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sawadaのレビュー・評価・感想

ボヘミアン・ラプソディ / Bohemian Rhapsody
9

感動と熱狂が交錯する!ボヘミアン・ラプソディを完全解説!

「ボヘミアン・ラプソディ」は、世界的に大ヒットした映画で、バンド「Queen」のボーカルであるフレディ・マーキュリーの人生を描いています。
この映画は、アカデミー賞を含む4つの賞を受賞し、興行収入も1000億円以上を記録するなど、非常に成功した作品です。
映画では、Queenの誕生からフレディの最期までが詳しく描かれており、バンドメンバーとの葛藤や苦悩も表現されています。
このため、Queenのファンだけでなく、ただ曲を知っているだけの人でも楽しめる内容となっています。

物語は1970年のロンドンから始まります。
主人公であるファルーク・バルサラ(フレディ・マーキュリー)は、空港で働く青年です。厳格な父に叱られつつも、彼は夜な夜なスタジオに出かけます。ある日、彼は3人組のバンドが演奏しているのを耳にします。バンドのメンバーたちが駄弁っているのを見て、フレディは興味を持ちます。しかし、バンドの一員たちはフレディの出っ歯を笑い、彼のボーカルとしての能力に疑問を抱きます。
そこでフレディは、いきなり歌を披露します。彼の過剰歯による特有の口と声域の広さを見せつけます。この歌唱力に感銘を受けたメンバーたちは、フレディをバンドに迎え入れることを決めます。ここから、彼らの伝説が始まります。

バンドQueenは次々とヒット曲を生み出しますが、フレディは恋人のメアリー(ルーシー・ボーイントン)との関係に違和感を感じ始めます。その違和感とは、自分がゲイであり女性を愛せないことへの疑念です。彼は後にHIVに感染し、若くして亡くなってしまいます。

この映画は、フレディ・マーキュリーという人物の生きざまを歌い、称える感動的な人間ドラマです。この作品は、LGBTコミュニティに対して意義深いテーマ性を持っています。
Queenのメロディアスな曲と共に映し出されることで、見る者には圧倒的な感動を与えます。映画ではラストの曲として、批判を受けた有名な歌詞の曲も取り上げられています。
1985年のライブエイドでのQueenのパフォーマンスは、ロック史上最高の演奏として非常に称賛されていました。映画では、Queenのメンバーを非常によく似せたキャスティングがされており、まるで本人が演じているかのような感覚を味わえます。
また、有名な曲が多数登場するため、音楽としても楽しむことができます。特に終盤のライブシーンは、迫力があり、観る人の心を揺さぶります。
もし偉大なアーティストの人生や音楽に興味がある方は、ぜひこの映画をチェックしてみてください。
フレディ・マーキュリーの活躍と苦悩が詳しく描かれており、感動を与えてくれることでしょう。

のんのんびより / Non Non Biyori
10

哀愁日常系作品

・田舎に住む4人の小学生女の子の物語

のんびりのどかに暮らす日常が描かれています。大人になった今、忘れかけていた子供の頃の心を思い出させてくれる作品です。4人の内、一人の女の子は東京から引っ越してきて、環境の違いに驚くのですが、東京にない自然のワクワク感を他の3人や環境の影響で徐々に変わっていきます。

・ワクワク感
子供の頃、川で遊んだり、山で虫を採ったり、景色に感動したり、秘密基地を作ったり、大人になったら忘れてしまうワクワク感を味わえます。

・描写と音楽
とにかく絵が綺麗で、内容に抵抗がある方でも、自然を描く作画とBGMだけでも癒されること間違いなしです。絵とBGMを観たり聞いたりするだけでも心にグッとくるものや、癒しがあります。

・人としての優しさ
主人公4人を取り巻く大人たちの見守る優しさが伝わってきます。自転車に乗れないレンゲ(一番ちびっこ)を、駄菓子屋を営むカエデが、乗れるようになるまで何日も補助し、やがて、カエデの手から離れて遠く自転車を漕いでいくレンゲの姿と、それを見守るカエデの寂しそうな表情は涙無しでは観れません。

・実際に聖地に行ってみた
舞台となる小学校に行ってみましたが、静かで、時が止まっているように感じます。周りの環境も山や畑、川など、綺麗過ぎて、心が無になります。
電車の音や、車の音、騒がしい騒音、電磁波等一切ない、自然の川や風、鳥の声しか聞こえない所でした。
こういう環境が本来の人の住むところ、環境ではないかと思わせられる場所であり、作品でした。

北島三郎
3

北島三郎はスタイル変更を

ご存じ演歌の大御所北島三郎ですね。「函館の女」に代表されるなどの「女(ひと)シリーズ」、「兄弟仁義」などの「任侠もの」等々、大ヒット曲は枚挙にいとまがありません。NHKの紅白歌合戦で何度もトリを務め、華々しく勇退したあと、2020年の紅白で特別出演したのは記憶に新しいと思います。
北島三郎といえば圧倒的な歌唱力がウリだったはずですが、その後はどうでしょうか。
ずいぶん以前から気にはなっていたのですが、ここ2000年ぐらいか、もしかしたらもっと前からかもしれませんが、あんまり声を張りませんね。結構抜いて歌っています。テクニックとして「抜く」部分が必要なのはもちろん理解できますが、どうやらそうではなさそうです。思い切り気持ちよく張り上げる場面がまったくありません。要するに声が出ないのをゴマかしているだけだと思います。
本人をはじめ、周囲の人たちも当然解っているとは思いますが、大御所として持ち上げられているだけに、対応が難しいですね。
歳を取れば声が出なくなるのは当たり前です。往年のヒット曲も、そのまま歌うのではなく、アレンジを変えるとか、また大きなステージでなくこぢんまりしたライブハウスで歌うとか、もっと工夫すれば、またまた新たな魅力を見出せると思うのですが、残念ですね。