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pizza_pizzaのレビュー・評価・感想

リアル鬼ごっこ4
4

活発な女の子が主役のリアル鬼ごっこ

リアル鬼ごっこ3、4、5は3部作となっており、本作はそのうちの2作目となります。いままでのリアル鬼ごっこシリーズにはない、女の子が主人公となり、期待度も高かったのでは?と思います。
前作に引き続き、「B型のくせに生き残りたいなんて、図々しすぎませんか」という衝撃のキャッチコピーで宣伝された今作は、主人公の女子校に通う気の強い女の子・ツカサと、ツカサを慕う後輩・ユイ、前作の主人公・スグルと同じ学校へ通いながらも、リアル鬼ごっこが開始されてから学校の外へ脱出していた不良の少年・マサハルの3人が物語を牽引します。
リアル鬼ごっこが始まり、どうにか学外へと逃げ延びたツカサとユイは、マサハルのピンチを救い、一緒に行動することになるのですが、とにかく気の強い者同士でガンッガンに衝突し合うのです。犬猿の仲とも言える状態だった2人ですが、危機を乗り越えていくとともにお互いを理解して信頼し、「どちらかが鬼に捕まったらそのときは殺して」という約束をします。果たして3人は生き延びることができるのか…というのがあらすじになります。
気の強いツカサなのですが、本当にただ気が強いだけでマサハルのように「鬼に立ち向かおう!」とかそういったことがなく、自分がピンチに陥ると、それまで仲の悪かったマサハルに対して助けを求め、救出してもらうんですがそれでもマサハルに悪態をついたり、見る人によってはツカサのキャラクターは賛否が分かれるかもしれません。ちなみに私は断然ユイ派です。
リアル鬼ごっこすべてに言えることですが、前作のキャラクターや次回作のキャラクターとのニアミス現場もあり、三部作全て見終わったあとに「アレとアレが繋がってたのか!」といろいろスッキリできる作品で、私は好きです。

ペルソナ4 / Persona 4 / P4 / ペルソナ4 ザ・ゴールデン
8

ゲームの集大成な感じがするゲーム

まずはじめに、このゲームは何作品も出ている(女神転生やペルソナ3など)
全てに言えますが、音楽が良い!オシャレ!
OP・EDはもちろんですが、戦闘中の曲やダンジョン攻略中の曲も絶賛。
BGMとはまた違う、言うなれば普通の歌っている曲が戦闘曲なんです!
OPやEDを歌っている人・作曲の方も同じ方々が色々な曲を作っているので、1曲ハマれば全てが好きになりますね。

ゲーム制については、基本はRPGという括りのゲームです。
しかし、ゲーム上の日時や天気などで様々なパターンの未来があり、メインのストーリーにもいくつか分岐があります。
普通にRPGとして攻略するだけでは真のエンデイングは迎えられません。
途中にはミッションや特定の条件下でないと発動しないストーリーもあり、複雑になっています。
恋愛シュミレーション的な要素もありますので、そちらをかじっている方にも楽しめる内容だと思います。

ペルソナという摩訶不思議な力で悪を倒していく。
そのペルソナも大変個性豊かなものであり、ひとつひとつのペルソナが考えられて作られています。
主人公も成長しますが、ペルソナ個体も成長させる必要がありますので、少し作業がいるゲームでもあります。
その作業ゲーになっても飽きが来ないゲームのシステム・音楽には脱帽ですね。

ゲーム全体の流れですが、若干ネタバレが入ります。
都会から辺鄙な田舎に親の都合で1年間だけ転校する事になった主人公
その主人公がとある出会いをきっかけにペルソナという不思議な能力に目覚める。
移り住んだ田舎町で次々と事件が起こり、主人公はペルソナの力で事件を解決しようとする。
事件を解決しながら仲間も増え、仲間との絆を深めていく。
ストーリーの中盤以降は家族の絆がテーマになってくる。
最後は友との絆・家族との絆で真犯人を倒し、都会へ戻る主人公を見送る家族(親戚)・友達。

