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yosiokaのレビュー・評価・感想

ドラゴンボール超 ブロリー
10

サイヤ人同士の限界突破バトル

「ドラゴンボール超 ブロリー」は元々、ニコニコ動画を中心に以前の映画の敵として登場したブロリーを題材とした動画が大量に作られ、
それが思いがけずに大人気を博すことになり、公式サイドがブロリーの人気を見越し、「ドラゴンボール超」の映画に登場させたといえます。
そして、「ドラゴンボール超」に登場するブロリーは設定を一新し、新たなキャラクターとしてリメイクされることになりました。

映画の内容ですが、ブロリーは生後間もないにも関わらず、1万というサイヤ人の大人顔負けの戦闘力を有していた事から、当時のベジータ王から伝説のスーパーサイヤ人だと考えられ、ブロリーの抹殺を命じます。
パラガスはそれに反抗し、惑星ベジータから脱走しますが、エンジントラブルにより未開の惑星に不時着してしまい、それどころかその惑星から脱出することすら叶わなくなってしまいます。
時は流れ、復活したフリーザはより強い戦闘員を集めるべく、部下に人材発掘を命じます。
その際に、二人のフリーザ軍のチライとレモはブロリーが住んでいた惑星に到着し、彼をスカウトすることに成功します。
そこから、フリーザは願い事である身長を伸ばすことと孫悟空を倒すべく、仲間に迎え入れたブロリーと共に地球へ来襲し、
同じころ、ドラゴンボールを探していた孫悟空達と再会するというのが大まかな物語の流れです。

この映画の肝は、ファンが観たかったまさしくドラゴンボールらしい数々の戦闘シーンにあります。
最初はベジータから、次に悟空、ブロリーのスーパーサイヤ人化に、ゴジータと目まぐるしい場面展開が心地よい映画であるといえます。
その後の戦いは、ブロリーはドラゴンボールの願いで元居た星に戻り、ラストは悟空と和解したシーンで幕を閉じました。
という風に、旧作のブロリーでは殺されてしまいますが、今回の「ドラゴンボール超」では悪人ではなく、
純粋なサイヤ人である為に、悟空の敵にならなかったと評することが出来ます。
故に今回の映画はサイヤ人同士の戦いと尚且つ、ブロリーが死なずにその後の展開にも繋がれた映画になったといえます。

わかっていても
10

【20代のリアルな恋愛がここに】片想い・カップル・セフレ・LGBT…誰もが恋愛で経験したことのある「切なさ」「もどかしさ」「奥ゆかしさ」を痛いほど感じる描写。一度見始めたら引き込まれる物語

主人公の女の子が視聴者目線で繰り広げられる物語。
今ドキでリアルな描写と雰囲気と良質な違和感が、自分と重ね合わせて見てしまう。恋愛をしてて自分に嫌気がさす瞬間を煮詰めたような感じ。きっと誰もが一度は感じたことがあるだろう。「頭では分かってるけど、でも…」「今が楽しければそれでいいよね、でも…」そんな気持ちが随所に散りばめられて、見始めると止まらない。

主導権は自ら持ちながら、決断をさせるのはあくまでも彼女というスタンスで自分を悪者にはさせない彼の巧みな会話技術。ズルくてしびれる。これを無意識にやっているのではあれば天性の沼恋愛製造機。全部彼の思うつぼ、そう分かっていても理性を抑えられず感情のままに動いてしまうのは誰でも経験があるはず。

主人公の周りの友人達の恋愛や、同性愛も今の時代ならではの描写。恋愛ドラマでは定番の幼なじみの初恋や、セフレ、一夜限りの過ちなど。自分に当てはまらなくても、自分の友人や仲間内で""起こりそう""なことがリアルに描かれる。

そして極め付けは音楽。1話ごとでその話の肝となるシーンには言葉がない。音と表情、その場の雰囲気が絡まり合い、壮大なPVを見てるかのような気持ちになる。言葉がなくても感情が分かる。歌詞がなくてもシーンと音が重なる。

