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madrokr7のレビュー・評価・感想

四星球
10

四星球の魅力

「笑って泣ける四星球」これが彼らのキャッチコピー。
お笑いとロック音楽を足して2で割ったようなライブスタイルが、彼等の魅力。法被にブリーフというバカバカしい格好が、彼等の正装。ライブ中は、全身タイツに、ギター担当のまさやんお手製の段ボール小道具に身を包み、ドリフさながらのライブパフォーマンスを魅せる。ここまで聴くとどこが「泣ける」要素なのかわからないだろう。
でも、ライブに行ってみたらきっとわかる。シンガー担当北島康雄が、ライブ中に語るMCや間奏中の言葉の節々には、なぜか人を泣かせ、魅了する言葉があるのだ。彼はこういう。
「音楽を奏でることがlive ライブなら、ライブは生き物。人生かけてライブやりに来ました。」
彼の描く詩にも、彼の考えるワンマンライブの構成にも、そして決して上手いとは言えない彼の歌声にも、誰にも真似はできない彼の魅力があるのだ。それにファンは魅力され、1年に何度もライブに訪れる。同じライブは2度とないのだ。

是非、彼等のライブにコロナの状況が、終わったらみんな足を運んでみてほしい。そして、四星球、ニューアルバム『ガッツ?エンターテイメント』は、2/17に発売予定だ。
そちらも是非、手に取って目で歌詞を読み、耳で音楽を聴いてみてほしい。

キリング・ストーキング
10

最高な理由

カラー作品であり、作画がすごくいい。グロ描写もあるが、主人公などに深いストーリーがありすごく見やすい作品。
主人公の気持ちが絵と言葉で表現されており、監禁系なのですが監禁してる側も最初はひどいことをするが内心はあなたがいないとだめだという気持ちがあったりで、ストーリー展開も素晴らしく、主人公二人の依存関係が成立していく過程がすごくいいです。
また、内容はすごく暗いのに、自分の心を動かしたり病気やネグレクト家庭内暴力、など今の社会の問題視されているものに対しても描かれいて終始緊張感ありました。
またカラーなため、マンガが苦手という方も、アニメを見てる気分で見れるのですごくいいです。また監禁してる側の主人公の母親との関係、一人で住んでいる理由という、などが途中途中でかかれており、しっかりみたらここで伏線回収されていたりしており、読んでいて時間を忘れるくらい面白いです。
途中早く見たい気持ちがたかぶり、最終話まで一気に買ってしまったり、すごく面白いものとなっています。
しかしBL、グロ、暴力系が苦手な方にはおすすめは出来ない作品です。あとは精神的にきつい方もおすすめできないです。
カラー作品が好きな方、マンガよりアニメが好きBLが好きなどの方はすごくはまる作品だと思います。

フェイク(映画)
10

ギャングとFBIの禁断の友情

「フェイク」は、ギャング映画の巨匠マーティン・スコセッシ監督の衝撃作で、アルパチーノとジョニー・デップが共演を果たしたギャング映画。
ギャングのボスを務めるアルパチーノ演じるレフティーの下に突如現れたジョニー・デップ演じるドニー。自分の息子と同世代のドニーに並々ならぬ友情を感じ、彼は、何があってもドニーのことを守ることを誓う。一方で、妻と三人の娘を抱えるドニーは自分の生活とスパイ生活のバランスを保つことが出来ず、苦悩の日々を送る。妻に別れを告げられ、悲しみに暮れるドニーであったが、彼の心の支えとなったのは調査対象であり、敵であるギャングのレフティーであった。ドニーの中に徐々に芽生える禁じられた友情をドニーの側から細かく描いた友情ストーリー。ドニーの出した答えとは。
「グッドフェローズ」で知られるマーティン・スコセッシ監督の描く、恐ろしくも興味深い数多くのギャングたちとそれに対抗するFBI。キャラクター性豊かな映画の中でのジョニー・デップとアルパチーノによる演技合戦。二大俳優によるギャングとFBIの抗争は目を見張る。撮影されたのは二十年以上前だが、そのクオリティは現代の映画に勝るとも劣らない。

死霊の盆踊り
1

史上最悪の映画?「死霊の盆踊り」について

皆さん、つまらない映画を見るとどういう気持ちになりますか?イラつく、ガッカリするなど反応は人それぞれだと思います。しかし、世の中には、つまらな過ぎて逆に称賛される映画があります。それが、今回レビューする「死霊の盆踊り」です。「死霊の盆踊り」は、1965年にA.C.スティーブン監督によって作られた映画です。なお脚本は、アメリカで最低と言われた映画監督である、エド・ウッドが担当しています。
ではこの作品、一体どこがつまらないのでしょうか。それは、ストーリーらしいストーリーがない事です。カップルが謎のエロい踊りを強制的に見させられる。これが、死霊の盆踊りという映画の全てです。そこには、メッセージ性や芸術性などありません。ただ、エロい踊りをする哀れなカップルを92分間見なくてはならない映画です。では、こんな訳の分からない映画が何故称賛されているのでしょうか。実は、先ほど紹介したエド・ウッドは、アメリカではつまらない映画監督として、一部でカルト的な人気を誇っているのです。シザーハンズで知られるティム・バートン監督によってエド・ウッド監督の生涯が映画化された事もあるほど、一部で熱狂的な支持を集めています。また、日本でも1987年に東京ファンタスティック映画祭に出品される予定が、土壇場で不合格になった事から「公式不合格作品」としてネタにされ、話題になりました。こうして、この作品は伝説のクソ映画としての称号を欲しいがままにしました。もし、皆さんが何かしらの理由でつまらない映画を見なくてはならない場面に遭遇したなら、「死霊の盆踊り」を候補に加えてみてはいかがでしょう。もっとも、そんな場面、遭遇しない方がいいのですが。