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tama-shiroのレビュー・評価・感想

シュガーアップル・フェアリーテイル
10

妖精と人間の物語のはじまり 漫画「銀砂糖師と黒の妖精 ~シュガーアップル・フェアリーテイル~」

シュガーアップル・フェアリーテイルは、人間と妖精が暮らす世界を描いています。異世界のファンタジーが描かれている三川みりのオリジナル小説です。
テレビアニメ化され、恋と運命を砂糖菓子が繋いだ珠玉のフェアリーテイルです。

主人公の銀砂糖から作られる砂糖菓子職人のアンは、王家に認められた銀砂糖師を目指していました。アンは銀砂糖師になり、亡くなった母親を弔う砂糖菓子を作るため、王都を目指す旅に出ました。ひとり旅に必要になった護衛に、妖精市場で買い求めた戦士の妖精、シャル・フェン・シャルと出会いました。

使役させる人間と使役する妖精の関係でありながら、一生懸命な女の子アンは友だちになろうとしたシャルに、当初拒絶されましたが、王都を目指すうちに互いを受け入れました。
人間に虐げられていたミスリル・リッド・ポットをアンが助けたお礼に、旅に同行しました。濡れ衣を着せられ離れ離れになったミスリルが、最後に大活躍してくれました。

銀砂糖師の証、王家勲章を手に入れられなかったアンが、旅の途上で見つけた王妃に来年も王家勲章に挑戦するように言われたのは、一生懸命さが引き起こした結果であり、思わず応援したくなりました。

tofubeats / トーフビーツ
10

トラックメーカーtofubeatsの魅力

tofubeatsは日本を代表するトラックメーカーの1人である。トラックメーカーとは楽器を生で演奏するのではなくパソコン上で歌を乗せるための音楽を作る人たちのことを指す。一般的にはヒップホップでラップを乗せるようのトラックや、シンガーソングライターが歌を乗せるためのトラックを作ることが多い。
tofubeatsがその中で評価が高い理由としては、クオリティはもちろんのこと誰の耳にも残りやすいメロディと、どこかで聴いたことのあるような、歌謡曲の要素も含んだ懐かしさも感じさせる音作りだろう。彼の楽曲の中でもヒットした『水星』という曲は彼のそんな良い所が詰まっていて是非聴いてもらいたい。
更に彼が評価を受ける理由はそれだけではない。なんとtofubeats自身がラップをして歌も歌うのである。
彼のラップ、歌はとても上手いと言えるものではないが、声を言葉ではなく音として捉えるというトラックメーカー独自の発想でとても耳触りが良く、歌詞が頭に残りやすいものとなっている。彼のエモーショナルなトラックと、最新のケロケロボイスも駆使した楽曲のギリギリのバランスから生み出される心地よさは聴いたことのある人にしかわからないものとなっている。

女の園の星 / Onna no Sono no Hoshi
9

淡々教師の小さな出来事が、なんでこんなに笑えるのか?

女子校の国語教師・星は、面白みのない人物。
表情の乏しい顔、いつも同じスタンドカラーのシャツ、ぶっきらぼうな物言い。彼は日々小さな事件に悩まされている。
不気味な絵が学級日誌に描かれていたり、教室のベランダに犬が宙吊りになっていたり、生徒が授業中、カオスな漫画を描いていたりするのだ。
同僚の教師から「星先生、命狙われてません? 気をつけてくださいね」と心配されるようなことも。
それらに淡々と対処していく星先生。
大学で漫画研究会に属していたせいか、漫画家志望の生徒に協力を申し出たりする。決して無気力ではないのだ!
そんな彼を熱く見つめる生徒もいるが、彼女はちょっと、いやかなり変わっているのだった…。
また、職員室で席が隣の小林先生もやたらと星先生にからんでくる。
星先生のほうも、小林先生は嫌いじゃないのでたま~に飲みの誘いに乗ったりする。
大喜びの小林先生。彼は酔った星先生が好きなのだった。
酔った星先生の「最終形態」とは?
ごく普通の高校教師に起こる小さな出来事がなぜこんなにも笑えるのだろう?
この世界の面白さは読まなきゃわからないし、人に言葉で説明できない。
「読まないとわからないから、とにかく読んで!」と人に勧めるしかない作品。