「わかっていても」抜け出せない、そんな沼恋愛をリアルに描いたドラマです。

エイリアン バスターズ
7

エイリアンが潜んでいる。

エイリアンが街に潜んでいるってMIBぽいし、主演がベン・スティラーってだけでおもしろいです。ベンはじめ、個性的な4人がご近所見張り隊をしていて、めちゃくちゃで、ドタバタしていておもしろかったです。エイリアンたちを殴打で倒したり、結構物理的な攻撃でした。実際、ご近所の見回りをしていて、宇宙人とか出てきたら、他の人に任せそうですが、結局最後まで自分らでやってて生真面目だなと思いました。不妊症なのにそれを妻に言えないとか、年頃の娘を持つ父の悲哀とかもあって、ただのドタバタではありませんでした。あと、ちょっとエロもある感じです。いや、ちょっとじゃないかな?エロっていうか、隙あれば、下ネタを入れ込んでるって感じでした。こういう下品なコメディきらいじゃないです。それにベンですから、それがないと始まらないって気はしますね。主役がコストコの店長ってのもよかったです。コストコは日本でも浸透してきたから親近感が湧きます。思ったよりもコストコに意味もあったし、最高でした。話の展開はよくあるものでしたが、宇宙人侵略ものをきちんとコメディに昇華したのがすばらしいと思います。そんな真剣に見るもんだとも思いませんが、気楽に、笑いたい時に見るとおもしろいと思います。

トリコ(漫画)
8

こんな食材があったらいいなという気持ちになる!!

この漫画は、世界中の美味しい食材を求めて、主人公である美食家のトリコと、料理人の小松が様々な困難に立ち向かいながら、食材に出会って成長していく物語です。トリコには、動物や植物の名前をもじった食材や、食材とは思えないようなユニークな食べ物がたくさん出てきます。実際にこんな食材があったらいいなというものばかりで、楽しい想像ができる漫画です。トリコには、捕獲レベルという食材の入手難易度を表す指標があるのですが、小松もトリコも初めは捕獲レベルの低い食材でも苦労します。ですが、同じ美食屋の仲間や、料理人たちの力も借りながら2人は成長して、捕獲レベルの高い、より美味しい食材を手に入れていきます。仲間たちとの協力して戦うシーンもそうですが、食材を奪って独占しようとする悪の組織との闘いも目が離せない見どころの一つです。トリコでは、食材もそうなのですが、登場人物一人一人に個性があって、トリコと小松だけが目立っているわけではないところがとても面白い部分です。見た目や技に特徴があって、主人公に人気が偏らない程キャラクターが豊富だと思います。食べることが好き、食について興味がある人は一度読んでほしいです。食への感謝の気持ちを改めて感じることができる作品です。

あつまれ どうぶつの森 / あつまれ どうぶつの森 ハッピーホームパラダイス / あつ森 / Animal Crossing: New Horizons / Animal Crossing: New Horizons - Happy Home Paradise
8

待望「あつまれ どうぶつの森」レビュー

大ヒットシリーズとして約20年もの間、子供から大人まで親しまれている「どうぶつの森」シリーズですが、ファン待望の任天堂スイッチ版「どうぶつの森」が世界でも大ヒットしています。「あつ森」の名称で親しまれているこの最新作ですが、やはりシリーズの集大成という感じです。過去作品に比べると出来る事も大幅に増え、より一層やりがいがあってハマりやすいのではないでしょうか。DS用ソフトなどでは不便だった手荷物の量だったり、村の狭さだったりも改善されて、より長く遊べるゲームになったと思います。また、なんといっても面白いのは時代を取りいれている所です。自分のアバターも他の住民もスマートフォンを持っていてアプリなどを転送してくれます。島の地図もアプリに入っていたり、カメラのアプリがあったり、すごくリアルになっています。話を進めていくと新しいことが出来るようになったり新しい場所に行けたりするのも、今回の作品が他シリーズよりも飽きさせない理由の1つだと思います。無人島での生活にしては少しおかしな点もたくさんありますが、話をすすめていけば1から島をデザイン出来るので、自分の好きなように島を作り上げていけるのはこの作品の1番の魅力です。

