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leezemercure4のレビュー・評価・感想

【推しの子】 / Oshi no Ko
10

まずは見て

2023年の4月にアニメ化された『【推しの子】』が、とても熱くて面白いです。
「アイドル育成」「成長物語」もしくは「アイドルを推すファンから見た物語」と思って読み始めた私ですが、1話でボリュームがあり、展開が凄くて「そう来る?」っていう驚きがありました。

「ラノベから漫画になったのかな」と思わせるくらい物語が凝っていて、見応えがあります。可愛いイラストだけでなくリアリティがあるお話が凄く面白いです。キャラクターも個性豊かで、心情が細かに描かれているので、どのキャラクターも魅力的で推せてしまいます。
夢に向かってキラキラしている時や応援したくなるような「ほんかわ」な場面もあれば、シリアスだったり、かっこいいところ、ズバっと言ってしまえる爽快感もあります。
「アイドルが成長していく姿を見守る」というよりも、努力にプラスして天性のスター気質を持った子の話なので、「この子なら何をやらせても最強な女の子」という点も好きです。

かっこいいに全振りしてても推せますが、アイドルとして「可愛くて強い女の子」を推すのもいいと思います。アニメになった時の迫力も凄く、綺麗で素敵な声がついたアニメもぜひ見て欲しいです。話の展開にびっくりすると思うのでまずはアニメからでも見て欲しいです。

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

熱い気持ちを思い出させてくれる漫画

バレーボールが大好きだけど、下手くそな主人公。
それでも「バレーボールが好き!!」という思いだけで、前に進み、いろんな人と出会い、いろんな経験をし、バレーボール選手としても、1人の人間としてもどんどん成長していくストーリーです。「好き」という熱い思いが、上手いとか下手とか関係なく、行動を起こすきっかけになり、行動を起こした先にチャンスがあり、青春時代のガムシャラな自分と重ねてみたりして、とても懐かしく思いました。しかし、その一方で「今」の自分を見たときに、そこまで熱い気持ちを持って何かに取り組んでいることもなく、少し虚しくもなりました。アニメを通してもう一度何かに熱中できるものを見つけたい!!出会いたい!!と強く思うようになり、以前から気になっていたハンドメイドを始めました。まだまだ自分が表現したいデザインが曖昧だったり、上手に表現出来なかったりで、もどかしいことが多いですが、とても楽しくて、下手くそだけどそれなりに形に出来るようになってきたことがとても嬉しいです。いくつになっても、「○○が好き!!」という気持ちが原動力になるんだなと、だから、そういう純粋な気持ちをこれからも大事に大事にしたいなと思いました。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
8

ダニエル・クレイグのボンドは最後。

今回はラミ・マレックが出ているので楽しみでした。最初予告で彼を見た時、誰だっけどこかで見たような…ってフレディ・マーキュリーじゃんとうれしくなりました。顔が特徴的だから、存在感がでていいと思います。なんか恰好とかもね、おもしろいですし。もっと掘り下げてもええんやでって思いました。
今回、ダニエル・クレイグのジェームス・ボンドが最後ということでとても寂しく思います。でも、年だから仕方ないのかなと思ったけど、全然かっこよかったです。アクションもすごいし、これぞジェームス・ボンドっていう感じ。最後まで、ああ、かっこいい、さすがボンドっと思いながら見れました。
今回の敵は結構、単発の敵っぽい感じだったので前作を復習しなくてもわかりやすいかなという印象です。でも、最後の最後には今までのボンドを振り返ってというか、ずっと応援していたファンに向けての演出なんかもあり、ほんとジェームス・ボンドシリーズは長い間愛されているんだなってのが見てとれました。最後の最後まで見ていってほしいです。
最初、青い目のジェームス・ボンドが出てきたときは、えっと思ったけど、今ではダニエル・クレイグじゃないとボンドとは思えません。今度は誰がボンドになるんだろう?それも楽しみだったりします。

シェイプ・オブ・ウォーター / The Shape of Water
10

想像を超える美的映画

冷戦時代というまだ女性よりもはるかに男性の地位が高いときに、言葉が話せないというハンディキャップを持ち、他人とあまりなじめずにいる主人公の女性が、自分が清掃員として働いている政府の研究所で人間ではない不思議な生物と巡り合う。言葉が通じない同士だからこそ、何か通じるものがある。強い絆が生まれ、お互いが必要としあい、普通の恋愛のように主人公は次第に彼の心に惹かれていき、ついに人生をともにする選択をしてしまう。ハンディキャップを持つ女性と得体のしれない生物を恋に落とさせるという常軌を逸した発想は、芸術的美であり、視聴者に衝撃を与えること間違いない。彼らの恋愛を尊いと思えるそんな映画だからこそ、恋愛にはいろんな形がありどんな形であれども許されるべきものなのだと再認識させてくれる。得体のしれない生物が管理されている研究室に度々足を運ぶようになる主人公は、初めて恋愛をして彼に会うまで待っていられないという少女のようで、相手が誰であろうとも応援したくなってしまう。そして、この生物の未知の世界に放り込まれて無知なことが多くてとも彼女を守ろうとする逞しさもまた、視聴者の心を鷲掴みにする。想像を超えた恋愛だからこそ尚、美しいと思わせる。

ARIA / アリア / AQUA / アクア / ARIA The ANIMATION / ARIA The NATURAL / ARIA The ORIGINATION
9

ARIA

この作品は、少々古いアニメーション作品ではありますが3期まで放送、OVA、繰り返される再放送また映画も公開されとても良い作品だと思われます。
このアニメは、いわゆる悪い奴らを懲らしめるとか、学園もので主人公とヒロインとのラブコメ等が主軸の深夜アニメ帯で放送されていたヒーリングアニメ、という言い方が正しいのか分かりませんが、心が癒されるアニメです。
疲れ切っている現代人にとてもピッタリだと思います。

簡単にいえば見習いの娘が住み込みで働き周りの上司やお友達とのふれあいを通して成長していくお話で内容は勿論ですが、アニメーションが素晴らしい事この上ないです。今は他にもCGの技術向上で感動する作品が多くなってきてはいますが、正直見劣りしてはいません。

さらにそこに声優さんの技量も相まって、もっと認知度があっても良いと思いますが、やはり当時の時代の流れには乗れなかっただけかもしれません。

この疲れ切っている現代人、心にゆとりがなくなっている現代人、ありがとう、と心から言う事を久しくしていない現代人、そして、鬼になった妹を人間に戻すあの作品で涙はとうに枯れ果てたと思っている現代人、一度見てみるのは、間違いではないと確信しております。