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tohogakuenn2のレビュー・評価・感想

かごの中の瞳
8

まもってやってる感がなくなると自信がなくなる

ジェームスの気持ちはわからなくはないけど、ひどいなと思いました。妻が視力を回復して楽しくしている、そのことが不安にさせているだなんて。結局、自分の価値が彼女を支えていたところにしかないと思っていたのかもしれません。それは本当かどうかはわからないけど、そんな夫嫌です。確かに、人には自分より弱いものを守るときに感じる感情があって、ちょっと優位に立てるっていうか、そういうのはあると思います。それに、ジーナはすごくきれいだから、視力を取り戻せば、俺なんかから離れてしまうとか思っちゃうかもです。守ってやってる感がなるなると、自信がなくなるのでしょう。でも、それはジーナに失礼だし、そういう態度がまた、ジーナを遠ざける結果になってて、悪循環だなって思いました。彼はちょっとやりすぎです。最初、理想の夫って感じの人だったのに、こんなことになってしまい、すごく展開がおもしろかったです。目薬の件とか犬の件とか、家庭内に敵がいたなんて、そりゃあ、もうジーナは耐えられないですよね。オチは結構衝撃的で、別にそうしなくてもよかったのにって感じのオチでしたが、彼は彼女なしでは生きていけないのかもしれません。人ってこんなもんだろってすごく意地悪な見方の映画でしたが、それが当たってる感じがしました。すごく怖い話で、夫婦とは何かを考えさせられます。

荒野行動 / KNIVES OUT
8

スマホゲームのトップを走る荒野行動!!

荒野行動は2017年11月14日にリリースされた超人気スマホゲームです。戦場に100人のプレイヤーがいて、プレイヤーを倒して1位を目指すゲームです。プレイしている年齢層は幅広く、子供から大人まで楽しんでいます。その人気の理由として挙げられるのはバトロワのクオリティとデザイン性の高さです。
まず荒野行動が出るまでは、バトロワ系統の人気が高いゲームはありませんでした。しかし、荒野行動のリアルさの再現度は高く、それ故デザイン能力が高いため、武器のスキンでも飽きがなく課金してでも武器スキンを欲しいと思うユーザーが多く見られます。そして、プレイするにあたって重要になってくる車もスキンがあり、スキンによって性能が変わるため多くのユーザが課金する要因になっています。そのため、裏を返せば、荒野行動の大会に出るときに、車のスキンを持っていなければ、不利になってしまうので、課金をしないと楽しめなくなる場面もあります。
ただ、基本的にプレイする場面で楽しめなくなるかと言われれば、そんなこともないので安心してください。冒頭でも書かせてもらいましたが、ここまでも諸上っているスマホゲームは他にありません。e-sportsゲームになりさらに人気は上がっていく一方です。プレイしたことがない方はぜひやってみてください!

ペルソナ5 / Persona 5 / P5 / ペルソナ5 ザ・ロイヤル
8

無印版をクリアした女がロイヤル1周目をクリアした率直な感想

2016年9月にリリースされたペルソナシリーズ第5作目(無印版)に追加要素を加えて2019年10月にリリースされたロイヤル版。主軸となるストーリーはそのままに新規キャラ2名、無印版では描かれなかった3学期、パレスと呼ばれるダンジョン内での捜索要素が増えていたり、無印版を遊び尽くした人にも楽しめるように作られている。中でもパレス内で主人公がワイヤーアクションを使えるようになったのは「楽しい!」の一言に尽きる。行動範囲が広がった事で、捜索範囲が広がっているが、何か気になるものがある時は仲間キャラが教えてくれるので、RPGは苦手で遠のいている人にも楽しんでもらえると筆者は感じている。
実際にある街をモデルにしているのも違いを見つけられて面白い。ゲーム内で「渋谷の街」が描かれているのだが、駅構内ひとつ取っても、行き先掲示板だったり何番線ホームは○○行きだったりと、細部まで拘って表現されている。「田園都市線」が「田苑都市線」となっていたりと、知っている名前や場所を見つけるだけでも親近感が湧くし、違いを見つけるのも楽しい。
追加キャラが増えた為に難しいと思われがちなコープも1周目で全コープMAX狙える。
3学期も少し自由行動時間があるので、無印版であと少し足りなくてMAX狙えなかった人でもいける。筆者がいけた。
ロイヤル版で3学期が描かれると知って、無印版ですでに完成されているストーリーをどうやって膨らませるのかと思っていたのだが、クリアして思ったのは「うまくまとめたな」。無印版で途中退場してしまう明智がどうして?と思いながらプレイしていたのだが、からくりが分かった時はそのままラスボスを倒さないエンドを選択したくなった。筆者はラスボスを倒す・倒さないの2パターンの結末を確認している。最後のエンドロールも絵柄が変わるこだわりぶりなので是非その目で確かめてみて欲しい。
個人的にロイヤル版は、明智のために作られたゲームだと思った。だからもっと主人公とのやりとりや再び決闘するシーンが見たかった。それが本当に残念。無印版で明智を推していた人、無印版やったからいいやって思ってプレイしていない人、是非手に取ってみて欲しい。

