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raylyse0のレビュー・評価・感想

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

スポーツ漫画でオススメするなら迷わず「ハイキュー!!」を勧める理由は心に刺さる名言尽くしだからだ!

「ハイキュー!!」はバレーボールを題材にした少年漫画だが、名言だらけですごく感動するシーンばかりなので読んだことがない人は是非今すぐにでも読んでほしい作品だ。
バレーボールのルールが分からなくても本当に楽しめるし、キャラクターもたくさん出てくるのだが、どのキャラも個性的で捨てキャラがいないのもオススメポイント。
高校バレーからプロまでを描く作品で高校時代を描いている場面から伏線が張られていて、プロになった時に伏線回収できた時の感動が凄まじくゾッとしてしまうレベルなのだ。
私はバレーボール経験もないですし、ましてや部活経験もないのですが、「ハイキュー!!」を読むと高校生活にタイムスリップしたかのような気持ちになり、毎試合涙を流してしまうほど感情移入してしまうのである。
これほどハイキューに惹かれるのは部員たちの熱い想いと登場人物たちの言葉が胸に刺さるからだと思う。
「諦めないって口で言うほど簡単な事じゃねぇよ」「絶対勝てない勝負はねぇし、絶対勝てる勝負はねぇよ」など作中に名言が出てくるが、
バレーボール以外でも自分の生き方だったり人生においての名言でもある言葉が多く散りばめられているので読まずにはいられないのだ。
「ハイキュー!!」から学ぶことがたくさんあるので読んだことない人は是非読んでほしい。

ZARD / ザード / 坂井泉水 / Izumi Sakai
9

ZARD

ボーカルの坂井泉水さんが亡くなって何年もたちますが、いまだに、根強い人気のZARDです。
今の若い世代はご存じないかも知れませんが、「負けないで」は有名です。
恐らく、運動会、24時間テレビのマラソン等で聞く機会があると思います。
でもZARDの楽曲は「負けないで」だけではなく、他にも有名なもの、例えば、「揺れる思い」「息ができない」「運命のルーレット廻して」等テレビドラマで用いられたものやアニメで用いられた(特に名探偵コナン)が多くあります。
90年代では多くのシングル、アルバムでオリコンチャートで一位をとっています。
しかも、時代なので多くがミリオンヒットとなり、90年代を代表するアーティストの一人です。
もちろん今も坂井泉水さんが生きていたら、良い楽曲を提供していたと思います。
歌は人それぞれ、印象があると思いますがZARDの歌は基本、ボーカルの坂井泉水さんが歌詞を手掛けています。
内容は聞いていても、穏やかになれる歌声と歌詞です。
また、ZARDはメディアにあまり出ないことでも有名で(ボーカルの坂井泉水さんが恥ずかしがり屋さんらしい)あり、当時からミステリアスな印象を与えていました。
ですので、本当に坂井泉水さんが唄っている?という疑問も当時からありましたが、実際少数ですが、歌番組にも出ていますし、ライブも行っています。
亡くなってとても残念ですが、人々を魅了する素晴らしいミュージシャンであることは間違いありません。

キングダム ハーツIII / Kingdom Hearts III / KH3
9

歴代作品の長所を詰め込み進化させたシリーズ最高傑作

「キングダムハーツ3」は2002年に発売された「キングダムハーツ」の本編第3作目で2019年初頭に発売された。
この「キングダムハーツ」シリーズはディズニーとスクウェアが共同で開発し、簡単で爽快感のあるアクションや完成度の高いストーリーは世界中で高い評価を得ている。
第2作目「キングダムハーツ2」が2005年末に発売され、以降は外伝的な位置づけの作品が発売されてきたので本編が発売されるのは約13年振りだ。
本作品はこれまで続いてきたストーリーが完結することもあってか、過去作品の成功と失敗を活かした集大成となっている。
プレイしてすぐに感じられるのはグラフィックのクオリティの高さだ。
本シリーズは様々なディズニーの世界を訪れることになるのだが、技術の進化によりまるで本当にその世界を冒険しているかのような没入感を味わえる。
グラフィックはその世界に合わせて変化するのだがそれが原作と比べても全く違いを感じさせないものとなっている。
そして、アクションも過去最高のものとなっている。
目玉となっているのは武器の変形だ。攻撃しているだけで発動できるのでアクションゲームが苦手な方も難しい操作を行うことなく爽快感を味わうことができる。
反面、悪いと感じるところも無いわけではない。
本作はムービーの量がとても多い。酷い時は少し操作→長めのムービー→少し操作→長めのムービーといった風に、頻繁にムービーが挟まる。見なければ話についていけなくなってしまうため、どうしてもテンポを削がれてしまうのは問題だ。
そして終盤のシナリオが雑な点も問題だ。説明不足な点で唐突な展開が続き、最後はスタッフロールの直前で大きな謎を残してしまうため後味は悪いものとなっている
しかし、逆にこれら以外に欠点はないといってもいいだろう。
総じて、悪いところもあるが過去作で学んだことを活かし、シリーズの最高傑作となったことは間違いないだろう。
この作品では過去の作品のストーリーを知ることができるため、この作品から「キングダムハーツ」に手をつけてみるのもいいかもしれない

西城秀樹
7

原曲を超越したメロディ・歌声の魅力

西城さんの魅力というのは、原曲のイメージ、コンセプトなどを遥かに超越したメロディ・歌声にあります。それを如実に示したのが代表曲『YOUNG MAN (Y.M.C.A.)』です。
そもそも西城さんの『YOUNG MAN (Y.M.C.A.)』というのは、1970年代にアメリカで一世を風靡した音楽グループ「ヴィレッジ・ピープル」の原曲をカバーしたものですが、ヴィレッジ・ピープルという音楽グループ自体がゲイを支持基盤とした音楽グループであり、原曲は分かりやすく言ってしまえば「ゲイの応援歌」であったため、当時アイドルのイメージに厳しかった周囲のスタッフからは「西城にこんな歌をカバーさせることができる訳がない!」と猛反対が起こったそうです。
にもかかわらず第10回日本歌謡大賞、FNS歌謡祭'79・グランプリ、第12回日本有線大賞・有線音楽賞を受賞し、オリコン1979年度年間7位の記録を獲得する辺り、原曲を超越する相当のパワーがあったことがありありと窺えます。綺麗事を抜きにして、音楽というのは国境もイメージも思想も関係なく、ただひたすら歌手が発する歌声、情念などが評価されるものだと痛感させられます。