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mizsans3のレビュー・評価・感想

椿の花咲く頃
10

韓国で賞総なめの話題作! 韓国ドラマ「椿の花咲く頃」

2019年に韓国で放送され、作品賞、主演演技賞などを総なめにした話題作「椿の花咲く頃」をご存知ですか?
出演作品に間違いなしと言われる女優コン・ヒョジンが演じる、シングルマザーのドンペクが主役のヒューマンドラマかと思えば、
連続殺人犯も登場するようなサスペンスドラマでもあります。
そしてなによりドラマの最初から最後まで一貫して掲げられているテーマが「人は人の奇跡になれるのか」というもの。
そのテーマに大きく貢献することになるのが、2年間の兵役義務を終え、俳優として復帰することになったカン・ハヌルが演じるお人好しの警察官ヨンシク。
正義感に溢れた心優しいヨンシクと、シングルマザーになることを選んだ美しい女性ドンペクとの出会いが、
2人に、そして2人を取り巻く人々に変化をもたらしていきます。
1話が1時間以上あるのが当たり前の韓国ドラマなので、韓国ドラマを見慣れない人にとっては少し長く、退屈に感じてしまうかもしれない前半ですが、
それでも胸に広がる温かい気持ちに手を引かれ、次の話、次の話と見進めてしまいます。
そして最後に近付くにつれ、温かな人の優しさに触れ、とにかく涙が止まらなくなります。
全てを見終わった時、このドラマに出会えて本当に良かったと心から思うことができます。
人生を変える作品と言っても決して過言では無いです。

トラ・トラ・トラ!
8

巨匠・黒澤明が降板されたにもかかわらず大作戦争映画として仕上がった『トラ・トラ・トラ!』

『トラ・トラ・トラ!』は、1970年公開の大型戦争映画で、1941年の日本軍の真珠湾奇襲を劇的に描いています。製作はエルモ・ウィリアムス、監督はリチャード・フライシャー、舛田利雄、深作欣二、キャストはマーティン・バルサム、ジョゼフ・コッテン、山村聰、ジェイムズ・ホイットモア、三橋達也、ウェスレイ・アディ、ジェイソン・ロバード他です。この作品は舛田利雄と深作欣二にとって最初の英語を使った映画であり、日本製ではない映画の監督は両名とも初めてでした。映画の表題の「トラ」とは完璧な奇襲攻撃が成功したことを示す日本軍の暗号であり、偶然にも「虎」と読みが重なりました。
1939年8月、米国は日本に禁輸を課して、なかでも天然資源の輸入を大幅に制限しました。日本陸軍と政府の要人たちは日本海軍が反対しているにもかかわらず独伊との同盟を1940年の9月に推進します。連合艦隊司令長官に新たに任命された山本五十六提督はハワイ真珠湾に係留された米国太平洋艦隊に対する先制攻撃の計画を躊躇しながらも立案します。日本の最良の希望は太平洋の制海権を掌握して米国艦隊を壊滅させる点にあると信じたからです。航空参謀源田実が作戦の全体的な指揮官として選抜され、源田と兵学校時代の学友である淵田美津雄が攻撃隊を率いる指揮官として抜擢されました。

フォックスキャッチャー / Foxcatcher
8

哀れだけど、共感もしてしまう。

実際に起きた事件を基にしているのでとても興味がありました。
大富豪なのに友達がおらず、鬱積した男がすごく哀れでかわいそうで、でも自分を見ているようでなんかぐっときました。すごく勝手な人だし、友達って金で買った人じゃんって思わなくもないですが、だれからも認められないのってほんとつらいだろうなと思うので、まあ、彼が狂ったのもわからなくないかなって思いました。
彼が最初にアマレスチームに入れたマークはマークで兄と比べられたりしてて、悩みのある人だったので、この二人は似ているところがあって、仲良くなれたかもしれないのに残念だなと思います。きっとジョンがあそこまで屈折した、癖のある男じゃなかったら、この悲劇は起きなかったんじゃないかなと思いました。なんかひどい男だし、好きにもなれない人だったけど、哀れでもあって、マークは自分の影の部分をうまく昇華してたので余計かわいそうでした。
キャストもいい人ばかりでした。実際の事件なのでモデルがいるわけですが、すごくその人っぽくなっててさすが役者って感じです。とくにレスリング選手っぽく見せるのなんて、なかなか難しいのに、体型とかウエイトも増やしていて役者魂を感じました。

名探偵コナン / Detective Conan / Case Closed
10

名探偵コナンをおすすめの3つの理由

「名探偵コナン」は土曜日に放送されているアニメです。週末に家族が揃って見るのにおすすめの作品です。その理由は3つあります。
1、登場人物の年齢が幅広いこと。「名探偵コナン」の主人公コナンは小学校に通っている1年生ですが、本当は高校2年生です。毒薬を飲まされて体が縮んでしまったという設定です。コナンは自分に毒薬を飲ませた悪人たちの正体を暴くために、幼なじみの毛利蘭の家に「江戸川コナン」と名前と正体を偽って身を寄せます。蘭の父親は元刑事で、今は探偵です。そのため、「名探偵コナン」には高校生も刑事も頻繁に登場します。
2、恋愛が適度に描かれていること。「名探偵コナン」は事件推理がベースになっている作品ですが、恋愛も適度に描かれています。コナンになる前の工藤新一と毛利蘭、蘭の親友の園子と京極真、新一の親友の服部平次と和葉。警察関係者では高木と佐藤の刑事コンビも、恋愛の進行ぶりにやきもきさせられます。
3、しっかりした倫理観の裏打ちがあること。「名探偵コナン」には殺人事件が多数描かれています。緻密に計画された事件ばかりです。犯人が殺人に至る経緯が明かされ、やむにやまれない事情がある場合も少なくありません。しかし、その事情を聞き取った人間が必ず最後に言うのは「人の命を奪っていい理由にはならない」ということです。