浜崎あゆみ / Ayumi Hamasaki
7

唯一無二のアーティスト、今後時代を席巻するアーティストは出てこないだろう。

平成の歌姫と呼ばれ、1990年後半から現在までアーティストの前線として走り続ける彼女は、母となっても走る速度は変わらない。
1998年4月8日に「Poker Face」をリリースしデビュー、1990年にリリースしたファーストアルバム「A Song for xx」で自身初のミリオンを達成。
彼女は、数々の栄光をや時代を巻き込むようなムーブメントを生み出してきた。浜崎あゆみという女性に憧れ、真似をした女性は数知れず。
彼女の書く歌詞には、嘘偽りもない自身が感じたことを素直に綴っており、それが女性だけでなく、色んな人々の心をつかんだ。そしてそれがいつしか、社会を巻き込むような一大ムーブメントへと変化していった。
浜崎あゆみの魅力は、歌詞だけでない。彼女が創り出すライブ空間は、来たものを一瞬にして彼女の世界観へ引き込んでいく。浜崎あゆみにしか作れないその空間は、楽しさだけではない。彼女の栄光の裏側で感じていた孤独や苦しみも色濃く表現されている。その光景に、多くの人々は自身の心の中にあるものと重ね合わせ、共感しあう。
彼女の生きざまには、賛否両論ある。しかし、彼女は「浜崎あゆみ」として堂々と最前線で活躍し続けている。
「人はそれぞれの個性や考え方を尊重し、生きていくべきだ」
そう、人々に伝え続けているかのように生きている彼女は、唯一無二で美しい。

エイプリルフールズ
1

話がわからない

ひどい映画だと思いました。所々で起こっている出来事が実はつながってるみたいなことを描きたいのでしょうが、その伏線の回収が後出しじゃんけんすぎて、全然うまくありません。それに先の展開も読めるし、なんなのという感じでした。内容もあり得ないことばかりでした。どんなに上品な服を着てたって、一般の人を皇族とは思わないでしょう。それに皇族に対して、ははあー、お見それしましたみたいな態度とりますか。江戸時代ですかだし、金を払ってるのに素人の老夫婦の歌なんか、聞きたくありません。メインの話だって、人に銃口を向けた人があんな簡単に許されていいのかと思いますし、ニセ医者は嫌なやつすぎます。ヒロインのこと、好きだったからって、許されていいのかと思いました。とにかく話がめちゃくちゃで結局、ちよっとやってみたかったことを繋げただけの映画でした。群像劇ってそういうことじゃないと思います。ああ、なんか下手な映画だなと感じました。なんか、リーガルハイのチームが作った映画だと聞いていたので、がっかりです。面白いドラマが作れるからといって、いい映画が作れるわけではないんだなとつくづく思いました。最後まで見るのが辛い映画でした。

黒子のバスケ / 黒バス / Kuroko's Basketball
10

主人公が周りをいかすタイプ、変わり種だけど面白い!!

主人公は、存在感がなく影が薄い、運動能力もあまりない。けれど、その存在感のなさを利用して、チームのためにパスの中継役となり、バスケの強豪校でレギュラーを勝ち取り、幻のシックスマンと呼ばれていた、という、少年漫画では変わっているタイプの主人公です。
主人公は、バスケは好きでもパスもドリブルもダメ、体格も恵まれていないにもかかわらず、誠凛高校でレギュラー入りし、中学時代のチームメイトを倒すという目標に向かってチーム一丸となってバスケします。
弱い、弱小、無名などと馬鹿にされていた主人公のチームが勝利する、元チームメイトと戦い敗北し、強くなってリベンジして負かしたチームを倒す、チームの力で勝利するなど、スポーツマンガの王道をいく作品だと思います。
バスケマンガの王道と言えばスラムダンクですが、こちらは正統派バスケ、黒子のバスケは特殊系っぽいけど、現実でもギリギリできそうなバスケという感じです。
例えば、青峰(主人公の元相棒)のバスケのゴール裏からシュートは、物理的には可能のようです。
クライマックスはチーム一丸で戦って勝利し、日本一になり、元チームメイトとのわだかまりもなくなり、まさしくハッピーエンドで、とてもきれいな終わり方をします。おすすめです。

Apex Legends / エーペックスレジェンズ
8

とてつもない爽快感

Apex Legendsは、エレクトロニックアーツが2019年2月よりサービスを開始したFPS(1人称視点のシューティングゲーム)である。

本タイトルの魅力は何といってもSFとFPSが高次元で融合した独特の世界観、そして他のゲームにはない爽快感のある操作性である。

このゲームに登場するキャラクター達はそれぞれ固有のアビリティを有している。異なる次元に入り込んだり、空爆したり、透明になったり、その能力は様々だ。
そうしたSFチックな要素と、本来FPSが持ち得る1人称視点での操作が高次元にマッチしている点、それこそが世界中のファンを引き付けて止まない理由の一つであろう。
また、シーズンごとにキャラクターが増えていくことも魅力の一つである。
シーズン3の終盤、そしてシーズン4の開始直前という時期にも、シーズン4での新たな『レヴナント』というキャラクターの参加が発表された。
このキャラの加入によって、世界大会などで用いられる戦術に変化がもたらされるかもしれないし、また一般のプレーヤーたちによるマッチでも少なからぬ変化が起きるであろう。

シーズンごとに違った色合いを見せ、更に進化していくApex Legendsは、今後も世界中のファンたちを虜にし続ける筈だ。