以上がざっくりストーリーの流れですが、テーマは「絆」であります。
家族愛・友情・家族、友達との絆が色濃く描かれているゲームだと思います。

色々と書きましたが、人生において1度はプレイしておいて損はないゲームだと思います。

ああ播磨灘
7

一番突飛な相撲漫画

主人公の播磨灘は新横綱。普通なら、どのようにして横綱になるか、という話にするだろうが、この漫画はその時点で普通ではない。しかし、更に普通ではないのはここから。横綱初の土俵入りの際に仮面(肩から上を覆う鎧のような形式)をつけて土俵入りしてしまうのである(ちなみに、その仮面にはちょっとした仕掛けもあり)。そして、今後負けたらその時点で引退を宣言。ここから相撲協会との長い戦いが始まるのだ。横綱なので強いのは当たり前なのだが、とにかく強い。そして、手段を選ばない。宣言した場所での千秋楽では、相手の手を土俵に無理やりつかせて勝つ、という決まり手にないやり方も。そして、その直後には投げ飛ばします(その様子を見た観客は、たくさん物を投げつけていた)。ちなみに、こんな播磨灘も結婚をしますが、その嫁も変わり者。なぜなら、播磨派だと同じく、仮面(能面)をつけてポロポーズをするのだ。そして、つけたまま記者会見。アナウンサーが「この仮面にはなおさら興味がそそられます」と言っていたが、確かにそうだろう(ちなみに、このあと素顔を晒すことになる)。そんなわけで明らかに普通ではない相撲漫画なわけだが、作者は相撲をバカにしているわけではなく、寧ろリスペクトしてこの作品を書いたようだ。日本一突飛な相撲漫画として、多くの人に知ってもらいたい。

ゆるキャン△ / Laid-Back Camp / Yuru Camp
9

ゆるキャン△はいいぞ!

このアニメはかわいい女子高生たちが一人で、またはみんなでキャンプをするアニメです。
第一話でキャンプが大好きな女子高生、志摩リンが富士山が一望できる麓のキャンプ場で一人でキャンプ、所謂ソロキャンをしていたところ、昼寝のし過ぎで帰り道がわからなくなりかけているピンク髪の女子高生、各務原なでしこと出会うところからこのアニメのストーリーは始まります。この第一話でなでしこは、リンと一緒にカップラーメンをたべ、富士山を見ることで、わたしもキャンプがやりたい!という気持ちを抑えることができなくなります。そして次の話で、学校の野外活動部へ入部し、部員である大垣千秋と犬山あおいと共にキャンプをすることになる……という風に話は進んでいきます。
このアニメの特徴はなんといっても、日常系特有のなんともいえないゆるさが心地いいということです。かわいい女子高生たちが一緒に仲良くほのぼのとキャンプをする様子が全12話で描かれています。作品に登場するマメ知識も現実で実際に役に立つ場面があり、キャンプをするきっかけにもなるかもしれません。バトルものやシリアスものなどのアニメの休憩としてこのゆるーいアニメを見てはいかがでしょうか。

絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode / Danganronpa Another Episode: Ultra Despair Girls
9

学園という閉鎖空間で起こるコロシアイ。

このダンガンロンパでの一番の見どころは、オシオキシーンです。オシオキという名の公開処刑なのですが、それぞれの超高校級の才能に合わせた処刑方法が、見ていてとても楽しいです。超高校級の野球選手ならピッチングマシンを使用した撲殺を行い、超高校級の暴走族ならバイクを使って処刑を行います。そんな多種多様な処刑方法が散りばめられているために、物語に飽きることはまずありません。また、コロシアイの中で行われる殺人も、それぞれの才能を存分に使っていて、推理のし甲斐があります。自身が最後まで頼っていた才能に殺されてしまうシーンには、思わず目を背けたくなりますが、次が気になって歩みを進めてしまうゲームです。キャラも全員個性があり、必ず好きなキャラが生まれます。そして全員、人間らしい悩みや葛藤を抱いていて、ゲームをプレイしていく中で悩みに共感してしまうこともしばしばあります。それほどに、キャラが生々しく、ゲームの中で「生きている」と感じさせてくれます。生々しいからこそ、コロシアイしていくキャラたちにのめり込んでしまい、展開に息を呑んでしまいます。一度クリアしても、もう一度最初からやり直してしまうほどの中毒性も秘めた、素晴らしいゲームです。