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pen__0120のレビュー・評価・感想

VALORANT / ヴァロラント
9

最もアツいFPS

パソコンのゲームにおいて、何が流行っているのか主な指標になるのが動画配信サイトのTwitchです。
Twitchの配信視聴者数が多ければ多いほど、流行っているゲームということになります。
VALORANTは2020年6月2日にリリースされて以降、Twitch配信視聴者数ランキング上位に入っています。
一般ユーザーの配信はもちろんですが、大手VTuberや大手ゲーム実況者も毎日配信されています。
遊んでいて楽しいだけでのゲームではありません。見ていても楽しいゲームなのです。
ゲームのルールはそこまで複雑ではありません。
「敵を倒す」「爆弾を設置・解除する」これだけです。
簡単なルールなのになぜこんなにも人気が途絶えないのか、それはゲーム内のキャラクターそれぞれに特性があるからです。
例えば、敵を倒すことに特化したキャラクター、味方をサポートすることに特化したキャラクター、試合を有利に運ぶことに特化したキャラクター。
キャラクターの数は2023年7月の段階で22人います。定期的なアップデートで随時追加されています。
自分の性格に合ったキャラクターを使ったりとプレイスタイルは様々です。
また、VALORANTは基本プレイ無料となっており、誰でも気軽に始められます。

キューブ / Cube
3

スリラー/ホラーが好きな方は見れる映画

立方体のキューブ状の部屋に閉じ込められた男女の脱出スリル映画です。
自分たちがなぜ閉じ込められているのか分からないまま、ここから脱出する為に次の部屋に移動するのですがそこには様々なトラップが仕掛けられています。
皆で協力しながら進もうとしますが、困難なトラップや裏切りなどがあり、仲間がどんどん消えて行き…。
最後はサバン症候群の男性だけが生き残り、扉の向こうへ消えて行く…といった内容でなんとも救われない内容となっています。

命を懸けたハラハラドキドキのスリルを味わいたい方には面白い映画だと思います。
少ない手掛かりの中から脱出ルートを探っていったり、人間関係の変化もこの映画の見所の一つです。
ただ、残酷なシーンも多くみられ、トラップで消えて行く人たちの描写はなかなかトラウマになりそうなものも多く苦手な方にはおすすめ出来ません。
自分たちが進んでいる道が出口に近づいていると思っていたら、最初の部屋に戻ってしまったり、絶望感が半端ないです。
また第一作品ではこのCUBEという謎について語られることがなく、一体何だったのか分からないまま終わってしまいます。

2021年10月に日本でリメイクされた日本版CUBEが公開予定となっておりますので、比べて見るのも面白いかもしれません。

Orangestar
10

あなたの夏はまだ始まっていない。

音声ソフトを使ってボーカロイドでオリジナル曲を作っていらっしゃる方です。
彼の特徴は夏を感じさせる曲調、その曲の世界観に浸らせてもらえるところ。

なぜ、タイトルの「あなたの夏はまだ始まっていない。」と付けたかと言うと、彼は夏をイメージさせる曲を作られているからです。
例えば「サンダルリープ」と言う曲。曲が始まるとき初めに海の波の音が入っていたり、曲の歌詞自体に夏と書いていたりして夏という季節そのものを表現されています。
彼の曲なしではこの夏は始まりません。

彼はニコニコ動画で初めて音楽を作って投稿をしました。
彼が作った曲で初めて殿堂入りを果たしたその作品は「イヤホンと蝉時雨」。
彼の13作目の曲です。

この曲にも最初にセミの鳴き声が入っておりすごく夏を感じさせられます。また、曲のタイトルにも「蝉時雨(せみしぐれ)」と書いてあります。
蝉時雨とは8月を表す季節の言葉。これだけ夏をイメージされている曲を夏に聴かない理由が見当たりません。。。

その他にも、有名な曲で言うと、「アスノヨゾラ哨戒班(しょうかいはん)」や「快晴」、「回る空うさぎ」など数々の曲を作られています。
これらの曲をYouTubeで多くの歌い手さんたちが歌ってみたを投稿されるほど人気で、どの作品も素晴らしです。

彼の曲は一度は是非聴いて欲しいです。

Bloodborne / ブラッドボーン
9

退廃的な世界観の美しさ

高難度の死にゲーである『ダークソウル』を売り出している、フロムソフトウェアのタイトルです。こちらの『Bloodborne』も負けず劣らず高難易度で、最初のボスにたどり着くまでに10~20回死んでしまうのは当たり前。最初のボスですら、倒した証のトロフィー取得率は50%前後を常に推移しています。そんな心を折りに来ることで有名なゲームではありますが、まず圧倒されるのは、19世紀ヴィクトリア朝をモチーフとした美しい世界観です。ヴィクトリア朝と言われてピンとこない方は、『シャーロック・ホームズ』の世界観をイメージされたら良いかと思います。ほのかなガス灯、アンティークな調度品、どこか西ヨーロッパを感じさせる街並みに陰鬱な闇夜が広がり、主人公はおかしくなった住人や獣たちに対面することになります。PV等で雰囲気に惹かれたならまず買って損はないと思います。しかし高難度という部分でやはり、アクションが苦手な人はためらうでしょう。でも、そこは数々の高難易度ゲーを作った有名会社。解決策は常に用意されています。地道なレベル上げ、敵の動きの研究を行い、何十回も挑戦すれば、必ず切り抜けられるようになっています。何度も挑み、無事に勝利したときの喜びはひとしおですよ。

かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 / Kaguya-sama: Love is War
10

魅力的なキャラ・どんどん発展していく関係性

登場する多くのキャラクターに優しさと強い意志を感じ、大変魅力的です。特に藤原書記のコメディリリーフとしての活躍は他の作品になかなかみられない独自性だと思います。他のキャラクターが真剣に恋愛や人生のトラウマと向き合っていく中、一人我が道を行き、ひたすらにコメディ空間を生み出す能力は必見です。ラブコメのコメディ部分は彼女が担っていると言っても過言ではありません。
加えて、話数を重ねるごとにキャラクターの新たな一面が見えてくる作品です。会長のポンコツ、かぐや様の浮世離れ、石上会計の成長、伊井野監査のメンヘラ気質と、初登場時には想像もできなかった一面が後から発見され、またそうした一面がキャラクターの魅力に大きく貢献しています。

また、話の舞台も生徒会室から学校、家庭へと広がっていき、キャラクター同士の関係性も発展していきます。ただのサブキャラ・モブキャラかと思いきや、その後メインキャラにしっかりと関わり話の中心になったりなど、次の展開はどうなるのか、続きが気になる作品です。石上会計の体育祭編、会長とかぐや様の文化祭編をはじめ、それまでの伏線を回収しながら物語が展開されていく様は、圧巻の一言です。
シリアスとコメディの配分も絶妙で、お互いを活かし合っています。シリアスな話も決して陰鬱なものではなく、救いのある、優しさに溢れた物語です。

レッド(漫画)
8

圧倒的な質量と客観的目線で描かれた或る闘争

1971年から1972年にかけて、日本の新左翼組織・連合赤軍が起こした一連の事件を丹念に描き起こしたのが本作です。
登場人物は全員仮名ですが、内容はほぼノンフィクションです。
有名な「浅間山荘事件」を含め、そこに至るまでにすでに彼らが起こしていた凄惨な同志リンチ殺人事件が、順を追って緻密に描かれています。
しかし事件だけではなく、そこに表現されている若者たちの何気ない日常会話や恋愛模様、理想の革命への陶酔、閉塞感、そして暴力への衝動等は、決して自分と異なる人間たちのものではないことがうかがえます。
目を覆いたくなるようなシーンもありますが、ナレーションや説明が多めで、作者が意図して作品(事件)と距離を置いているのがうかがえるような、淡々とした描写です。
作者はデジタルで作品を描いており、強弱のない無機質な線も、極限状況における集団と個のたどる運命を客観的に描くのに功を奏していると思います。
涙を流しながら語られる闘争や理想、殴ることで達せられるという総括も、読者には恐ろしいほどの空虚なものにしか映らず、それこそがこの事件の真実だったのでしょうか。
事実に即しているので結末が分かっているにも関わらず目を離せないのは、圧倒的な情報量とともに重い題材を描き切った作者の力量ともいえるでしょう。
膨大な資料や事件当事者へのインタビューを経た上で創られたこの作品は、連合赤軍事件をマンガで分かりやすく知ることの出来る最適な好材だと思います。

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE / 隻狼 / セキロ:シャドウズ ダイ トゥワイス
10

名作

この作品はとにかく死にます。死にゲーと言われているほど死にます。最初は訳もわからずとにかく死ぬでしょう。雑魚敵にやられる。ボスにやられる。落ちて死ぬ。様々な方法で何十回、何百回と死にますが、それでもだんだん自分のゲームスキルが上がり、アイテムを駆使できるようになり、技を磨き上げるようになり、タイミングをはかることができます。そして、目に見えるほどの成長ができ、全てクリアするころには、最初どうしても勝てなかった相手に対して、まったく時間をかけることなく勝つことができるようになります。とにかく、達成感の得られるゲームです。
また、各ステージ内には様々な地形を生かした隠れ場所、おびき場所があり、それらを使うことでもっと面白く、簡単に倒せるようになります。
ボス戦においては、全て違った攻撃をしてくるので、それぞれ戦い方、対処の仕方が違うのも魅力です。
バトルだけではなく、音楽、景色においても日本の良いところが非常に描かれている作品だと思います。
後半のステージ(源の宮)においては、どこからともなく聞こえてくる尺八の音色と、桜の描画、水の綺麗さにおいて、とにかくかっこいいと思えるステージです。