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zebram6のレビュー・評価・感想

ペルソナ3 リロード
10

神リメイクと言われるのも頷ける内容でした

『ペルソナ3 リロード』とは『ペルソナ』シリーズ3作目のリメイク品である。
リメイクと聞くと酷評のイメージがついてしまうのがほとんどであるが、この作品に関しては全くの酷評ではなく、むしろ好評のレビューが多い。プレイヤーの間では神リメイクとも言われるほどに最高の出来だ。

私個人は『ペルソナ』シリーズについて、実際にプレイしたのが『ペルソナ5』だ。その他シリーズについてはアニメと映画をみて、ストーリー概要を知っているぐらいであった。
ちょうどいい機会だと感じて、思い切って『ペルソナ3 リロード』を購入してプレイ。
以前プレイした『ペルソナ5』と比較すると作中のBGMがスタイリッシュになっており、なにより主題歌がとても良い。
『ペルソナ』シリーズの定番である要素として、ゲーム内容のボリュームが挙げられる。ストーリークリアするのに100時間以上の時間が要するのが本シリーズの特徴なのだ。
今作もしっかりと100時間以上かけてストーリをクリア。クリア後のエンドロール時には涙が止まらず、画面を注視することはできなかった。

エンドロール後にオープニングを見直すと、オープニング映像すべての意味が理解できてそこでも号泣。
1度ゲームを一周させてやめるプレイヤーが多いイメージではあるが、今作に関してはもう一周やりたいと思わせるような内容であった。

暗殺教室 / Assassination Classroom
10

笑いあり感動ありの良い漫画。暗殺は教育に役に立つ!

『暗殺教室』というタイトルだけを見て笑いと感動が満載に詰まっているとは想像しませんでした。
この作品をよく知るきっかけになったのは実写映画を見たからです。
この映画も豪華キャストでおすすめです。

簡単に物語の概要を説明すると…
ある日、有名進学校の落ちこぼれのクラスに異様な形をした謎の生物(マッハ20で空を飛び、月の7割を破壊した!)が担任として赴任し、生徒達に「来年3月までに自分を殺せなければ地球を破壊する」と豪語します。
その生物=殺せんせーは生徒に危害をくわえてはいけない等のルールのもと、授業を行っていき、生徒は勉強と暗殺両方に精を出していくというお話です。
最初からクラス全員「軽く何点か突っ込ませろ…」と思うところから物語がスタートします。

作品開始から初期は1話完結のお話が多かったですが物語が進むにつれ、殺せんせーの過去、何故担任を引き受けるに至ったのかが明かされていき、引き込まれます。
また、1話完結のお話の際にも、生徒一人一人の過去やルーツについて夢中になれる話が多く面白いです。

作品の中で夢中になれる最大のポイントはこの超危険生物がすごく優しくて、まぬけで、生徒思いで、普通に巨乳好きでスケベな人間くさい愛すべきキャラクターなところです。
危険生物は大体の漫画では心の通じ合わない敵です。
漫画じゃないけど例えば『ジュラシック・パーク』とか。
この漫画は倒す対象でありながら殺せんせーは敵じゃないのが見所です。
絶対読んで損はしない面白い漫画です!
是非読んでみてください。

ファイト・クラブ / Fight Club
7

非日常を体験したい人にぜひ見てほしい。

このFight Clubという映画はほかの映画と比べてかなりぶっ飛んでいる映画だと思います。まず、基本はエドワード・ノート演じる「僕」の視点で物語が進行していきます。この「僕」は自動車会社に勤務し、全米を飛び回りながら車のリコールの調査をする平凡な会社員でした。その「僕」の家は、IKEAのデザイン家具や職人手作りの食器、高級ブランドの服などをそろえた雑誌の表紙に載っているような部屋を作るのが彼の生きがい、人生そのものとなっていました。しかし、彼には不眠症という大きな病を患っていました。この不眠症の苦しみを精神科の医者に訴えますが、「世の中にはもっと大きな苦しみを背負ったものがいる」と言われ睾丸がん患者の集いを紹介されます。そこで彼は、患者たちのつらい苦しみの告白を聞くと自然と感極まり、ここから不眠症が治り始めます。これに味を占めた「僕」は末期がん患者や結核患者などの集いに偽の患者として潜入するようになりました。そこで「僕」と同じように偽の患者としていた女性「マーラ」と出会いますが、彼女との出会いで「僕」の不眠症は再発するようになりました。
そんなある日、リコールの調査で全米を飛び回っていた時に自宅が何者かによって爆破されてしまいます。そんな生きがいを失った「僕」の前に石鹸の行商人タイラー・ダーデン(ブラッドピット)が現れ、「僕」は彼に救いを求めます。その後、バーの帰りに二人は殴り合いをすることが日常になっていき、次第に観客が増え殴り合いをする同士が増えていきました。そこでタイラーはFightClubを設立し、殴り合いがやりやすい環境を整えていきました。しかし、ある日タイラーはFightClubのメンバーに宿題を出し始め、さらには軍団を作り始めました。やがてタイラーは、「プロジェクト・メイヘム」を発案し、社会的権威のある会社などに破壊工作をし始め、FightClubはテロ集団へと変貌していきました。そのことに疑問を感じた「僕」はタイラーに意見しようとタイラーを探すがどこにもおらず、部屋にあった使用済みの航空券を手掛かりに全米を探すようになりました。タイラーは全米のどの大都市にもFightClubを作っていた。ある店でFightClubのメンバーたちと会うとある一人から「あなたダーデンさんですよね」と言われた。そこから慌ててマーラに電話で自分の正体を確認するとタイラー・ダーデンだということが発覚する。なんと理想の自分がもう一つの人格、タイラー・ダーデンとして自分がテロ集団への指揮をしてしまっていたのだ。タイラー・ダーデンがクレジットカード会社をFightClubを使って爆破しようということに気が付いた「僕」は自分の計画を止めようとクレジットカード会社へ走っていく。
この映画は、かなりグロテスクな表現や性的な描写が多いため複数人で見るときは注意してください。

THX 1138
9

天才監督ジョージ・ルーカスの劇場デビュー作の実験映画『THX1138』

『THX1138』は1971年に公開された米国の社会派SF映画で、ジョージ・ルーカスの劇場映画監督デビュー作です。
本作はディストピア的な未来を舞台にしており、大衆はアンドロイドの警察と感情を抑圧するドラッグの使用によって管理されています。
製作はフランシス・フォード・コッポラ、脚本はルーカスとウォルター・マーチ。
出演はロバート・デュバルとドナルド・プレゼンス。
『THX1138』はルーカスの学生映画『電子的迷宮: THX1138 4EB』から発展的に製作されました。
ルーカスはこの学生映画をカリフォルニア州立大学映画学校在学中に製作しています。
学生映画から劇映画への発展的な製作はワーナーブラザーズとアメリカンゾエトロープの共同事業として運営されました。
本作のノベライゼーション作品はベン・ボナによって1971年に発表されました。
公開当初の収益は予想された通りではなく、作品としての評価もさほどではなかったのですが、1977年にルーカスが『スターウォーズ』で成功をおさめた以降は批評家の評価も好転し、カルトに近い濃密なファン層を獲得できました。
本作のディレクターカット版は2004年に公開されました。
『THX1138』がチェイスドラマでも社会派演劇でもない点が、逆に本作の持ち味になっています。
光、色彩、音響効果の生み出す感情効果ーこれが弱冠25歳の新人監督が最初の劇映画で成し遂げたことであり、しかも『2001年宇宙の旅』の宇宙船半分だけの低額予算でサンフランシスコでのロケで成就した「成果」なのです。