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posfzo006のレビュー・評価・感想

amazarashi / アマザラシ
8

めちゃくちゃ暗ーい歌が多い 突き刺さる言葉

本人が犯罪者なのだろうか?常に顔を見せない謎のミュージシャンで、歌う内容はとことん暗い歌ばかりというイメージ。声のキーは高く、心の底まで突き刺さるようです。ギターの弾き語り調でもあり、ピアノの弾き語り調でもあるような、繊細だけれども力強い。間違いなく言えることは、ROCKです。1小節にどれだけ詰め込むのだろうと思うほどの言葉を詰め込んでおり、実際にカラオケで歌ってみると、ラップみたいに早口でせわしく歌わないと間に合わないくらい、言葉が多い。暗く塞ぎ込んでいる時に言葉が頭の中をグルグルとものすごいスピードでうごめく感じが良く表現されている感じです。言葉1つ1つは、日常会話の単語というよりは小説等に使用されるような文学的な単語が多い。例えば”つまびらか”とか。
私自身、離婚等で人生で一番暗い時に彼の音楽に会って、どろどろに暗くなって聞けて、その時の自分にピタッとフィットした感じで、四六時中amazarashiを聴いて、毎夜朝まで歌っていました。一世代前の人は、落ち込んだ時は中島みゆきの暗い曲を聴いてとことんまで自分を落とすという気持ちの切り替えとして聞かれている人がおられるようですが、amazarashiは現代版のそれのような気がします。唯一無二の彼の新譜を今でも心待ちにしている毎日です。

映画ドラえもん のび太の人魚大海戦
2

子ども向けといってもひどすぎる。

十何年ぶりに、武田鉄也さんが主題歌を歌っており、そこは良かったと思います。
逆にいうとそこしかいいところが思いつきません。
よくわからない話だったし、のび太があんまりがんばっていなくて、面白くありませんでした。
導入部分は原作に元ネタがあるので、おもしろかったです。
おざしき釣り堀は好きなひみつ道具の一つですし、スネ夫の自慢始まりというのもドラえもんらしいと思いました。
人魚が釣れたってのも面白い展開です。
でも、その後の展開が謎です。
わざわざキャンプをはって、海底までいかなきゃいけない理由はわからなかったし、水よけロープの意味もわかりません。
他の話では適応灯を使って、海の底に行っていたはずです。
今回の映画は子どもむけにわかりやすくしたそうですが、子どもをなめてると思います。
そりゃあ、子どもの時見たときはわからないところはあるかもしれないけど、それでも伏線がきちんと回収されている映画は面白いと思うだろうし、大人になってから見返したとき意味がわかるでもいいと思うのです。
結局、人魚というおもしろ生物を使った話を作りたかっただけなのではないかなと思いました。
コミックス版のほうが、面白いようなので、そちらを見たほうがいいかもしれません。

ソードアート・オンライン アリシゼーション / Sword Art Online: Alicization / SAO アリシゼーション
10

ソードアートオンライン アリシゼーション

主人公キリトの物語。記憶を無くしたキリトが目覚めた世界は現実世界ではなく仮想世界であった。
そこで1人の少年ユージオに出会う。
この仮想世界の住人はみんな人間と同じくらいの感情の豊かさを持っている。
キリトとユージオは子供の状態で共に親交を深めて行く。
そこで金色の髪を持つ少女の姿に出会う。
その名前はアリス。いつの日か共に過ごしてきた3人だったがキリトの頭の中からアリスの記憶がなくなる。
そして2年後、キリトとユージオは生まれ育った村で先輩方の教えを受けながら最強の騎士を目指す。
それは学院に12人しか選ばれない上級修剣士である。
2人は成長しいつしか弟子ができるようになっていた。その名はティーゼとロニエの少女。
ある日、事件は起きた。ある上級修剣士がティーゼとロニエに下劣な貴族達の罠に嵌められる。
それを知ったキリトとユージオは彼らに対して剣を抜き戦おうとするが教会への信仰心で身体が動かない。
その時、ユージオの右目に凄まじい激痛が貫き、奇妙な刻印が浮かび上がる。
それは、ユージオには読めない神聖文字の羅列だった。それが禁忌目録である。
ある日、幼少の頃から追い求めた少女・アリスとついに再会したが昔の面影は無かった。
禁忌目録を破ったキリトとユージオを捕らえるために来たというアリス。
彼女に幼少の記憶は無く、そして自身を整合騎士と名乗ったのだった。再会後の結末はいかに。

名探偵コナン / Detective Conan / Case Closed
10

最初から最後までよかった

今回の映画は主要キャラが非常に多かったので活躍できないキャラが出てくるかと思ったが、ほとんどのキャラに見せ場があったのがとてもよかった。
警察学校組の中で最もはやく亡くなってしまった萩原刑事は原作、アニメでもあまり描写がなく今回の映画でも出番は回想のみになるが、関連する人物達が重要な場面で彼のことを思い出し、結果彼の存在が多くの人たちの命を救った展開に思わず涙した。劇場版初期にはよく流れていたメインテーマ「きみがいれば」が流れたのも長年のファンとしては非常に嬉しかった。
オープニングの「俺は高校生探偵工藤新一」と説明するシーンはここ数年作品のテーマに合うよう趣向が凝らされているが、今作は特に気合が入っていてオープニングだけみても楽しめるものになっていると思う。
今作はアクションが多めでいつも以上にハラハラする展開が多かった。だからといって人間ドラマを蔑ろにしているわけではなく、多数のキャラの深い絆や愛情、信頼を感じることができた。犯人についてはメタ的な見方をすれば特定しやすいと思ったが犯人が判明してからも降谷零とのバトルシーンがとても見ごたえがあった。いい意味で劇場版らしいぶっ飛んだ犯人だったとおもう。また主題歌の「クロノスタシス」は大切な人を亡くした者に寄り添うようなやさしい曲だった。
コナンをよく知らない人でも内容の濃さでひきつけられる、ファンであればより深く楽しめる作品だったと思う。