地獄少女 / Hell Girl
8

シリーズ化希望

原作漫画は読んだことあります。
原作も結構ひどい話っていうかひどい目にあう話だけど、実写化だとどうかなと思っていましたが、ちゃんとひどい目にあってました。
アイドル襲撃とか、ほんとやな男でそいつが地獄に落ちるところはすごく良かったです。
この男、ほんとに嫌なやつで、人の夢を潰しておいて、それに喜びを感じるとかキモいです。
こんなやつ、地獄に落ちて当然だとは思いますが、地獄に落としたほうも、男の母親に恨まれて地獄に落ちるというのがよかったです。
やっぱり、復讐すれば自分も恨まれるかもしれないし、ただやなやつ退治だけではない話なところが気に入りました。
玉城ティナの地獄少女もよかったです。
漫画でもなぜ彼女が地獄少女となったのかも謎だったりしたのですが、そういうミステリアスな雰囲気がすごく出ていて、原作通りという感じでした。話の作りも何個かの話があるオムニバス形式で見やすいし、一つの話を変に伸ばすよりよかったし、漫画にある話ではなくて、新しい話だった(似たような話はあったかもしれませんが)ので、嬉しかったです。
まだまだ新しい話は作れると思うし、ティナさん地獄少女も見たいのでシリーズ化してくれるとうれしいなと思います。

交響詩篇エウレカセブン / Psalms of Planets Eureka seveN
10

交響詩篇エウレカセブンについて

交響詩篇エウレカセブンは、『とある平凡な少年の、非日常的な経験による成長と、輝かしい恋の物語』です。
可愛い少女に隠された謎、そして”宿命”とも言える少女に託された運命に対する、主人公の葛藤が描かれています。

制作はアクション・ロボットアニメに定評のあるBONESで、2005年~2006年全50話で放送されました。
主人公の設定としては一般的なロボアニメと同様で、『平凡な少年』です。
ある日、自宅付近に『少女』が白いロボットに乗って降ってきて、主人公は『少女』に一目ぼれし、それまでの平凡だった日常が一変します。
それから主人公は『少女』が乗る戦艦に同乗するも、旅の目的や艦内の人々との間で軋轢が生まれ、様々なトラブルが発生します。
それらトラブルの中でも、『戦うことの意味』、『恋に立ちはだかる大きな壁』などが、他のアニメと異なる点です。
尚、主に主人公が衝突する相手は、戦艦の艦長です。主人公が現れたことにより、もともと決められていた戦艦の『旅』の目的が大きく変わるのですが、それを艦長が受け止めきれずに葛藤します。物語が終盤になるにつれ、主人公は『平凡』から『非凡』な存在になり、艦長だけでなく周りの人々の考えも変えていきます。
また、物語のターニングポイントとして、26話と48話が有名で、涙無しでは見ることは出来ません。
他にも、アニメを見るのが2週目、3週目になると、新たに気付く点が増えるなど、奥深い設定がされています。

アニメは全50話であり、全話見るのは時間がかかると敬遠される長さですが、9話まで見ると
残りも見てしまうようなアニメです。
しかし全50話なので、多少の中だるみ、不要ではないかと思われる話もあります。
箸休めがあるアニメとして、”ながら見”をする前提で、隙間時間にご覧いただいてもよいかと思います。

夏目友人帳 / Natsume's Book of Friends / 夏友帳
8

優しく、儚く、美しい、人と妖の物語

「夏目友人帳」と聞いてピンと来ずとも「ニャンコ先生」と聞くと、あーあれか、となる人もいるかもしれない。ゲーセンによくいる、目つきの悪いオレンジと灰色と白の豚のような猫。画像検索をすれば見たことがある人も多いだろう。
夏目友人帳の主人公はそのニャンコ先生ではなく、ニャンコ先生が用心棒をする相手・夏目貴志である。

これは妖と、高校生の男の子「夏目貴志」の切なくも優しい話。主人公の夏目貴志が、祖母レイコの残した遺品「友人帳」に書かれた名を妖に返していく物語。名を返す瞬間、レイコにまつわるその妖の記憶が流れてくるが、そのエピソードがまたじんわりくることが少なくない。
1話完結である場合が多く、毎回のように心が温かくなる。

幼い頃にいじめを受けていたり周りから疎外感を感じたりした経験のある人は、特にこの作品に共感できると思う。主人公の夏目も妖が見えるという特殊な体質のせいで嘘つき呼ばわりされ、友達がいなかった。ようやく友達のようなものができそうになっても、妖に邪魔されたり友達だと思った相手が実は妖であったり。そのように人や妖のせいで寂しい思いをしてきたにも関わらず困っている妖に手を差し伸べ、自分の危険も顧みず友人を救おうとする優しい主人公・貴志に、ハマる女性が後を絶たないのかもしれない。