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pippisan0のレビュー・評価・感想

never young beach / ネバーヤングビーチ / ネバヤン
10

シティポップの現在地を更新し続けるバンド、never young beach

never young beachは2014年に結成されたシティポップバンドである。彼らの音楽性は「2010年代のはっぴいえんど」と形容され、その日常に溶け込むような優しいサウンドが魅力である。
彼らは2015年にファーストアルバム、「YASHINOKI HOUSE」をリリースする。このアルバムは、はっぴいえんどや松任谷由実といったいわゆるシティポップから影響を受けたアルバムである。しかし、サウンド面ではマックデマルコやボーイパブロといった、海外インディーロックからの影響が色濃く感じられ、3本のギターが複雑且つユルく絡み合い、彼らのオリジナリティを確立した。
同年、彼らはフジロックへの出演を果たし、インディーズ界で注目の存在となっていった。そんな彼らの音楽性に変化が現れたのが、2019年に発表された4thアルバム「STORY」である。このアルバムは、1970年代フォークの様なアナログ感のあるサウンドが強調され、以前から受けていた、はっぴいえんど、細野晴臣からの影響がより色濃く表れる結果となった。
また、このアルバムの制作前にはギタリストの一人、松島 皓の脱退もあり、海外インディーロックの影響を受けたギターは影を潜めた。その代わりにミニマルファンクバンド、VULFPECKからの影響を思わせる様な、よりオーセンティックで大人なギターサウンドも取り込まれ、彼らの新たな可能性を感じさせるようなアルバムとなった。

コンジアム
8

カシュカシュって音が…。

POV方式の映画です。韓国映画ではこの手法って珍しいので、新鮮で楽しかったです。やはり、ホラーとPOVは相性がいいですね。驚愕の表情とか音がする方角とか、とにかくすごく怖くて、中の人と一緒にビビりまくってました。なんだかよくわからない人のようなものが不気味です。カシュカシュって音がトラウマです。私ならあんなところどうしても行けません。ストーリーとしてはYouTube配信のため心霊スポットに行く、という流れで、いろいろ不可思議なことが起きてもうやめたいのに視聴者数を稼ぐためにやめるなと上に言われるとか、現実にありそうな話でよかったです。テントの中で支持する役の人が憎たらしかったです。ならお前が行けよって思いました。心霊スポットに行く系の動画って本当に嫌ですよね。危険だし、本当に霊がいるのだとしたら迷惑YouTuberですよ。前半はあまり面白くなかったですが、後半に行くにしたがってちゃんと怖かったです。ジャパニーズホラーも好きですが、韓国のホラーも面白いじゃんってなりました。

この美術部には問題がある! / この美 / This Art Club Has a Problem!
10

問題のある美術部員たちによる青春物語に笑ったりキュンとできます

この作品は2016年の夏アニメとして放送されていたアニメの原作マンガになります。
月杜中学校の美術部を主な舞台とした日常系のお話です。唯一まとも?な一途に恋する美術部員の宇佐美みずきを取り巻く青春ストーリーに笑ったり、キュンとしたり、こんな学生生活を送ってみたくなります。

主人公宇佐美みずきの恋する相手の内巻すばるは、理想の二次元嫁を描くためだけに美術部に在籍し、嫁に一途な愛を注ぐ一方、宇佐美みずきの恋心には気づかずナチュラルにキュンとするようなセリフを言うので、ふたりの関係性に毎回やきもきさせられます。
話が進むにつれ、進んでないかに見えるふたりの関係もわずかに進んでいたり、いなかったり…日常物語なのでわずかな関係性の進展を感じ取れるのも醍醐味です。

宇佐美みずきと内巻すばる、このふたりの関係性に注目するだけでも毎回楽しめますが、登場人物それぞれの絡みも面白いです。
例えば美術部部長と幼馴染のののかの関係性や、部長と顧問の孫萌香、など部長絡みの関係性で見ていくのも面白いです。登場人物は主に美術部員4人とその周りの友達、顧問、家族などですが、話が進んでいくにつれて実はあの人とあの人が!?みたいな繋がりもありまして、日常モノではありますが伏線などもお楽しみいただけると思います。日常のちょっとしたドタバタやほっこり感、キュンとしたい方にオススメです。