャンプって言ったらカレーだと思ってカレーと飯盒でたいた飯ですませた
犬にはもってきたドックフードを食わせてたよ

どうしてまた犬とキャンプなの…?

俺は今18歳で今年で19になるんだけど
色々あって浪人することになってしまって
友達はほとんど大学に行ってしまって
一緒に行く相手がいなかったんで犬と一緒に行った。
ちなみにジャーマンシェパードのルッツって名前の犬

雨がちょっと酷くなってきたんで犬と一緒に
早々にテントに引き上げたんだ
テントは3人用のやつで
犬と一緒とはいえ十分な広さで快適だった
ランタンの形したLEDつきのやつを天井からぶら下げてたんで
中は結構明るかった。
熊が出るかもしれないって管理人の人に予約した時に言われたんで
家からサバゲの時に使ってるガスガンを持ってきたんだけど。
ケースにしまったまんまでその時は使う事なんて考えもしてなかった。

山で犬とキャンプ

なんてアメリカンな奴なんだ
犬にもカレーあげなよ

玉葱入れちゃったから
犬には食わせれなかったんだ…すまん
そのかわりサイコロステーキの肉をカレーにいれたんで
その肉を別に食わせたよ

犬撫でながら本読んだりしてたんだけど
22時くらいかなそろそろ寝ようと思って
電気を消そうと思ったんだけど
外から猫みたいな声が聞こえたんだよね
猫っていってもニャーとかじゃなくて
発情期とかに赤ん坊の泣き声そっくりの
猫の鳴き声、多分聞いたことある人は多いだろうけど
そんな感じの声
俺も最初は赤ん坊かと思ったけど
俺の実家のまわりは結構野良か飼われてるのかわからないけど
猫が多くて発情期になると毎年のようにその声が聞こえてたから
慣れてた。でも山に猫っているもんなのかなとふと疑問に思ったわけ

あの泣き声は確かに不気味だよな…

テン…ソウ…メツ…

ハイ…レタ…ハイレタ…ハイレタハイレタ

ぼぼぼぼほぼぼ…

ボーイスカウトとかやってたから
キャンプは結構場数を踏んでるんだけど
山で猫は正直見たことはなかったわけよ
それに猫は住宅地とかえさの多いところにいるイメージがあるし
ほんとに捨て子でもいるのかと思って犬と一緒に外に出たわけよ
俺がテントをはってたのは一番広いテントサイトだったんだけど
そこからちょっと行ったところに集団でキャンプしたりすると
キャンプファイアーとかする広場があるんだけど
その赤ん坊の泣き声っぽいのはそこから聞こえてくるみたいで
広場のほうを見たわけよ
外灯とかないからもちろん真っ暗なわけだけど
さっき言ったランタン型のLEDのやつをテントにぶらさげてるやつとは別に
もう一個持ってきててそっちを持って広場のほうに向かったわけ
すると犬がいきなり広場にむかってほえ始めた

うちの犬は人にほえたりはあんまりしない犬で
むしろ知らない人にも撫でてもらいに進んでいくタイプ
ほんとに滅多にほえないからちょっとびっくりしたわけよ
真っ暗闇とはいえ次第に目も慣れてくると
広場の全体を見渡すことができるようになってきた
ところどころに結構雑草が生えてるんだけど
学校の運動場みたいな感じだった

そこのちょうど真ん中
ほんとキャンプファイアーをするところに
何か変なものがあった、この場合いたと言ったほうがいいかも
大きさは冬用の寝袋くらいでなんていうか巨大な芋虫みたいな感じだった
最初は熊の子供かなんかかと思ったんだけど
今まで鹿ぐらいしか山の動物と遭遇したことなかったんで
何なのかまったくわからなかった
でも間違いないのはその変なものが赤ん坊みたい泣き声を発していた

雨はあがってたんだけど
地面はまだぬれてて
広場のほうにはたくさん水溜りもできてた
ちょっと怖かったけど何か確かめたい好奇心で
その変なものに近づいたわけよ
なんつーか魚が飛び跳ねてるみたいな動きしてた
それが動くたびにビチャビチャっていう音が変に大きく聞こえた
うちの犬はまだほえてたけど
俺と一緒にそれに近づいてくれた

