ドールズフロントライン(ドルフロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドールズフロントライン』とは、中国のサンボーンが開発しているスマートフォン用のゲームアプリである。民間軍事会社の指揮官であるプレイヤーは、第三次世界大戦により荒廃した近未来を舞台に、人工知能の反乱により襲い来る機械の兵士たちを撃退するため、銃の名前を冠する戦術人形と呼ばれる機械の少女を率いて戦うことになる。

声:福原綾香
AR小隊の追加メンバー。EP07より登場する。AR小隊では唯一のSMGである。
16Labのペルシカから派遣されてきた戦術人形でグリフィンの正式な所属メンバーではない。エルダーブレインとの接触で正気を失ったM4A1に代わりAR小隊のリーダー代理となる。
正義感が強いがやや融通が利かないところがある。新型ゆえの戦闘経験不足がコンプレックスであり、経験豊富な他のメンバーと自分を比較して落ち込むことが多い。
彼女の指揮能力テストのために結成された「パレット小隊」のメンバーとは、現在も強い絆で結ばれている。
エルダーブレイン殲滅作戦で初めてM4と出会い、当初は気持ちがすれ違ったものの仲間としての絆を結ぶ。しかし、エルダーブレインのハッキングで再び行動不能となったM4を助けようとしたところを裏切った正規軍のエゴール大尉に撃たれ破壊される。そのメンタルモジュールはSOPIIにより回収されており、正規軍からの逃避行の最中は応急処置としてダイナーゲートに意識を移されていた。
グリフィンに帰還した後、予備のボディが完成するまではメンタルモデルだけの状態で16Labのサーバーに住んでいたがEP11より復帰した。

イベント「秩序乱流」において、RO635だけが他のAR小隊メンバーと違い「自分を犠牲にしてもM4A1を守る」という中枢命令が設定されていないこと、第三世代人形のプロトタイプとして感情を成長させる人形として造られていることが明かされた。

404小隊

UMP45

声:嶺内ともみ
404小隊のリーダー。作戦指揮能力はそれほどでもないが、メンタルが強く判断を誤らないのが長所。一見温厚で礼儀正しく見えるが、その本質は極めて獰猛であり戦場での口の悪さからそれが垣間見える。本心では小隊のメンバー以外の戦術人形や人間を信頼していない。
左目についた傷跡を修復しない理由を他の小隊メンバー以外に話すことはない。
本来は電子戦の専門家で直接戦闘は不得手であったが努力でそれを克服している。鉄血のID偽装を得意としており、潜入工作の際は鉄血人形になりすまして通信を使用する。

イベント「深層映写」によりその過去が明らかになった。エルダーブレインの反乱以前に鉄血工造で製造され、何者かに工作員としてグリフィンに送り込まれた違法人形であり、「胡蝶事件」の数少ない生存者である。指揮官権限を故人に設定しているため、誰からの命令強制も受け付けない。

UMP45 MOD3

声:嶺内ともみ
正規軍の戦車による攻撃から416を庇い大破した(イベント「特異点」参照)UMP45。整備担当のデールは損傷の大きさを見て素体の交換を進言するが、UMP45は最愛の姉であるUMP40と同じ型の身体を手放すことを拒否(註:鉄血製の非合法素体であるUMP45が生存していること自体が胡蝶事件の重大な証拠品であるという意味もある)。デールは、修復に失敗するかもしれないことをUMP45に告げて修復と改造を開始する。修復によって意識が身体と切り離された中で、UMP45はメンタルデータの深層に眠っていた仮想人格のUMP40(その正体はかつてUMP45が「傘」ウイルスに感染した際に生成されたOGASがUMP40の人格を模倣したもの)と出会う。かつてUMP40と誓った「平和になったら二人で綺麗な南の海を見に行こう」という約束を思い出したUMP45は、胡蝶事件を計画し自分からUMP40を奪った者たちへの復讐を改めて決意することでメンタルアップグレードを果たした。
UMP45は鉄血製の非合法素体のためI.O.P.社互換の規格とは相性が悪く、失われた右腕は拒絶反応の出ない旧世代軍用人形のものが新たに接続されている。左目も眼球が破損し代わりの適合パーツがなかったため、センサーに置き換えられている。電脳に拡張モジュールを搭載し頭部に電子戦用アンテナが追加されたことで、電子戦性能は大幅に向上している。未知の技術で造られたパラデウスの人形であるネイトをハッキングできたのもこの電子戦性能の強化によるものであった。
404小隊のメンバーに対しては、以前よりも仲間や家族として踏み込んだ様子を見せる。一方で指揮官に対してはやや辛辣に当たるようになったが、これまでの表向きを取り繕った接し方と違い素に近い態度を見せている。

UMP9

声:能登麻美子
404小隊のメンバー。UMP45によく似た姿をしている。陽気でコミュニケーション能力が高いため部隊の渉外役を務めている。部隊の仲間を家族だと思って大切にしており、特にリーダーのUMP45に対しては絶対的な服従を誓っている。右目にはUMP45とお揃いの傷跡がある。
頭はあまりよくないようで、イベント「深層映写」では行動不能に陥ったUMP45に代わり部隊の指揮を執っていたが、考えることの多さからあたふたしていた姿が描写された。
かつては人形密売組織に加わっていた違法人形であり、どのような経緯で仲間に入ったのかは404小隊のメンバーしか知らない。

