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shy_r9

shy_r9のレビュー・評価・感想

最遊記シリーズ / Saiyuki series
10

連載20周年、今なお色褪せない作品!

連載20周年を迎え、今は先生がご病気とのことで休みながらも連載中の作品、最遊記シリーズ。
人生の寄り道や脱線をしながらも牛魔王の討伐、そして天竺に向けて旅を進める三蔵一行。
20年目にしてついに西域まで到達した三蔵一行でしたが、まさかの任務クビになり、でも敵はどんどん攻め込んでくるわと相変わらず目が離せない展開です。
三蔵一行だけでなく、敵サイドにもそれぞれ人生があってどこか敵として憎めない、どのキャラ一人一人にも味があるのが良いです。
内容は結構シビアなのでキャラが容赦なく死んでしまうこともあり、三蔵一行もいつどうなるのかとヒヤヒヤします。
本編だけでなく悟空をメインにした外伝(三蔵達の前世)や連載中ついに登場した最強戦神哪吒太子の過去も知ることができるので、本編だけでなく外伝も読んでほしいです。
さらに外伝の外伝というべきなのでしょうか、三蔵のお師匠様が主人公の話も別枠展開されていて、それも書籍化しています。
お師匠様は本編ではそんなに核心をつくほど出てきていないので、どんな思いで三蔵法師になったのかを知ることができると思います。
人それぞれ様々な人生を歩んでいるのだなあと、この作品を読んでいると痛感します。
残念ながら今は休載しているので、この機会にと私は読み直し始めました。
皆様も是非、最遊記ワールドを楽しんで下さい。

星野源 / Gen Hoshino
9

才能がないからやる。星野源。

NHKの紅白に出場するような音楽家であり、ドラマや映画で主役に抜擢されるような俳優であり、エッセイを出版したら一週間で24万部をきろくするような執筆家であったりなど、マルチな才能があることで有名な星野源さん。でも彼自身は、それだけの様々な才能があると思っているのではなく、「才能がないからやる」ようにしているようです。星野さんは働く男という本の中で、
「才能があるからではなく、才能がないからやるという選択肢があってもいいじゃないか。
そう思います。
いつか、才能のないものが、面白いものを創り出せたら、そうなったら、才能のない、俺の勝ちだ」
とおっしゃっています。
テレビでの活躍しか知らなかった方は、このような考え方であったことに驚かれたのではないでしょうか。けれどわたしは、このような考え方であったからこそ、いまこれだけ多くの人に愛されているのではないかと思います。
才能がないからこそ、苦労をし、才能がないからこそ、苦しみ、悲しみ、喜び、楽しみを多く経験してきているのではないかと思います。それらが人々の胸に刺さり、心を動かしていると思います。彼の音楽は特にそうです。SUNという曲があります。この曲はポップなテンポであるため明るい曲に感じる人もいれば、歌詞を聞いて悲しみを感じる人もいます。彼は「聞いている人ごとの感じ方があっていい。」というようなことを昔おっしゃっていました。様々な経験をしているからこそ、様々な人に様々な感じ方を与えることができることがこのようなところからも伝わってきます。
これからも才能がないからこそ、どんどんと新しく、面白いものを生み出していくであろう、星野源さん。見逃せません。

スピッツ / Spitz
10

スピッツの魅力

スピッツは、男性4人組のベテランロックバンドです。デビューは1991年で、今年で30周年を迎えましたが、今でも第一線で活躍されています。スピッツといえば、「ロビンソン」や「空も飛べるはず」といったフォークロック調の曲のイメージが強いかもしれませんが、ハードロック系の楽曲や、ストリングスを取り入れた楽曲といった、幅広い楽曲を積極的に制作していることも魅力です。ボーカルの草野マサムネさんの独特のハイトーンボイスと魅力的な作詞・作曲センス、ギターの三輪さんのレスポール(エレキギターの機種)を使用したアルペジオ奏法の独特なアレンジング、ベースの田村さんの踊り狂いながら熱狂的に演奏するライブパフォーマンス、ドラムの崎山さんのしっかりとしたドラミングも魅力的です。また、アルバムを発表した後は、毎回欠かさず47都道府県のほとんどを回るほどライブ活動も精力的に行っており、全国のファンを魅了しています。私は、3回ほどライブに行かせてもらいましたが、お馴染みの曲からデビュー当時の曲、新しい曲も演奏され、毎回良い感じで会場内は盛り上がります。また、マサムネさんを中心に話すライブ途中のライブMCも独特で面白く、ライブの雰囲気を良い感じに和ませてくれます。また、そのライブMCの4人のやり取りを聞いていると分かりますが、4人がとても仲が良いのが伝わってきます。今では、音楽の教科書に楽曲が載るほど、お馴染みのバンドになっており、全員50代に突入しておりますが、今後も頑張って良い楽曲を送り出してくれると思います。

暁のヨナ / Yona of the Dawn
10

あらゆるジャンルが混ぜ合わさった素晴らしい少女漫画

初めはなんとなくと言った感じに読み始めて、まさかここまでどハマりするとは思わなかった!主人公ヨナが好きな人に父を殺され城から追われる身となって、ヨナに想いを寄せる従者ハクと共に旅が始まる。ずっと大切に大切に育てられていた少女が仲間を見つけ、自分がやるべきことを見つけ、成長していく。少女漫画ではあるが戦闘シーンがとてもすごい!少女漫画ではなかなかみられない過激な戦闘シーンは物語を熱くしている!また忘れちゃいけないのがコメディシーン。ほろっと出るコメディはとても面白い。そして何と言ってもゆっくり進む恋愛模様。想いが通じあった時の感動と言ったら素晴らしいものです。ヨナが出会った仲間は、家族と形を変えてヨナの大切な人たちになり、家族が家族を思い合い、感動無しには読めません。また自らの父親を殺した幼馴染でかつて恋心を寄せていたスウォンも、完全なる悪なのか、どうなのか…どうしてそんな行動に出たのか、一体何があったのか。まだまだ全てがあらわになっているわけではないが、どのような結末を迎えるのかとても楽しみな物語。また登場人物たちの気持ちにとても寄り添える作品。一人一人どのような思いを持ち行動しているのかがわかる作品。

リアム・ギャラガー
9

ブリッドポップのカリスマシンガー

伝説的なイギリスを代表するバンド『オアシス』のフロントマン、『リアム・ギャラガー』。
数々の名曲を生み出し続け、多くのミュージシャンに多大なる影響を与えたが、兄『ノエル・ギャラガー』との確執が解消できず2009年に解散。
その後『ビーディーアイ』としてバンド活動を行うも、オアシスを超えることは到底できず自然消滅的に解散。
それから長らくの沈黙を破り、2017年にソングライターを迎え、新たにソロとして制作を着手。
オアシス時代からのボーカルスタイルはそのままに、ロックンロールシンガーとして見事復活。
発表したデビューアルバム『アズ・ユー・ワー』は全英No.1を飾り、カムバックを果たす。
続いて2019年には2ndアルバム『ホワイ・ミー?ホワイ・ノット』をリリース。
意欲的に作品のリリースを行い、勢力的にライブ活動も行っており、再び世界で活躍している。
伝説のロックバンドオアシスの解散から見事ソロとして復活するまでを追いかけたドキュメンタリー映画、『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』は必見の映画だ。
自分には音楽しかなく、音楽の世界で再び生きていく決意の生き様を見ることができる。
オアシスの再結成が望まれる中、できることを続けながら、リアム自身も復活を信じ、兄ノエルに呼びかけ続けている。
いつかまた兄弟でステージに立つ日を世界中が待ち望んでいる。