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nami0523v7のレビュー・評価・感想

Mrs. GREEN APPLE / ミセスグリーンアップル
9

Mrs. GREEN APPLEが22年春に活動再開!

2020年活動を休止し、2022年に「フェーズ2」と銘打って活動を再開。活動再開前に山中、高野が脱退、新しい形となったMrs. GREEN APPLE。
活動再開後初のリリースとなる「ニュー・マイ・ノーマル」を配信し、2022年4月には2曲目となる「ダンスホール」をリリース。フジテレビの情報番組「めざまし8」のテーマソングとして書き下ろしたものであり、朝の情報番組に暗いニュースなどもある中、視聴者やこの曲を聴いている人々に「生きているということ」を前向きにとらえさせてくれるような曲に仕上がっています。
その後、アニメ映画「ONE PIECE FILM RED」のためにadoに提供した「私は最強」のセルフカバーや、新曲「フロリジナル」も話題を呼びました。「フロリジナル」をイメージし香水も販売。香りはジャスミンなど包み込むような優しい香りに仕上がっているとのこと。
11月9日には「ラーゲリーより愛を込めて」のために書き下ろした新曲「Soranji」のCDを発売。このシングルには「私は最強」「フロリジナル」も収録されています。
また、カロリーメイトのCM曲として、「僕のこと」のオーケストラバージョンが起用されました。
CMにはMrs. GREEN APPLEのメンバーもカメオ出演もしています。

ゴールデンカムイ / Golden Kamuy / 金カム
10

北海道を舞台に、色んな要素を詰めに詰め込んだコメディ・ハートフル・バトル冒険譚です

端的に言うと、アイヌの金塊をテーマにした北海道が舞台の冒険譚作品です。巻末の出典を見ただけでも非常によくアイヌや当時の日本とロシアの関係について調べられており、北海道の民族風俗を知るきっかけにもなると思います。また作者の野田サトル先生は北海道出身ということもあってか、アイヌについてだけでなく、北海道の土地や自然などもしっかり描かれているのが特徴です。作品のキャラクターの背景心情、そして個性も豊かに描かれており、30を超えるキャラクター全てが面白く、いろんな意味で愛着をもてるようになっています。似たような衣装であっても丁寧に描き分けられているので、たくさん登場してきても、だんだん区別がつくようになっていきます。また作中ではアイヌ以外に軍人・囚人が数多く登場するため、男性キャラクターがかなり多く、それに比例して戦闘率も筋肉露出率も高いです。脱ぎ率も高いので、(エロではなく)変態の巣窟、という意見もあります。一方、アイヌの狩猟方法から食事などの文化も丁寧に描かれているため、食欲をそそるグルメ漫画という側面も持ち合わせています。作中で時間・季節が進んでいくため、四季折々の北海道グルメを漫画で堪能できるのが特徴です。北海道の自然や歴史に興味のある方や、日本帝国陸軍、新選組、囚人と監獄、筋肉・戦闘モノ、そしてグルメなどに興味のある方にご覧いただきたい作品です。

Vivy -Fluorite Eye's Song-
9

2021春アニメでも一二を争う作品

2021春の完全オリジナルアニメで、ジャンルはSFです。
「心を込めた歌で人を幸せにする」使命を持ったディーヴァ(ヴィヴィ)が「AIと人の戦争を止める」使命を果たすべく100年後の未来からやってきたAIマツモトとともにAIの過剰な発達を阻止するべくシンギュラリティポイントと呼ばれる歴史の転換点において歴史を変えていくというお話です。
作中シンギュラリティポイントにおいて関わるAIは、「シスターズ」と呼ばれるヴィヴィの後継機に当たるAIたちで、ヴィヴィとマツモトは望む望まずにかかわらず、結果的に彼女らを破壊することになってしまいます。
作中時間の経過とともに表情豊かになっていくヴィヴィと、最初からよくしゃべるが使命にかかわることには極めて事務的なマツモトがヴィヴィと「シスターズ」との関わりの中で、事務的なだけではなくなっていくところ。しかし物語はそんなに明るいわけではなくむしろシンギュラリティポイントでの体験でヴィヴィは心をえぐられるような展開が多いです。果てにはとある場所でヴィヴィは精神に異常をきたして機能停止してしまいます。
特に最後3話は必見です。SF作品として見ると、多少の粗・多少のご都合展開はあるものの、よく使われる題材で全く新しい物語が展開されていて、続きが気になって仕方がなかったです。
改めて見返してみると分かる、丁寧に張られた伏線や描写など「ここかぁ」と思うような表現もあり、初見でも二度目でも楽しめる作品だと思います。