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不思議な出会いとハートフルなストーリー「台所のドラゴン」のレビュー
「台所のドラゴン」は、みよしふるまちの漫画です。原作は縞田理理によるもので、全4巻の単行本として展開されています。
舞台は1980年代の東欧の国。物語の主人公「のの」は日本人の女性で、美術学校の留学生としてこの地にやってきます。舞台となった東欧の国ではドラゴンは「ドラク」と呼ばれています。留学先の家で、ののは不思議な卵を見つけます。
そして、その卵から孵ったドラゴンは「トカゲちゃん」と名付けられ、ののと共に暮らすことになります。ののは、最初はドラゴンとは気づかずに一緒に暮らしますが、だんだんと普通のトカゲではないことが分かります。それでも、トカゲちゃんとののは共同生活を続けます。ののとトカゲちゃんの日常や成長が描かれています。
一方で、物語には緊張する展開もあります。トカゲちゃんが無事に成長するためにはさまざまな困難が待ち受けています。妖精が現れたり、ドラゴンを狙う人間から身を隠さなければならない場面も。そして留学先の国の政情が不安定になり、ののの生活にも影響が出てきます。ののは絵を続けられるのか、トカゲちゃんは無事にドラクに成長するのか…。
この作品は、ドラゴンやファンタジーが好きな方だけでなく、ほのぼのとした日常の物語に癒されたい方にもおすすめです。心温まるストーリーと、可愛らしい絵柄も魅力的です。