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spl0のレビュー・評価・感想

ALWAYS 続・三丁目の夕日
8

「ある!ある!」とうなずける映画

この映画は、東京タワーが完成し、東京オリンピックの開催も決まり、高度成長期に入ろうとする時代背景が舞台です。三丁目の夕日の1作目から観るとより楽しめますが、2作目から観ても素晴らしい作品でした。

長めの2時間26分の放映時間の中に、1作目よりテンコ盛り感満載の「これでもか、これでもか」というほどのストーリーが盛り込まれていました。あっという間に時間が過ぎてしまい、まだまだ観たい気持ちになってしまう映画でした。

淳之介と実父のことや、昔お世話になった人の子どもを預かる、茶川が愛するヒロミのことなどの大きな問題のほか、いろいろな問題が起こります。山あり、谷ありのこれらの問題でストーリーが繋がりながら、上手く収まるところに収まっていました。
芥川賞に挑戦する茶川が最終選考に残り、「絶対当選する」と思い込んだ周囲が乾杯したものの、当選しなかった場面でも最終的に上手く収まり、気持ちよく観終えた素晴らしい作品でした。
クライマックスの茶川とヒロミの問題も、上手くいきそうに思わせたり、うまくいかないように思わせたりしながら進行し、最終的に目頭が熱くなりながら観てしまいました。
薬師丸ひろ子さんが演じたお母さんが、この映画を素晴らしい作品にしてくれました。

魔法少女まどか☆マギカ / まどマギ / Puella Magi Madoka Magica
10

劇場版まどマギ。それは絶望と希望と、破滅の物語。

【前編・始まりの物語】キュウべぇの策略に翻弄される魔法少女たちの物語。少女たちは、自分の願いを叶えるためにキュウべぇと契約を交わし、魔法少女となって魔女と戦う使命を得ます。が、魔法少女たちが戦うたびに得られる力を搾取するのが、キュウべぇの目的だったのです。それに気づいた魔法少女たちは絶望の縁に叩き込まれます。【後編・永遠の物語】親友である鹿目まどかを魔法少女にさせない。そのために、永遠のようなタイムリープを繰り返す暁美ほむら。彼女の願いを知ったまどかは、それでも「魔法少女の絶望を希望に変える」という願いを叶え、その代償として宇宙の理を書き換えてしまうほどの強大な存在となってしまうのです。【新編・叛逆の物語】まどかを取り戻す。そのためだけに魔法少女として戦い続けるほむら。ほむらが叶えたい願いが、再び宇宙を書き換えて…そして。【感想】完璧。すべての行動が「そりゃそうなるよね」と納得し、腑に落ちてしまうのです。正義?平和?秩序?なにそれ。そんなダークな魔法少女たちの物語は、涙なしには語れません。魔法少女を搾取する存在のキュウべぇは、見た目はとても可愛いのですが、日本のアニメ史上最も狡猾なキャラクターとも言えます。そして魔法少女たちもいわゆる萌え要素がたっぷりなのですが、物語の残酷さとのギャップがありすぎて困ってしまうほどです。見た目で鑑賞を躊躇っているのであれば、それは損です。魔法少女たちの物語を、ぜひご覧下さい

DARK SOULS / ダークソウル
8

良作な死にゲー

死にゲーに名高いフロムソフトウェアが作成したソウルシリーズの中の一つであり。1から3まで続くダークソウルシリーズ中では最初に販売されたものである。
死にゲーと聞くと、難易度が高い、理不尽に死んでばっかりでやめてしまいそうなどと思ってしまうのではないでしょうか?私も実際にプレイするまではそのように考えていました。しかし、ダークソウルは難易度は高めであることは事実なのですが、レベルによるステータスUP要素や武器、防具の強化の要素を上手く利用していけばアクションゲームが苦手の方でも十分にクリアできる難易度になっています。
また発売から年月が経っているため、ネット上にはクリアする手助けになる情報が多く存在します。実際にプレイ動画を見たいという方でも、YouTubeなどでダークソウルと検索すれば探している情報は簡単に手に入れることができます。また倒さなくてもシナリオ上問題のないステージやボスもいるので、ただゲームをクリアしたい人であれば実際のボリュームより少ない量でダークソウルを体験、クリアすることができます。
ただシナリオ上行かなくていいステージやボスは個人的にはダークソウルを感じることのできるステージやボスが多いので、実際にプレイしてみることをお勧めいたします。

天気の子
9

映画館で見るべき理由

2016年に公開し、大ヒットした映画『君の名は』に衝撃を受けたため、新海誠監督の次回作を楽しみにしていた。RADWIMPSともう一度タッグを組むという発表を聞いたときは、『君の名は』が良すぎたために、似通ったものになってしまうのではないか、『君の名は』のような衝撃はもう得ることが出来ないのではないかと少しがっかりしたが、映画を見た後は十分に満足だと感じた。
まず、ぜひ映画館で見るべき理由として圧倒的な映像の綺麗さが挙げられる。他のアニメを見られなくなってしまうくらい、映像が美しく、また今回は天気を題材にしているからこそ、映画を見た後は何度でも空を見上げたくなってしまう。身近な題材だからこそ、何度も何度も映画のシーンを思い出したり、余韻に浸ったりするのだろうとも思う。
また、もう一つの理由として、音楽と映像の一体感をより感じる事が出来るということがある。RADWIMPSとタッグを組むという点では『君の名は』と同じであったが、それでもまた『天気の子』にぴったりな音楽、歌詞、そして三浦透子さんを迎えての透き通るような声、すべてが美しかった。
肝心の物語はというと、最後の結末がとてもメッセージ性が強くて素敵だと感じた。