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tw-7325299300476436483のレビュー・評価・感想

K2
9

長く受け継がれ愛される、前向きな医療マンガは健在!

「スーパードクターK」というマンガがある。
「ブラックジャック」と「北斗の拳」を組み合わせた主人公、代々「K」の名を継承する万能医師を中心とした物語は一話完結型の非常にスカっとする「少年マンガ」だ。
だがその主人公はやっぱりあくまで人間だった。続編「ドクターK」で発病し、やがてその命を失うだろう――というところで話は終わった。
ところがその「K」には別の流れがあった――。
この物語の主人公・神代一人は都会から遠く離れた村で独特の医療体制の中、無免許で治療を行っていた。そこに外からの医師が入ってきたことで、閉ざされた村、そして一人の人生も変わっていく。
そしてこの物語にはもう一人の主人公・黒須一也がいる。前作の「K」のクローンに当たる少年である。
冒頭からしばらくは一人の活躍と独特の医療体制、途中からはこの一也の医師としての成長物語が主流となっていく。
興味深いのはこの一也の成長物語である。
基本一話完結型の物語にも、並行して大きな流れがある。一也はかつての天才医師のクローンとして初期にはその身柄を狙われることも多々あり、母親の死にも立ち合ってしまう。それ自体は重い話である。
それでも彼には村で過ごす中での一人との師弟関係や、中学・高校・医大における友情があった。
かつての「K」のマントをまとい、放浪する時期もあったが、それでも彼は恩師や仲間の元に戻ってくるのだ。
この人間関係の描き方はやや古風であるが、常に前向きである。
それは出てくる他の医師についても同様だ。例えば旅行で羽目を外しかけたとしても、事故現場に出くわしてしまったら即座に医師の顔に戻る。
物語全体を貫く、この前向きさ・医師ならばこうあって欲しいという理想の姿。それはフィクションであるが故にできることである。
多くの医療マンガは、どうしても医師と症例、そしてリアルな感情のドラマになってしまいがちである。
それはそれで面白い。
だが、そればかりでは少々寂しくないだろうか?
万能医師、独特の村、落ち込んだとしても這い上がる逞しい主人公、悩みつつも成長する若き医師達、周囲の頼れるプロフェッショナル。
そんな彼らの、時勢を取り込んだ歯切れの良い物語は、我々にとっても清涼剤になるだろう。

きょうは会社休みます。
8

33歳花笑と21歳田之倉君との純愛ラブストーリー

33歳になった処女OLの花笑(はなえ)と21歳大学生の田之倉(たのくら)君との胸キュンストーリーです。
真面目で仕事一筋の花笑は生まれてから一度も付き合ったこともなければ、経験もない33歳のOLです。
そんな花笑の仕事場にアルバイトで来ていた大学生の田之倉君と酔った勢いでホテルにいきます。
そして、そのまま付き合うことになります。
ひと回りも年の離れた年下彼氏が出来た花笑が少しずつキレイになっていくのが楽しかったのと同時に嬉しい思いもありました。
田之倉君は最初花笑に少し意地悪をするのですが、それもまた年下の男の子の悪ふざけみたいで可愛かったです。
12歳も年が離れているとジェネレーションギャップがありますが田之倉くんが大人なのでお似合いだなと読みながらいつも思いました。
一番印象に残っているのは流行した「壁ドン」です。田之倉君みたいに若くてイケメンから壁ドンされたら誰だって好きになってしまいますよね。
かっこよくて大人な田之倉君にどんどん惹かれていく花笑ですが、近づくことが出来ない年の差に苛立ちを募らせたりともどかしい思いもします。
でも最後はハッピーエンドで終わるこの漫画は最後まで幸せな気持ちにしてくれること間違いなしです。
是非一度手に取ってみて下さい。

フルメタル・ジャケット
10

ベトナム戦争の真実、戦争を仕掛けるものも戦う兵士も殺されていく人々もごく普通の一般市民だという現実

プラトーン、カジュアリティズとベトナム戦争映画を見てきたが、スタンリーキューブリック名監督のこのフルメタルジャケットは、人間が戦争という殺し合いの中でいかに狂気になっていくか、それを一番強烈に描いた作品だと思う。設定が、ラストシーンがアメリカの子供がみるミッキーマウスのテーマソングで兵士たちが行進したり、色々と比喩に富んでいる。可愛いミッキーマウスのテレビを見た世代たちがベトナムで激しい殺し合いに巻き込まれてゆく。アメリカ兵を次々射殺していくベトナム兵スナイパーが女性だというのも強烈な皮肉だし、その女性兵士もまたアメリカ兵に殺されてゆく。女子供を守るなんて余裕はどこにもなくすべてが殺人マシン、人間的感情を持ったものは次々に殺されてゆく。本当に恐ろしい。またプラトーンでもそうだったが、兵士にとって死というものがいかに日常であるか淡々と描かれる。本当に簡単に人が死んでゆく。こういう中でないと女子供を殺すという気分にはなれないと思う。ベトナム兵士のほとんどが帰還後、精神病になっているというのもうかがえる。ここに登場してくる兵士たちは自分と深く向き合うことをせず、されを避けただ命令に従うマシンになる。これが戦場で生き延びていく生活の知恵なのだろう。ここに出てくる兵士たちは、殺人鬼のけだものでなくごく普通の人々アメリカ市民。戦争を遂行する政治家もごく普通の人々。この恐ろしさをこの映画で味わってほしい。

七つの大罪 / The Seven Deadly Sins
8

七つの大罪を見て(第3期『七つの大罪 神々の逆鱗』)

七つの大罪を見ているのですが、とても面白く、感動する話になっています。
七つの大罪 神々の逆鱗は3期として放送されていて、今回はメリオダスとエリザベスの秘密が明らかにされています。
なぜメリオダスは歳をとらないのか、メリオダスはなぜ長い年月を生きてきたのかといった今まで謎に包まれていたことが3期で明らかになっています。
そしてエリザベスにも意外な過去があり、なぜメリオダスと出会ったのかが明かされます。
また、七つの大罪の1人ゴウセルの過去も明らかになっています。敵なのか味方なのかわからないままでしたが実は悲しい過去があり、とても感動する話になっていました。
ほかにもメリオダスとその仲間たちが強くなっていて戦闘に迫力がどんどん増していたり、キングとディアンヌの恋の進展があったりと見所がたくさんあります。
これだけではなく、なんと3期では今まで強敵だった相手が味方になってくれています。
強敵だった相手の過去や思いが伝わってきて感動しました。
新たなキャラクターも多数登場していて、そのキャラクターたちが一体何者なのかがわかっていくのも見所です。
1期と2期もとても面白かったのですが、3期はさらに面白く熱いストーリーになっています。