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samuraif6のレビュー・評価・感想

鋼の錬金術師 / ハガレン / Fullmetal Alchemist
10

【不朽の名作】絶対に読んで欲しい漫画!

1度読み始めるとどんどん読み進めたくなります!

「大好きだった亡き母を生き返えらせたい…」という純粋な願いから犯してしまった罪、その代償、命の重さ、何かを得ようとするならそれと同等の代価が必要になる‘’等価交換‘’の法則など、「鋼の錬金術」の世界観に一気に引き込まれます。
バトルシーンも派手で迫力があったり息を呑む緊迫したシーンがあったりと、見ていて全然飽きません!

個性的なキャラクター達も無駄がなく魅力的です。
たくさん惹かれるキャラクターがいますが、特に主人公エドは男女関係なく惚れ込んでしまうでしょう…!
エドのぶっきらぼうだけど本当は優しいところ、自分より弟を優先するところ、知識も戦闘力も最初からレベル100の最強の主人公かと思いきや、悲しみ苦悩する姿もあり人間味が溢れるところ、そこに立ち向かう強さも最高にカッコいいです!!

物語が進むにつれて国や軍が関わってきて壮大なスケールになっていきますが、それがどのように錬金術に絡んでいくか、先が分からない展開と、伏線がひとつひとつ明らかになっていくのはかなり爽快で、読み終えた時のスッキリ感が半端じゃないです。

最終話まで読み終えた時には、もっとエド達と錬金術の世界を見たかったという思いになりますが、これが1番良い綺麗なラストだった、これ以上はないだろうと思う作品です。

クライ・マッチョ / Cry Macho
10

『クライ・マッチョ』レビュー:クリント・イーストウッドの老境演技に酔いしれる

本作のキャッチコピーは「イーストウッドの集大成」。これは誇大表現でもなんでもなく、クリント・イーストウッドが手がけてきたフィルモグラフィや彼の人生観すべてが詰まっています。
91歳のカウボーイという役は、彼の出世作ドラマ『ローハイド』を思わせれば、大人と少年の交流というストーリーは『グラン・トリノ』、『センチメンタル・アドベンチャー』と重なります。カウボーイが動物とすぐ打ち解けられるというスキルは、『ダーティーファイター』でオランウータンをパートナーにしていることからも納得できますし、老齢なのにプレイボーイな一面は、前作『運び屋』でも発揮しています。
そもそも、ウエスタンブーツやテンガロンハットを身に着けて馬や車を乗りこなし、女性にモテモテな91歳なんて非現実的。でもイーストウッドが演じると、それは現実になってしまいます。
ケンカに強くて女性にモテるのがマッチョ(男らしさ)ではない。弱さも兼ね揃えていて、それを克服しようとする意志を持ててこそ真のマッチョたりえる。『グラン・トリノ』の時と同様に、イーストウッドからの次世代へのメッセージが込められています。
「イーストウッドの集大成」は誇大表現ではありません。しかし、この作品をもって「集大成」と断言してしまうのは早計かもしれない。
彼には情熱が続く限り、今後も映画を撮り続けていってほしいものです。

DARK SOULS / ダークソウル
7

心が折れそうだ

フロムソフトウェアから発売のアクションRPGゲームソフト『ダークソウル』。
ダークソウルといえばいわゆる「死にゲー」の一言に尽きる。
「死にゲー」というジャンルを定着させたゲームであろう。
その「死にゲー」とは、とにかく死ぬ。呆れて笑いしか出てこなくなるほど死ぬ。
最初の雑魚キャラに殺され、階段から足を踏み外しては落下死し、岩に押しつぶされては圧死し、とにかく死にまくるのだ。
初見はゲームとして成り立っていないと思わされるほどである。
おそらく大多数のプレイヤーが僅か1時間足らずでコントローラーを置くことになるだろう。
しかし、このダークソウルはかなりの人気を誇るゲームのひとつなのだ。
それは何故か?
その理由のひとつはとにかく快感なのである。
一歩も前進出来なかったステージを自分なりに試行錯誤し頭を悩ませ何時間もかけ、心が折れなかったプレイヤーだけがクリアに辿り着いたときの達成感がなんとも言い難いほど快感なのである。
簡単な問題よりも難問を解いたときの心境にまさしく似ている。
それほどこのダークソウルというゲームは理不尽なまでに難しい。
理由の二つ目はその世界観だろう。
中世な雰囲気の作りこまれた世界観に思わず見惚れてしまうことだろう。
城や教会、剣や魔法、巨大な像に巨大なドラゴン。
小学生の頃に誰もが必ず通ったことのある高揚せざるを得ない物や生物だらけなのだ。
このゲームの難易度はさておき、この雰囲気を感じるためだけでも1度プレイしてみる価値は十分にある作品である。