距離でいうと5mくらいまで近づいたんだけど
大体どんな姿形をしてるのか分かった
冬用の寝袋に毛を生やした感じ
毛っていうよりヤマアラシの針?っぽい感じがあった
虫っていうよりやっぱり動物だった
見えてたのはずっと後ろ姿っぽかったんだけど
いきなりこっちを振り向いた
体が金縛りにあったみたいに動けなかった
なんていうか顔らしきものは
触覚?みたいなのが

・ ・
こういう位置でついてて
その先に目玉みたいのがついてたように見えた
ナメクジかカタツムリみたいな感じ

顔はその触覚みたいなの3本と
その3本の中央に穴が1つ
顔の下と思われる場所には
髭っぽいのが生えてた
目があったっていう表現はおかしいかもしれないけど
こっちを見つめてる感じがした
1秒か2秒くらいの間だと思ったんだけど
自分の中ではすごく長く感じて
音もなにも聞こえなかった

犬がずっとほえてるはずなのにほえてる声も聞こえなかった
さすがにちょっとやばいと思ったときに犬が
俺の靴を噛んで後ろにひっぱってくれて
金縛りにみたいになってるのがとけた
とりあえず俺はそのまま犬と一緒にテントまで走って戻ったよ

この書き込み終わったらちょっと絵描いてくる

テントまでなんとか無事に犬と一緒にたどりつけたんだけど
赤ん坊の泣き声みたいのはまだ聞こえてた。
俺はあわててケースから持ってきたガスガンを取り出して
身構えてた
犬は場所を知らせないようにと考えたのかはわからないけど
ほえないでテントの入り口のほうをずっと見てたよ
正直ガスガンごときでどうなるものでもないとは思ってたけど
やっぱりなにか武器が手元にあると思うと安心した
もってきてた鉈も手元においておいたし
できるかぎりの準備はできた。

出典: blogs.yahoo.co.jp

10分くらいそのまま身構えてたんだけど
ふと例の赤ん坊の泣き声が聞こえなくなった
変な汗かいてたし聞こえなくなった=いなくなったと俺は認識したのが
ちょっと安心して携帯で管理人さんに電話してここにきてもらおうと考えた
管理人さんは総合案内所的なところに住んでるらしくて
なにかあったらいつでも電話してくれって言ってたんで
とりあえず電話しようと思った。
電波もあったし電池残量も余裕だったけど出ない…
時間的にはまだ23時手前だし起きてるはずなんだけど
なんど電話しても出ない

画力がなさすぎてあのときの気持ちがつたわらねぇ
なんか可愛くなっちゃったし
真ん中の黒いのが穴です鼻じゃなくて

何回も電話してるけど出ない
本気で焦った
その時犬がまだテントの入り口を
ずっと見つめて身構えてることに気がついた

赤ん坊の泣き声はもうしないし
単に警戒心がとけてないだけだと思ったんだけど
全身に鳥肌がたったのを覚えてる
あんなに鳥肌がたったのは人生ではじめてかもしれない
ぬれた雑草の上を何かが這ってくる音がした
間違いなくこのテントに近づいてきた
ランタンを消すべきだったんだろうけど
あの状況下で暗闇に犬がいるとはいえ
耐えられる状況じゃなかった
雨がまた降り始めてた
テントの表面にボタボタと雨が落ちる音がやたら大きく聞こえた
這ってくる音は確実に自分がいるテントに近づいてきてた

犬の写真については後から説明させてくれ

這ってくる音がすぐそこちょうどテントの入り口付近にいることが
わかるくらい大きい音になったのが分かった
犬はまだ吼えずずっと身構えたままだった
俺もガスガンの銃口を入り口に向けたまま身構えてた
テントの入り口のほうから声がした
男の子か女の子か分からないが
舌打ちのような音の後にとにかく子供らしき声が

「ッチ…ッチッ…イトッ…シャ…ノウ」
「イ…トッシャ…ノゥ…ッチ…チッ」

hajime_asyou
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@hajime_asyou