UMP9 MOD3

声:能登麻美子

戦況が厳しくなる中で、力不足を感じたUMP9がデールに強引に頼み込んで自分を強化改造した姿。素体をほぼ全交換に近い形で強化しており、特にUMP45の補助を務めるための電子戦性能を大幅に引き上げている。
かつては「レナ」と名乗り違法人形密売組織で働いていた。その際にまだ誰も仲間がいなかったUMP45と出会い、レナが組織にメンタル自壊プログラムで忠誠を誓わされていることを知ったUMP45によって組織から解放され、その後は非合法のASSTシステムを受け違法戦術人形となった。そして、UMP45が組織と戦っている時に「UMP9」を名乗って救援に入り、そのままUMP45の「妹」として同行することになった。目の傷は、その際に自ら刻んだものである。

416(HK416)

声:野中藍
404小隊のメンバーで左目の下に入れた血涙のタトゥーがトレードマーク。寡黙かつ毒舌で、自分のことを最も優秀な戦術人形だと思っているが、それに見合った実力を持っているためUMP45からの信頼は厚い。過酷な任務に送られがちな404小隊と比べてサポート環境に恵まれているAR小隊に対する羨望と嫉妬が著しく、特にかつての同僚だったM16のことを激しく憎んでいるような態度を取る。
決して性格が根っから悪いわけではなく、パートナーのG11に対してはその怠惰さを罵倒しながらも面倒見の良さを見せている。

M16に対する激しい敵意は強い執着心の裏返しであり、本心では彼女と組んでいた小隊を再結成したいと考えていた。
グリフィンから国家保安局へ出向していた頃の彼女は極めて鼻もちならないエリート意識の持ち主であったがある事件の際に味方を銃撃、それを咎められて除隊処分を受けていた。その命令を下したのがM16であったことが現在の激しい敵意と執着に繋がっている。その一方で違法人形となった今も表舞台での再起を諦めていない。
イベント「秩序乱流」では、グリフィンに所属していた頃にはある指揮官の副官を務めていたことが描写されていた。しかし、何らかの理由でグリフィンから逃亡しており、それが現在の違法人形としての身分に関連しているようである。

「VA11Hall-A」コラボにおけるある意味全ての元凶。シナリオ内ではアルコールに非常に弱くとんでもない酒乱であることが判明した。同時に、妹であるG28の自分への好意に気付いていながらも危険な任務続きの違法人形である自分からは遠ざかって幸せになって欲しいという複雑な愛情も覗かせている。

416 MOD3

声:野中藍
パラデウスの失格異性体廃棄場となっているタリン市での作戦を前に、電子戦能力向上のために改造・メンタルアップグレードを受けた416。これまで不得手だった電子戦能力を強化したのは、パラデウスが相手では強化改造されたUMP45でも電子戦能力に不足が生じるかもしれないという判断によるものである。

胡蝶事件の直後、416を含めグリフィンから国家保安局へ出向していた戦術人形の事件生存者には初期化されて民生人形に再改造されるという処分が下った。しかし、そのことに納得がいかない416は射撃管制モジュールを摘出された後に自身の銃を奪ってグリフィンから逃亡。その後は放浪人形として廃棄バッテリーを漁る暮らしをしていたが、そんな時に人形密売業者が廃棄されたメイド人形を痛めつけているところに遭遇。思わず助けに入るがもはや戦術人形としての力を失った416は無力だった。その416を助けたのはかつて見下していた相手(註:イベント「深層映写」を参照)であるUMP45とその傍らに控えるUMP9だった。再起のために嫌々ながらUMP45の配下となることを選んだ416は非合法の射撃管制モジュールを手に入れて再び戦術人形となり、416が助けた廃棄人形は改造されて戦術人形G11となった。これが404小隊のはじまりであった。

G11

声:福原綾香
404小隊のメンバー。主に狙撃手としての任務をこなす。戦闘能力は高いが、自己管理能力が極端に低い怠惰な性格のため一日のほとんどを眠って過ごしており、日常生活ではパートナーの416に介護されている。戦闘中は苛烈にして冷酷に振る舞うが、メンタルが弱く不測の事態に遭うと家庭用人形としての模擬人格が表に出てきてしまう。
EP01の夜戦ストーリーパートに登場した際にはMP5に大好物のラムレーズンアイスであっさり買収されている。
404小隊の整備を担当するシーアとデールがG11のベースとなった家庭用民生人形を所持しており、そちらは外見が瓜二つながらにこやかで勤勉である。

416のMODストーリーでは、G11の前歴が語られていた。それによると彼女は廃棄されたメイド人形であり、人形密売業者に捕らえられ乱暴な仕打ちを受けていたところを、グリフィンから逃亡して放浪していた416と、たまたまその密売業者と敵対していたUMP45によって救助された。その後、デールにより射撃管制モジュールとASSTシステムを組み込まれて非合法戦術人形「G11」へと改造され、UMP45に従うことになった416と共に404小隊を結成することになった。極端に眠たがりでメンタルが弱いのは、廃棄人形だった時に虐待でメンタルモデルを損傷しており、内部に修復不能の不良セクタが生じているからである。

yuku_sakana
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