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meisan3のレビュー・評価・感想

杉原千畝 スギハラチウネ
3

抑揚が無くちょっと退屈

第二次世界大戦期にユダヤ人にビザ発給して命を救った外交官杉原千畝を主役にした映画です。
ドキュメンタリーというほど史実に忠実ではなく、かといって物語と割り切ってドラマチックな演出をしているわけでもなくちょっと中途半端な印象は否めません。
ただ、東洋のシンドラーと言われて日本国内よりも世界から評価の高い人物の活躍を映像化したという点では淡々と観られていいと思います。
全体的にテーマがはっきりせずどこがクライマックスの感動ポイントなのかちょっとわかりにくく、エピソードが淡々と羅列されていき、主演の唐沢寿明も無表情で気持ちを内面に秘めた演技をしているので、杉原の心情は観る側でぼんやり補完しながら観るほかありません。
人道的な行いをした杉原は、当時の世界情勢でスパイ活動をしていたことがはっきり描かれていてそれはスリルがあって面白いのですが、その杉原が本国の命令に反してでも人道的な行動を取った流れが描き切れていない気がします。小雪演じる奥さんから言われたから、というだけに感じて物語仕立てにした割には弱いなと感じます。
奥さんと出会う以前に親しかった白系ロシア人女性スパイとの因縁の描き方もちょっとぼんやりしています。
戦争が終わって杉原が行動を振り返るシーンでも、結局杉原がロシア人元彼女?と現在の日本人妻どっちに心を寄せているのかもよくわからず、やっぱりモヤっとしてしまいます。
ただ、杉原の生涯の大筋を映像化した点は非常に評価できます。

テイルズ オブ ジ アビス / Tales of the Abyss
9

生まれた意味を知るRPG

過去の誘拐が原因で記憶を失い7年間屋敷に監禁されていた主人公、ルーク。いつもの様にヴァン先生に剣の稽古をお願いしていたある日、事件は起こる。屋敷に乗り込みヴァンに襲いかかる女、ティア。ルークはヴァンを守ろうと二人の間に入り込み2人は謎の光に包まれどこかへと飛んでしまう。そこで監禁されていたルークは初めて外の世界を見る事になる。屋敷まで送る、と言ったティア。ヴァンの妹らしい。色んな仲間と出会い旅を続けるうちに初めて知ることが増える。そして事件は起こる。瘴気の発生している都市を『超振動』で直せるとヴァンに伝えられた。しかし超振動を起こした瞬間都市は崩れてしまう。それはヴァンの思惑通りだったのだ。ルークに似た男、アッシュと出会う。ルークはアッシュから『自分はルークと言って7年前誘拐された。お前はレプリカだ』と言う事を告げられる。そしてルークを誘拐をした真の犯人はヴァンだと言う事も知る。
我儘で生意気だったルークは都市を崩壊してしまった罪の償い、そして世界を救いたいと過去の自分と別れ変わっていくと決意する。
元師匠、ヴァンとの戦いの行方は。
割と死人が多く出ます。ですがストーリーも短く感動的ですし戦闘も簡単です。テイルズシリーズが気になっているという方にはオススメです。
キャッチコピーが『生まれた意味を知るRPG』現代社会に少し疲れた時プレイすると『自分の生まれた意味』なんてものに向き合えちゃったりすると思います。

ONE PIECE / ワンピース
9

仲間というものの大切さ

この作品をつい最近アマゾンプライムビデオで1話からみました。主人公ルフィは、はじめは一人での旅立ちでスタートしますが、その人柄から続々と指示する仲間が増えていき様々な冒険を繰り広げていきます。海賊王になるためには一人ではなにもできない、しかし仲間と協力すれば必ずなれると信じるルフィの信念は、現実の世界でもとても大事だと感じさせられるストーリーとなっています。主人公ルフィは一言で言えば自由人。自分のやりたいこと、欲望のまま動き、時には人に迷惑をかけることもあります。しかし、彼は人一倍仲間思いであり、仲間のためなら自分の身を削ってでも敵に向かい闘います。また、彼が発する言葉には名言がいくつか存在し、どれも感動を呼ぶ名言ばかりです。普段はおちゃらけているのにやる時はやる男らしいルフィの姿に共感すること間違いありません。ワンピースの連載は今でも続いており1話からみるとなるといくら時間があっても足りません。しかし、それでも見る価値あるアニメです。アニメも漫画もみたことない人は是非1話〜アラバスタ編(約100話くらい)まで見ていただきたいです。ワンピースの世界観にどっぷりハマること、間違いありません。