YAT安心!宇宙旅行

YAT安心!宇宙旅行

『YAT安心!宇宙旅行』は、NHK教育テレビで1996年から1997年にかけて放送されたテレビアニメであり、これを原作とした漫画も存在する。漫画の作者は西川伸司。アニメは2部構成になっていて、1998年から『新YAT安心!宇宙旅行』として第2部が放送された。
主人公は「星渡ゴロー(ほしわたりごろー)」、ヒロインは「天上院桂(てんじょういんかつら)」。物語はゴローが行方不明の父を探すために宇宙旅行会社のYATのツアーに参加するところから始まる。ゴローは次元トンネルの発明者を父に持つが、次元トンネルプロトタイプの大事故に巻き込まれ、行方不明となってしまっていた。ツアー中にゴローは機材を破損させてしまい、弁償するためにYATのメカニックや掃除などを担当して働くこととなった。YATの添乗員を務める看板娘の天上院桂に一目惚れし、やや恋愛要素も含まれるが、これに関しては桂が非常に鈍感なため物語の後半まで進展することはなかった。YATの船長であるヤマモトカオルや乗務員であるウッチー、カナビーと個性的なメンバーに囲まれ、ライバル社である大手のコスモロード社と対抗し物語は進んでいく。後半は次元トンネルプロトタイプの事故にスポットが当たり、同時に桂の出生の秘密も徐々に明らかになっていく。ゴローの元気で勇敢な正義感の強い様子が後半の物語を切り開くカギとなり、桂との関係にも変化を及ぼすようになっていった。