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yu-taro-のレビュー・評価・感想

かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 / Kaguya-sama: Love is War
9

心理戦?いいえ、ただのイチャつきです。あとコメディ最高です

この作品は漫画の中では珍しい、男子生徒と女子生徒の2人が主人公という、いわゆるダブル主人公の物語だ。
この作品はその名の通り主人公2人が互いにあらゆる手段を使い、「どうにかしてでも相手を告らせたい、告られたい」「告白した方が負け」といったシンプルな内容になっていて、誰でも楽しめる。
この作品の設定で面白いところは、男の主人公は一般的な家庭よりも貧しいが、対してもう1人の女の主人公は親が「四宮グループ」と言われる資産家で誰よりもお金持ちであるという部分。対になるような家庭環境というのもまた面白い設定だ。

この作品の魅力は「ギャグ」だ。基本的にこの作品は「恋愛」「コメディ」「シリアス」の3つの内容に分けることができる。
この中でどの作品よりもずば抜けているのが個人的には「コメディ」だと感じた。そう感じたのはきっと、登場するキャラクターが全員しっかりとキャラが立っていることだ。
というのも、多くのキャラが登場する作品というのはどうしてもキャラが立たない。薄くなってしまうものだ。しかしこの作品はそれが一切なく、1つのコメディ作品として成立している。
この作品のすごいところはこれに関連していて、主人公2人がいなくてもコメディーとして、また、恋愛として1つの話が成り立ってしまうところだ。今まで読んできた作品では類を見ない作品だ。

いままでコメディのことばかり話してきたが、もちろんその他の要素もしっかりしている。
恋愛の部分は心理戦というなのただのイチャイチャにしか見えない(これは褒め言葉)。ただこの作品の割合的にそこまで恋愛要素はないため、甘々恋愛が見たい人には微妙かもしれない。ただ、程よく要素が入れられているため、個人的には読みやすい。

最後に残念なのが、まだ触れていない「シリアス」だ。
というのも、この作品中にいくつか山場(シリアス展開)があるのだが、正直言って面白いとはいえない。これは個人的にそういう展開が少々苦手だからだというのもあるかもしれないが、さっきあげた2つの要素に比べるとだいぶ質が低いように感じた。
全体的にはすごく面白い作品構成になっていて、必ず楽しめると思う。

ダイヤのA / ダイヤのA actII
10

王道の野球アニメ

この作品は高校野球を題材にしており、よくある必殺技や、悪役等はいっさい描かれておらず純粋に野球アニメを楽しみたい人にはおすすめの作品である。
主人公の沢村栄純は長野県の中学軟式の弱小野球部に所属しており、最後の大会のサヨナラ負けのピンチで投じた一球が観戦していた東京の名門校青道高校のスカウトの目に留まり、スカウトされる。しかし沢村は一度断りを入れようとしたが、一度練習の見学に誘われ行くことに。そこで出会ったのが1学年上の先輩、超高校級捕手の御幸一也だ。
御幸一也と出会い、のちに青道高校に入学し野球部に入部することになる。しかし入部した先に待っているのは熾烈なレギュラー争い、中学でエースや4番を張っていた部員がほとんどで、同じく北海道から上京してきた同級生、降谷暁は1年生ながら最速150キロ近くを誇る怪物ルーキー。そんな中、沢村は最速120程の直球に変化球も覚えておらず、レギュラーになるのには入部当初は程遠かったが、天性の才能である動くムービングボールを投げており、のちにその才能に気づく。沢村は日頃の練習や試合で夏の大会のベンチ入りを目指す。
どの選手も個性的で魅力の多いキャラが多く、地味な描写もあるがその分現実的なアニメである。
また主人公の沢村のキャラが面白くそこにも注目して欲しい。
野球を知らなくても観てるうちに自然と興味が持てるアニメなのでおすすめしたい。