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penwp_hiraiwaのレビュー・評価・感想

恋愛革命
8

青春

LINEマンガで何気なく見たらどハマりしてしまった!
最初は、学生たちのドタバタコメディかと思いきやストーリーが進むにつれてどんどん引き込まれていく。
1人1人のキャラクターもしっかりしていて、まるで本当に存在してる人の話かと思うくらいリアルな心理描写で、読んでいて納得感があるし、作者の作り上げるこんな学校に行きたいなと思う!

恋愛だけではなく、友情、家族、進路、仕事の問題と、誰でも一度はそのどれかにぶち当たった経験があるはず。
主人公たちの恋愛は不器用ながらも、幸せを育んでいくのがこちらも微笑ましくなる。
しかし、仕方がないことだが、時が流れ、2人を取り巻く環境が変わるとともに主人公たちの関係にも少しずつ変化が現れてくる…。

そして、そこがまた作者の凄いところだが、ストーリーの中で不自然に思わせない伏線がずっと描かれていて、話がかなり進んでから見事に回収されていく!それがまたリアル…。

魅力的なキャラクターが多いし、これからもまだまだ続きそうな作品なので、とてもおすすめ!
主人公達が、大人になってそれぞれが結婚して…など、ずーっと見たいと思う。

どうなっていくのか、気になりすぎて毎週更新日が待ち遠しい!
読者のコメントを見るのもまた1つの楽しみだ。
笑いあり涙あり胸きゅんあり、とハマるマンガです。

ボス・ベイビー / The Boss Baby
7

大人もこどももさらっと見られる

あかちゃんなのに、おっさん!?のキャッチコピーの通り、家にきたあかちゃんはあかちゃんの世界の会社員なのです。あかちゃんの敵、子犬に対抗するため、あるミッションの為に、普通の世界の家庭にやってきます。そこで繰り広げられる、兄弟や家族の物語です。設定は現実ばなれしており、なぜと考えてしまうかたらおそらく見るのは難しいと思います。ですが、深いことを考えずさらっと見るには楽しめる映画だと思います。1時間37分という短かさも気軽に見るのに好適です。キャラクター(あかちゃん)がたくさん出てくるので、見ていて癒されると思います。
あかちゃんにしっとするお兄ちゃん、協力してミッションを達成するために奮闘する中で生まれる愛情など、少し切なく、きゅんとたり優しい気持ちになれるので、大人も十分に見ることができると思います。
激しいアクションシーンや残酷なシーンや表現もないので、もちろんこどもが見ても問題ありません。小さいこども、兄弟ができたこども、兄弟との関係や親との関係が難しい家族など家族みんなで見てはいかがでしょうか。見ていて楽しく、最後はハッピーエンドなので、気持ちを楽しくしたい時にみていただきたい映画です!

賭ケグルイ / Kakegurui - Compulsive Gambler
8

トランプゲームや心理戦が好きな人必見のアニメ「賭ケグルイ」

アニメ「賭ケグルイ」は河本ほむら作の漫画「賭ケグルイ」を原作とした、年7月から9月まで毎日放送やTOKYO MXなどにて第一期が放送されていたアニメである。
主人公である蛇喰夢子が私立百花王学園に転入するところから物語は始まる。
百花王学園は創立122年を迎える名門校であるが、その裏の顔は圧倒的なギャンブルの腕を持つ生徒会長・桃喰綺羅莉のもとで、生徒同士のギャンブルによる階級制度によって支配されているギャンブル狂たちの学園だった。
ギャンブルに陶酔している夢子は、何度も大敗の危機に面しながらも、「賭ケグルイましょう」を口癖として、学園内で次々にギャンブル狂たちと大勝負をしていく...というストーリーになっている。
アニメでは声優・早見沙織が蛇喰夢子の声を務めるなど豪華キャストが勢ぞろいしている。
途中、放送禁止ギリギリの描写や言い回しもあるため、子供や弟、妹と見るときには若干注意が必要だが、ギャンブル中の心理描写や勝者、敗者それぞれの心理や人生が生々しく描かれている。また、ギャンブルの内容や”イカサマ”の方法もとても凝っているため、一緒に楽しんで見ることができるだろう。
第一期に続きアニメ第二期、またドラマや映画も公開され、とても盛り上がっている。
ポーカーなどのトランプゲームや心理戦が好きな人には特におすすめしたいアニメだ。

最遊記シリーズ / Saiyuki series
7

作者「最もふざけた奴らの道中記」通りふざけています

西遊記の登場人物の名前借りているのと、確かに天竺目指しているのは原典通り。
でも、ジープに乗っているし、シガレットが出てくるし、洋服とか、好き勝手な世界観で、好き勝手放題な4人組。それなのに、スプラッタ待ったなしで全員強烈なトラウマ持ち(捨て子な上に養父は目の間で妖怪に殺された玄奘。記憶を封じられているが500年前に名付け親の金蝉が目の前で死んでしまった上に兄貴分2人も死亡した悟空。義母の虐待を受けていたが異母兄が義母を殺すのを目の当たりにした悟浄。双子の姉を妖怪に誘拐され手籠めにされた事実を知った直後に目の前で死なれた八戒。)で道中それを乗り越える事もあり、涙無くして語れないシーンもあるので侮れない。
喧嘩があいさつの癖に、何だかんだで連携は取れているので面白い4人組である。掲載雑誌や休載を挟んで再開すると、旅物語ものの「お約束」をこれでもかと言わんばかりに、詰め込むベタ話にメタ発言を辞さない一行の表情は必見。西へ向かうにつれ、旅は激化していくのだが、道中で会った別の三蔵法師と情報共有し、高山病対策の薬で八戒の笑顔がフリーズするほどに「不味い」薬という悟浄の説明で緊迫状態だった空気がほぐれる(?)ので、適度に笑いを入れるのは大事ですね。

アルキメデスの大戦
9

映画「アルキメデスの大戦」-哀し過ぎる末路

太平洋戦争に向かう時代の流れの中、海軍は新しい艦船建造を計画する。これからの時代、どのようなものが本当に作るべきものか。これからは飛行機・空母が主力になっていくとする山本五十六一派と、世界に類を見ない、日本の象徴とも言える戦艦を作ろうとする平山忠道一派が激しく対立する。
山本五十六は巨大戦艦建造費用が安すぎることに疑問を持つ。そこで軍人嫌いの元帝大数学科の天才、櫂直(かい・ただし)を、その大きな人間的包容力で味方に引き込み、本当の建艦費用を算出させようとする。この櫂直の天才的・奇人的活躍ぶりが映画の中心となる。タイムリミットは約二週間。数学の天才ではあるが、戦艦設計の素人の櫂直に出来るのか。戦艦建造派はあらゆる妨害をしてくる。軍の機密であることを理由に必要な資料は見ることが出来ない。資料が見られるところを探して飛び回る。そこにちょっとした恋愛ドラマも絡んでくる。約二週間先のはずであった第二回の建造艦会議が突然早まる。櫂直はどう切り抜けるのか!そして、最後に語られる平山忠道の深謀遠慮の哀しい本心とは……。
手を握りしめ、タイムリミットに向けてどんどん進む画面に食い入ること請け合いである。終戦記念日を前に是非、見ておきたい作品である。