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mimipi66s8のレビュー・評価・感想

ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON / アーマード・コア6 ファイアーズオブルビコン / ACFR / ACVI / AC6
9

シリーズ最高傑作!?すべてのストレスから解放されたアーマード・コア6

今作は、実に10年ぶりのシリーズ作品として登場しました。
自分の好きなように構成を変えられる機体で難解なミッションに挑む、根強いファンの多いメカアクションゲームです。
その難易度のために上級者向けであった過去作と比べ、今作は難易度はそのままに、しかしより大衆向けな仕様が2つ加わることで、幅広いターゲット層が楽しめる作品になっています。
その仕様の一つ目が「チェックポイント」です。前作までは、ミッションの途中で倒されてしまった場合は一番最初から再始動となり、「また、ミッションの最初からやり直しか…」と、段々心折れそうになることもしばしば。ですが、今作ではチェックポイントという仕様が加わることで、ミッションの途中で倒されてしまっても、最後に到達したチェックポイントから再始動となるため、過去作と比べてかなりストレスフリーにプレイすることが可能になりました。
そして二つ目の仕様が「リペアキット」です。一つのミッションで3つまでしか持ち込めませんが、使用すると即座にHPを回復してくれる優れものです。
昔からこのシリーズをプレイしている人からすると、「このゲームの開発陣はこんなにも優しかったっけ…?」と少々疑った目で見てしまうです。
ミッション自体の難易度はかなり高いため、難解なミッションに挑む楽しさを味わうこともできる優れた作品です!

エリアの騎士 / THE KNIGHT in THE AREA
8

今までにない!リアルな現代サッカーの描写と感動要素の共存

タイトルにもなっている「エリアの騎士」とは、「相手ゴール前のペナルティエリア内で仕事をするストライカー」という意味で、主人公である駆(かける)が自分の弱さを克服して「エリアの騎士」になるために様々な経験を経て成長していく物語です。
この漫画の見どころはリアルなサッカーの描写と感動を呼ぶ様々なストーリーの二つだと思います。ありえない必殺技の応酬ではなく、現実で起こりうるレベルのテクニック、駆け引き、さらには最新の戦術が満載で、サッカー経験者でも興ざめしないリアルなものとなっています。
もちろん初心者でもわかるようにルールの説明も物語を邪魔しない程度にうまく盛り込まれており、作者のセンスが光ります。
そして感動要素としても素晴らしいものがあります。主人公・駆は天才と言われたMF・傑(すぐる)を兄に持ちます。しかし二人は交通事故に巻き込まれ、兄弟は病院に搬送、弟の駆は瀕死の兄・傑の心臓を移植することで一名をとりとめるのです。
自分のラストパスで駆が得点を決め、日本代表をワールドカップ優勝に導くゴールとすることを夢見ていた傑の意志を受け継ぎ、どんな逆境にも打ち勝って弱さを克服していく姿には胸を打たれること間違いありません。
さらにはなでしこジャパンのニューヒロインになる幼馴染の奈々も登場し、女子サッカーの普及にも貢献している点も見逃せません。そろそろ自分を変えたい、弱い自分を克服したいと思っている方、ぜひおすすめです。

ゴジラvsコング / Godzilla vs. Kong
8

ただのバトル映画じゃない!その後ろ姿に自然と涙が流れる感動もの。

ゴジラ、コング、この二つの名前は、もはや全世界で有名になっており知らない人はほぼいないだろう。
どちらも映画では、様々な敵と戦い、壮絶なバトルの末勝ち抜き、最強生物の名を欲しいままにしている。
今作のゴジラvsコングも、もちろん壮大なバトルシーンや、素晴らしい映像効果、それに伴ったエンターテイメント性が魅力の一つではあるのだが、それ以上に描かれているのが、ゴジラ、コング、双方の心情だ。

日本からは小栗旬が重要な役どころで出演するなど、俳優陣も豪華に、またゴジラ、コングとの関係性など、物語に引き込まれるような人物像や背景が豊かに描かれているのだか、それ以上にキャラクター性が強く魅力的なのが主役のゴジラ、コングの二体である。
戦う理由や人間との関係性までは見えても、一生物としての性質や感情まではなかなか描かれず、あくまでバトル映画の主人公として作られていた印象だったこの二体が、今作では個々の感情や、性質(性格)が垣間見えるような表情を見せ、見ている方の感情を揺さぶってくるのだ。
悲しさ、苦しみ、優しさ、憎しみ、共感、人間誰しも一度は感じたことがある感情を、二時間弱の壮大な物語の中で余すことなく出してくるこの二体の表情に、釘付けになること間違いなし。
ぜひ注目して見てみてほしい。

flumpool / フランプール
9

“リスナーに寄り添う”、flumpoolの魅力。

flumpoolはボーカル・山村隆太、ギター・阪井一生、ベース・尼川元気、ドラムス・小倉誠司の4人で結成されたロックバンド。au LISMOのCM曲「花になれ」は聴いたことがある人も多いだろう。
2007年に知人の紹介で小倉が加入、バンド名を「flumpool」に改名。
2008年に「花になれ」でメジャーデビューを果たした。同楽曲は10日間で100万DL越えし、話題となった。
その後もヒット曲を連発、ドラマや映画、CMなどタイアップ曲も多い。中でもNHK紅白歌合戦にも3年連続で出場した。
優しく伸びやかな歌声と聴き手に寄り添うような楽曲が特徴で、メンバーの力強く安定感あるバンドサウンドは、若い世代を中心としつつも幅広い年層に支持されている。優しく柔らかな物腰と、関西人ならではのユニークさを持ち合わせた人柄もファンの心を掴んでいる。
flumpoolのほとんどの楽曲の作詞を山村、作曲を阪井が手掛けているが、1stアルバム「What's flumpool!?」収録曲「タイムカプセル」では、阪井が作曲だけでなくメインボーカルも努めた。さらに3rdアルバム「experience」収録曲「36℃」では作詞作曲を山村が、2ndアルバム「Fantasia of Life Stripe」収録曲「ベガ ?過去と未来の北極星?」の作曲、4thアルバム「EGG」収録曲の「産声」の作詞・作曲を手がけている。
2010年、山村がポリープ摘出手術を受け、1ヶ月間療養。その際に再始動の思いを込めて作られた楽曲がシングル「reboot?あきらめない詩?」である。
2013年には、阪井がダイエットに専念するため“ビジュアル面”での活動を休止。ビジュアル面でのサポートメンバーとしてお笑い芸人・NON STYLEの井上裕介を起用するという、なんともお茶目なエピソードがある。
ちなみに休止から2ヶ月で減量に成功し、ご褒美としてサブリーダーに就任。井上のサポート活動は終了となったが、交流は続いている。
山村は2017年には月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」でヒロインの相手役として俳優デビューも果たした。
2017年、山村が機能性発声障害を発症していることがわかり、治療に専念するため活動休止。開催中であったツアー残り4公演と年末カウントダウンライブは中止となった。この経験から作られた楽曲がシングル「HELP」である。
2019年、機能性発声障害を乗り越え活動を再開、また、ツアー開催とシングルリリースも発表された。山村の症状はかなり改善しており、その後のツアーで年末のカウントダウンライブ開催と翌年にアルバムリリースすることを発表。
様々な壁を乗り越え、挑戦し続ける彼らは、“リスナーに寄り添う”楽曲を届けてくれる。これからの活躍に期待したい。