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ririri774のレビュー・評価・感想

セックス・アンド・ザ・シティ / Sex and the City / SATC
7

大都市女性の奔放な性生活を赤裸々に描き出した問題作『セックス・アンド・ザ・シティ』

『セックス・アンド・ザ・シティ』は2008年に公開された米国のロマンチックコメディ映画で、監督はマイケル・パトリック・キングで、彼の劇映画監督デビュー作となりました。本作は1998年から2004年までの4シーズンのテレビシリーズの続編であり、キャリー・ブラッドショー(サラ・ジェシカ・パーカー)、サマンサ・ジョーンズ(キム・キャトラル)、シャルロット・ヨーク(クリスティン・デイヴィス)、とミランダ・ホッブス(シンシア・ニクソン)とニューヨーク在住の女性たちとしての彼女たちの生活が描かれています。
2008年に世界先行公開と米英での同時公開が行われました。批評家の受け止め方はさまざまでしたが、興行的には大成功を収めており、製作予算6500万ドルに対して4億1500万ドルの収益をあげました。
この映画の続編の『セックス・アンド・ザ・シティ2』がその2年後に公開されて興行的には成功しましたが、批評家たちからは酷評されています。さらにその6年後に第3作目の製作が告知されましたが翌年には立ち消えになりました。
『セックス・アンド・ザ・シティ』は「映画の大画面に移しかえられているが、物語のファンにスリルを味わわせ続ける」と映画批評サイト「ロッテントマト」は評しています。『ロサンゼルスタイムズ』紙は「映画は重苦しい問題をお上品に取り扱っているが、とても面白い」との好意的な評価を掲載しました。

ペリリュー 楽園のゲルニカ
9

戦争を知らない多くの日本人に読んでほしい

戦争という重いテーマを扱っているにもかかわらず、漫画の人物がかわいいタッチで描かれているので大変読みやすいです。
しかし、前述した通りに扱っているテーマが重いため、漫画でなければ顔をそむけてしまうような場面がたくさん出てきます。
ですから、今回も漫画でなければ手に取らなかったかもしれません。
この漫画は、太平洋戦争でもあまり知られていない激戦地である『ペリリュー島』の闘いを描いています。
ペリリュー島はパラオ諸島の中の一つの島です。
日本から直線距離にして3,000km余離れた、遠い南国の島です。
この漫画の作成にあたり、作者の武田一義さんは、実際にこの激戦に参加した人たちを丁寧に取材し、まとめあげたそうです。
ですから、出てくる場面の描写も非常にリアルで、体験した者でしかわからない場面が数々出てきます。
また、この漫画の影響で、実際にペリリュー島へ行きました。
日本軍司令部の跡や、数々の洞窟、戦争の残骸等々をガイドの方に案内していただき、見学させていただきました。
そして、最後には、司令官だった中川州男大佐が自決した洞窟へも行き、お線香を上げさせていただきました。
現在、多くの日本人は豊かで平和な日々を送っています。
これらは、命を捨てて日本の国を守ろうとしてくださった多くの先人の方々の礎の上に築かれていることを忘れてはならないと改めて思いました。
漫画なので、世代を問わず小学生でも読むことができます。
戦争について知る手がかりにもなると思います。
素晴らしい作品です。
多くの戦争を知らない日本人に読んでほしいと思います。