龍が如くシリーズ / Yakuza series
8

漢の熱い物語

とにかく男ではなく漢と呼ぶにふさわしいキャラクターが物語中にこれでもかと登場します。
そして登場人物の友情や心意気など生き様には本当に心を揺さぶられるものがあります。
ハードボイルド系(Vシネマの作品等)が好きな人には楽しめる作品になっていると思います。

アドベンチャーパートで使われているマップが日本の都市をモチーフにしており、ほぼそのまま再現されているのも好印象(例えば歌〇伎町とか)。ゲーム中も本当に街を歩き回ってる気分になりました。
実際にゲームで街を歩き回ってから元となった場所を聖地巡礼して違いを楽しむのもいいのではないでしょうか。

操作性も特に不自由することないです。ただし戦闘アクションは若干難しいかも?
人によっては難易度を下げてプレイするのもいいかもしれません(ストーリーに影響無し)。

更にミニゲームが豊富で麻雀などベーシックなものから会社経営やカートなど、それ一つでゲームになりそうなものがプレイ出来ます。それらを含めてプレイすると50時間以上は遊べると思います。
ミニゲームにはゲーム内達成実績でやり込み度や報酬を得られるのでやり込むタイプの人には向いていると思います。

時間がある人はじっくりやり込み、時間がない人は物語を楽しむとどちらの層でもプレイする価値はあると思います。
そういうことを含めて評価は8を付けさせてもらいました。

20世紀少年 本格科学冒険漫画 / 20th Century Boys / 21世紀少年 本格科学冒険漫画 / 21st Century Boys
10

《ともだち》を生んだ想像という化け物について。

実写映画化もされたようにこの作品の持つ魅力は過去の浦沢作品の中でも『MONSTER』と並んで史上最高峰と言えるかもしれません。
漫画の舞台は日本。主人公であるケンヂの現在と過去と未来に分かれて進みます。浦沢さんの作品を読んでいるとカット割りが完璧でまるで、映画の絵コンテのように感じることが多いです。常に映像化を意識して作っているのではないかと思います。
大阪万博の開催された1970年代の日本の描き方は本当に素晴らしいです。高度経済成長の真っ只中で、自分の父親や母親の世代が読んでも、とても懐かしくて面白い内容になっています。
97年の日本ではノストラダムスの大予言を本気で信じていた子供たちがいて、それを模倣して書かれたよげんのしょの通りに様々な事件が次々と起こっていきます。よげんのしょを書き上げたのは謎の人物である《ともだち》というカリスマでした。しかし、その元のアイディアは幼少期(1970年)のケンヂたちによるもので。ともだちの正体はケンヂの知り合いの誰かだというのです。つまり、ケンヂ君のともだち。ともだちの正体はいったい誰なのか!?その一点を軸にして物語は佳境に入っていきます。
血の大晦日事件以来、姿を消したケンヂはまだ生きているのか?果たして、真実は。

漫才ギャング
9

面白いのに泣ける!

この映画は題名の通り漫才で生きていく芸人たちのストーリーである。主人公のトビオは借金だらけの相方と何十年もコンビを組んだが、解散を告げられ、街中の不良たちの喧嘩に巻き込まれる。つい殴ってしまったトビオは刑務所に入れられる。しかし、そこで同室になった人と運命の出会いとなる。ツッコミが鋭く漫才に向いてると思ったトビオは、コンビを組もうと言い出し、本当にコンビを組むことになるが、もともと不良だった新しい相方は、街を歩くたびに喧嘩をしかけられる。最初は気にしていなかったものの、新しい相方はだんだんトビオにまで被害が出ていることに気付き、コンビを解散しようとするが、2人の絆はそんなに浅いものではなかった。お互いに助け合い、手を出さないため不良たちにボコボコにされるが、少しずつ不良を漫才に引き寄せていく。最終的に誰と誰が新しいコンビになったのかは、確実に分からないが、それがまた面白い。主人公トビオの笑いのセンスにはいつ見ても笑わされるし、元相方や、新しい相方のトビオへの想いには本当に感動する。特に新しい相方は、元々は喧嘩ばかりで生きてきたのに、自分の体がボロボロになっても、トビオの芸人生活を守ろうとする姿勢には涙が出てきた。本当に面白いし、でも感動するし、どの年代が見ても最高に面白い映画!